前を向いて歩こう
  すこしずつでいいから
  ゆっくり ゆっくりと

  でもね たまに立ち止まって
  後ろを振り向いてごらん

  そこには ほら
  あなたにしか見えない
 ....
雨の日の一日は哀しげ
眩い光が地上に届かない
太陽が恋しい

でも雨は全てを洗い流す
私の心の澱さえも浄化していく
さらさらと
しずしずと

雨もいつしか止んで
見える太陽は一層輝 ....
姿を現した下弦の月は
その身に赤いワインをなみなみ{ルビ湛たた}え
少しずつ傾けながら一滴二滴
色の無い世界が浸るまで
あの子の涙が染まるまで

夜の終わり色を失くした月高く
 ....
ずっと、将来や自分のために肩肘はってエイコラやってきましたが
結構、自分のためというのはしんどいです
失敗すると、たいていブルーになってしまいますから

これからは、誰かのために良いコピーをと ....
分かりました
と、子ネコは言って
二度と君を捕まえません
と、ネズミに約束したものの
握手しようとした指先から
鋭角の爪が伸びてきます。

分かりました
と、ネズミは言って
二度と君 ....
夜、高台に吹く風は
ほどよい冷気と湿り気を帯びて

ふわり

汗ばんだ髪をすり抜けて
着古したスエットを撫でて
僕の涙をもさらってゆくのです

「昔、イカロスという天 ....
心が素直さを

拒否し始めたら

キミの元へと向かうから

とびきりの笑顔を 

用意しておいて
晴天のあくる日雨の梅雨景色恋にもにて色美しき 朝日の当たる
マンションのベランダで

昨日の祈りで
天界へと返した霊たちに
伽羅の焼香をする

ミネラル水とミルク入りコーヒーを添えて

また 暑い夏がやってきます
あの日のよう ....
塩の臭いがした気がして
薄っすらと目を明ける
麻痺しているというのに
時々
思い出して
すぐに忘れる

寝返りをうった所
ペットボトルに足が当たって
空のボトルは
フローリングに
 ....
太陽はオレンジ色に重く熟れても
夜に染まるまいと
燦爛とラメを絞りだし扇子をはためかせ
アスファルトに積まれたり崩されてゆく影を
横目で睨みつけては光の地団駄を踏みつづける
ジュリアナ東京と ....
色褪せた壁に守られている
懐かしい匂い
ぼくはその匂いをかみしめながら
坂を駆け上る。
水びたしのカフェが
あなたと出会ったテーブルに
傷痕を残す
何かといえば
鉄塔がさえぎる ....
 先日、横浜詩人会が主催するイベントに行ってきた。JR関内駅から歩いて数分、横浜スタジアムの近くにあるZAIMという古いビルの中のミニシアターで行なわれたものだ。第一部は横浜詩人会会員によるポエトリー ....    一


寝息をたてている。
親父も最近、まるなったな。


福岡に住んでるとき、
一晩かけて車で京都に帰ってきて
舟岡山で大文字をみるのが毎年夏休みの楽しみでさ、
兄弟三 ....
川のむこうにいる君に
小さな僕ができること
ほんの少しでも あるはずだ きっとあるはずだ
だから僕は叫ぶから 君は笑ってもいいから
どうか 声だけ とどきますように

生きてるだけでいいじ ....
嫌なことなんて
なんにもないのに

静かな悲しみが
満ちてくる
未来なしの今だから

今を生きている私です

まいにちの

ちいさな喜び

見つけることが得意です


過去の泥ぬま怖いです

こんどの手術はお断りです


未来なしの ....
灰色の大気に支配されたこの世界は
狂気の如く廻り続ける。

それはまるで
角のない{ルビ賽子=サイコロ}のように。

答えを導き出すこともなく、
宇宙の隅で停止することもなく、
誰かの ....
精神科さんの小難しい専門書をひもとくと、学習理論、というものがあります。
学習理論:人間の行動はある一定の報酬に基づいて行われる、報酬がともなうなら
     その行動は強化される。人間の心理状態 ....
ハロー傷心の君
ハロー寂しがり屋の君
ハローなんだか疲れちゃった君
ハロー僕の声が聞こえますか?
世の中はなんだか少し複雑だけど
子供の頃を思い出してご覧よ
世界は本当は単純なんだ
あの ....
仕事の帰り道、赤の信号で止まる
自転車に乗りながら君をふと思い出す いつものように

どんなにきれいな景色を見ても
ものたりない
ずっと これからずっとものたりない
もう会えないのに会いた ....
大仏のつぶやき
 「しびれる〜」

ミケランジェロのつぶやき
 「はずぃ〜」

夜の空き地のつぶやき
 「猫、強っ」

2000円札のつぶやき
 「もっと使こて〜」
ひとつのボタンがあります

ボタンの横に
「このボタンを絶対押してはいけません」と書いた貼り紙が


押してみたくなりませんか?


人間とは「 やってはいけない 」と言われれば
 ....
これは

その日もまた風の吹く日で
風の吹く日の桟橋は弾んだ
黒い深い雲は西へと進み
それでいて天上から尽きる事はなかった
赤銅色の鉄板が跳ね上がる
同色の鎖は少しも流れていかないように ....
その人の
麦藁帽子の影落とし
額の重さが
夏になった
ふたたび、「愛」というものをかんがえた

それは、綺麗で、尊く、輝いているもの

ひとをあたたかくつつみこむ

「愛」は、ただそこに有り続ける、ひかり

   「愛」

やはり ....
書庫の扉を開ける
水の中になってる
たぶん海なのだと思う
昨日まで資料や本の類だったものが
魚みたいに泳ぎ回っている
手を伸ばして一冊つかまえる
ページを開くようにお腹を指で裂くと
文字 ....
 
僕はいつになったら日本人をやめられるだろう!
僕らはいつになったら地球人になれるだろう!
 
nan-nan-nanan-na"
nanan-na"
nan-nan ....
北側のカーテン押しのけて
今年も寒い夜が来た

君の吐き出すコトバが
曇って見えるようになった


  誰かの背中にしがみついた
  君の心は いったい…

僕のスベテを君にあげる ....
燻るものを



放り投げた

遠くまで


知らない振りした

今もずっと



変わりのない日常

麻痺したリズム



日が昇り

日が落ちる

 ....
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