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{引用=

今年の 年越しそば は、ひと味違うのよ

当ててみてよ

「ん? スープが違う?」

そう!

なんでしょう?

「 おぉ 味噌か 」




こんな男 ....
チカラなんて
あっても
ひとりぽっちじゃ
意味ナイじゃない

よけいに
孤独を
知るだけだもの

守るべきモノが
ないと
チカラさえ使えないし

そんなの
要らないね
{引用=瑠美ちゃん、3百円のフカヒレラーメン
本物のフカヒレは入っているの?

理恵ちゃん、横浜中華街には行ったことない
一緒に行ってくれるの?



私たちは
フカヒレラーメン、
 ....
てぶくろ。モッズコート。
猫色の毛。革製品。
なんでもいい。あったかいもの。
骨の芯がやわらぐように、ラベンダー、ローズ、花梨、スーッとする匂い。甘く拡がる匂い。
アロマ。揺らぐほのお。
静 ....
さよならさよなら
聞いて、聞いて
まだ笑ってるね
まだ泣いてはだめ
だめだよ、えがおで

いっしょに おどって
忘れるまでくやしいなら叩け
わたしは大丈夫だから
 腕も足も折っていい ....
はじまることなんて

はじまることなんて何もなかったのに
まるではじまったかのように、どうすれば良かったのかな、なんて
そんなことを考える。 ぐるぐる ぐるぐると

わたしとあなたがう ....

ふたりを取り巻く環境は
変化の中で様子を
変えていきます



ふたりを包む景色は
四季の移りを
教えてくれます



ふたりの間を熱する空は
刻みの果てを
探し ....
世界とか行方とかについて
疲れてしまったから
無限とゼロの類似性は
数えられないことだと
簡単に片づけてしまう
いつのまにか求め合うことに
せっかちになった二人は

不要になる地平を燃 ....
さっきから押し黙ってばかりいる私の
ばかばかしい淋しがりに気付いて
なお不安定な距離感に揺れながら
愛にまかせて微笑っているのはふたり

希望に恐怖が染まる頃
恐怖は色鮮やかに花開いて
 ....
金色の野に魅せられた夕刻の空

どこかで産声をあげ
どこかで、
永い眠りへと就いた

心の奥底は昔
表面は今

曖昧な生の狭間で
何を見、
何を聞き、
何を残す


手元 ....
「人肌恋しくて、電話したの」

あなたは鼻で笑ったけど

口角を片側だけ上げて笑う

いつもの顔してるって わかってる

誰でもいいわけないじゃない

声聞きたくてさ ほんとに
 ....
弦の錆びたかわいいギターは
今も部屋の隅で無抗力なまま
あたしの声は小さく
でも幾分か端正に響く
少し、寒さを思い出させるあの感覚
甘ったるいホットチョコレートは
少しずつ温度を失っていく ....
壁の向こう側にあかるい未来が存在すると聞いた


あたしは未来が見てみたくて
その壁を乗り越えようと足掻き
ある時は穴を開けようともがいた


突然、風が吹いてきて 目に砂が入った
 ....
勢いベンツのSクラスで
裏通りのちっぽけなパーキングへ
恥も外聞もなく突っ込んだ
そこに無人契約機「むしん君」がある

「むしん君」は大切なトモダチだ、
たった今も20万円を引き出した
 ....
君の、何だか灼けにオヤジ臭い微笑い方が
ポーカーフェイスのこの僕に見事に感染したのはそう、あの夏が終わり随分と時間が経ってからだった。
会社の上司に、年の割に老けているだとか破棄がないだとか、そん ....
世界の片隅に咲く花を
うつくしいと言うことはできない
ぼくはその花を
見たことがないのだから
その花自身は
なにも語らないのだから

あなたが
浮かんでいる雲を見て
自分にも翼がほし ....
今の私には
「無」が多すぎる気がする

無感動
無表情
無意識
無意味
無駄
無いものねだり
食欲だって無いし
道標も無いけど

でももしかしたら
無限大
っていう
可能 ....
泣くなって言ってくれた
君の
笑顔はもはや今
輪郭だけ
最後の剥がれてしまいそうな
一枚の組織だけ

単純に君のぬくもりが欲しかった
、わけじゃない

君の誇りになりたかった
君 ....
(おしえて
 
そっとめをとじるだけでは
 くらやみのうまれるまえになってしまうから

 もうすこし おかおのみえるばしょで
 やさしく すいこんでほしい

 こどもだとおもっても
 ....
きみのことが目の中に入れば
どこかしら離れそうになる僕は
バス停待ち 同じベンチにさえ 座れない
2時と30分の位置くらいの時計距離で

夢にいこうかというさなかの瞬間
かきまぜながら ....
吐息でしか呼ばれない名前があって
あたしはこれまで彼女の手によって
数々の眠れない夜を越えてきた
けれど、近頃はめっきり彼女を必要とせず
夜をやり過ごせるようになった
おそらくこの先、大抵の ....
つかれたとき

まず つぶやいてみます。
もぉ あかんわ。。。

つぎに、もいっぱつ おいうちをかけます。
もぉ ほんま つかれ はてたわ。。。

そして ぐったりします。
ぐったり ....
泳ぐこどもの描く絵は
ぎこちなくてのびやかで 見る疲れ心地がよい
けして固まったりはせず
ことば固まってもおらず
夕日のうえを歩くような

ねむってしまっていたら
夏がこえてしまいそ ....
亀を飼うようになってから
やたら「かめ」という文字が
目について
木村カメラ店の「カメ」だけが
クローズアップされて見えたり
喫茶かもめを「かめ」と
読み間違えたり
脳の老化もあいまって ....
大地が 少し 揺れた

ここはパリなので
それは夢だと分かった

モノクロのカーテンの幕が
ゆっくりあがるように
日を目覚めさせる そういう揺れだ


意識の向こうに
黒く流れる ....
20世紀末、夏のうた
永遠に閉じ込められてしまった
チューズデイ・ガール

飛んで行きたくなるような青空
世界の終わりを想う
繰り返しのウィーク・デイ
ギターと末法思想と
煙草とミルク ....
おとうさん

ぼくが生まれたとき
祖父母が ぼくを溺愛し過ぎるから
「このままでは息子がダメになってしまう!」

滋賀県移住を本気で考えたそうやなぁ

もし ホンマに滋賀県に引っ越し ....
京阪電車で
素直に終点まで行けばよいものを
門真市でモノレールに乗り換える
車でも持っていないと
淀川の向こう側にはなかなか行かない
今日は変わった景色が見たかった
それだけのこと
もと ....
水面に揺れていた
ゆるやかに身体は倒れ
一番優しかった記憶に包まれる

透き通る青色を見ていた
ゆるやかな振動が伝わり
水中に炎の原型が生まれる

水中回帰

眠りの中で眠りながら ....
ひどい雷の翌日は
からりと晴れたりするのかと
勝手に思っていたのだが
どうもまだ続編があったようで
亀の水槽を掃除している最中に
また空がうなり始める
水槽に入れる
大小いくつかのレンガ ....
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