ピンクの木馬に乗ったのよ
とがってて
おしりがとっても痛いけど
とびきりピンクが
好きなわけでもないけれど
ピンクの木馬に乗ったのよ

不思議の国の入り口で
王様の目をし ....
誰もわかってくれないと
思っているのは
誰にでもわかっていることで
誰もがわかっていると
思っていることは
誰もがわかっていない

それでもどこかが
つながっているようで
そのつなが ....
学生による自殺関連の報道が増えている。
イジメと直結して考える人も多い。
イジメだけが、自殺の原因じゃない。
それでも、殺しが少ないのは、矢張り報道に依る処が大きいだろう。
テレビを見て、「あ ....
陽を見て満ちるは誰が思い。
その重きに耐えかね
今、赤く染まり、傾きぬ。  ....
少年ピエロがステージ終えて
一人夜道を歩いているよ
今日も上手く演じきった
問題なんて何もないのさ

商店街の裏道を抜ける
街灯の明かりさえ
闇に飲み込まれそうだ
道連れになってしまい ....
あなたが
 愛してるよ
  と言ったときに

わたしも
 愛してるわ
  と言えばいいのだ

だのにわたしは
 もう知らない!
  と言ってしまう

それはあなたが
 ご ....
長い長い階段を
ずっと一人で上っていくと
大きな広場が
目の前に広がっている

そこでは言葉たちが
浮いたり飛んでいたり
大きかったり微かだったり

言葉と人が当たったり
言葉と言 ....
?.


一日中ひどかった雨も小降りになって
窓から見る白樺の木は
ここ最近やっと葉を落とし始め
冬時間に変わって
六時にはもう日が暮れてしまうようになった
公園の明かりは ....
幸せです
あなたがいて
私がいて
食事をできることが

幸せです
あなたが食す物と
同じ物を
私も胃の中に
入れている

本当はそれはとても好きだけど
あな ....
朝起きて
ミドリ色になった体を見て
本当は少し安心したよ

これでもう
苛められても
蔑まれても
虐げられても

『僕の体がミドリだから』
そうやって言い訳できる  ....
柵の外には自由が溢れているのに
何故か人は柵の中で生きる
ちょっと跨げば乗り越えられるのに
誰も跨ごうとはしない
自由の身になることを恐れ
しがらみから解き放たれることを拒絶し
狭い柵の中 ....
のんちゃんは首をかしげました
(どうちて、うちゅーには、くうきがないの?

神様は、深く息を吸い込み
腕組みをしました

(ねぇ、どちて?
(ねぇ、ねぇ、どおちて?

眉間に皺をよせ ....
毒されたと言うのか
見る目がないと言うのか
君は

どさくさに紛れている

心は足元にあって
首は鞄の中にあって

見つからない見つからない
どこまで腕を這わせても
見つからない ....
僕は単なる嫌われ者

皆から好かれようと思うから

逆に嫌われるんだ

皆から好かれようと行動するから

逆に嫌われるだ

皆が僕を好んではくれない

そうするから、疲 ....
季節を告げる冬の風
小さな針が通り過ぎ
丘の上には枯れ草が
乾いた音を響かせる

季節を想う冬の風
微かな球がかすめ飛び
森の中には枯れ枝が
きしんだ声を届かせる

寂寞とした景色 ....
おいしいもの
きみと一緒だと2倍おいしい

だってほら
ひとりじゃおいしーって叫べないし
ひとくちちょうだいって
おいしいものふたつ味わえる

きれいな景色
きみと ....
新幹線の方が楽だろうに
母はいつも
鈍行列車にゆられてやってくる
孫娘の成長のたびに
少ないけど
と、袋を差し出す指先は
黄色く乾いている

風邪ひいてないか、とか
おまえは季節の変 ....
きれいな物はなんでも好きよ
雪が積もった時の睫毛や
私の口づけを求めるときの
少し荒めの白い吐息は
まるで水蒸気の妖精の舞

