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入居見て日々数える敷居かな
ゐりいみ(て)ひにち(かぞえる)しきい(かな)
うるうると潤む舟見て歌津救う
うる(うると)ゆ(る)むふぬ(みてうた)つすくう
をろし味蓬ほのかに屠蘇凍り
をろ( ....
そいつは間違いなく蛇だった
カッと照りつくような夏の日
蛇はきまって現れる
1匹目は
小学校の時の夏休みのの暑い1日
隣町の海水浴場へ行った帰り道
その町の白いアスファルトの上に
小さな ....
「監督ぅ、ここの寸法はどのくらいにしたらいいんですかー」
越後工務店の若い職人が急ぎ言う
「そこは、rがこれくらいだから・・・」
サンダルを脱いで上に上がると
こっちをちょっと振り向いて監督が ....
あの閃光が忘れられようか
瞬時に街頭の三万は消え
圧しつぶされた暗闇の底で
五万の悲鳴は絶え
・
・
(中断)
ウズマクケムリガウスレルト
ビルディングの裂け目を縫うよ ....
蜆売車力木造鯵ヶ沢
大回遊秋刀魚塩焼柚子大根
不来方の初っ切り相撲の勝ち名乗り
季語は流通する
つんのめりながら流通する
枯れ野を越え、遠山を越え
関東平野を越えて流通する
人から人へと流通する
ある時は雪をかぶった
実南天のように可憐に
ある時は水辺に咲く
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