歩いた後にほわっと匂う薫りや
私を抉るときの指の ....
時が動いているから
飲みかけのコーヒーの熱は
どんどん放れてゆく

時が動いているから
人を愛する気持ちが
どんどん高まってゆく

時が止まってしまったら
花は散らない

時が止 ....
たとえば
あたしがこうしてパソコンに向かっている間
森林がものすごい勢いで消えていって
いくつもの種類の生き物が絶滅していたり

たとえば
あたしがタバコを一本吸っている間
死を決意する ....
今日、久しぶりに実家から荷物が送られてきた

中身を開けてみると、食材がぎっしりと詰まっていた

料理は今までのバイト経験で得意だから

一様レシピと手紙が添えられていたが

自分 ....
生まれたばかりの言葉は
まだ何も見えなくて
朝の光と音だけを
感じるままに反応する

言葉は意識を持ちはじめ
ようやく言葉は
言葉として目覚める

言葉は
見えるところへと
届く ....
怖かったんだろうね
 風が死んでたりしたろうから
  ビルヂングが アロガントに まばたきもせずに
   夜空を おまえを 無視したりしてたろうから   


今日 ....
命からがら逃げて参りました
どこにもゆく当てなどはございませんが
走れるだけ走って
時に歩いて、
また走って
ここまで辿り尽きました

しかしここはゴールなのでしょうか
 ....
今だってこんなふうに並列される風景だから
昔はもっと、単純だったように思う
思い出したいことは泡に溶けていくように


雨よりも深いところで打たれてみたり
風に引かれていく後ろ髪だったり
 ....
遥か遠い昔
この海は空だった
雲の上を魚が泳いでいた
魚たちはいつも
海を見下ろしていた

遥か遠い昔
この空は海だった
水の中を鳥が飛んでいた
鳥たちはいつも
空を見上げていた
 ....
ここは田舎町だから
電車の中はいつもの様子
ポツンポツンと
どこに座れば良いのか
迷ってしまう
どうせ辿り着いてしまう

ガタンゴトン
揺れる
窓の外には
見慣れているという
さ ....
本当は大好きなくせに
本当は抱きたいくせに
「そうしない方が僕等の為だ」なんて
シラフなのに言わないで
噴き出しちゃうじゃないの

ねぇ
本当は抱きしめたいんでしょ?
髪を撫でて匂いを ....
{ルビ銀=しろかね}の雪が空より
舞ひ落つる冬枯れの森
侘びしかる風の音聞けば
時移る草葉の思ひ

細やかに流るる川は
透き落つる冬枯れの森
悲しかる水の音聞けば
時映る雫の思ひ

 ....
一片のことばに、
色がなくても、
それでいい。

一編の詩として、
彼らが息づいていれば、
それでいい。

どんなに醜い、
汚物であっても、
それで ....
山崎 風雅さんのおすすめリスト(1310)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ピンクの木馬- なかがわ ...自由詩6*06-11-19
誰もわかってくれない- ぽえむ君自由詩13*06-11-18
独り言- 虹村 凌未詩・独白7*06-11-18
今さら改めて- ネコ助自由詩3*06-11-18
少年ピエロⅡ- 青山スイ自由詩1806-11-18
ごめんなさいの代わりに- lazy自由詩7*06-11-18
言葉の広場- ぽえむ君自由詩10*06-11-18
漂流- 水在らあ ...自由詩32*06-11-18
幸福な食卓- なかがわ ...自由詩4*06-11-18
ミドリ色の言い訳- なかがわ ...自由詩2*06-11-18
どうしようもないこと- 恋月 ぴ ...自由詩37*06-11-17
のんちゃんと神様- 佐野権太未詩・独白14*06-11-17
自然のしくみ- アサリナ自由詩9*06-11-17
嫌われ者- DirectConnec ...自由詩4*06-11-17
季節を想う冬の風- ぽえむ君自由詩11*06-11-17
しぇあ- lazy自由詩6*06-11-17
おつり- 佐野権太自由詩28*06-11-17
美しき物- なかがわ ...自由詩8*06-11-17
時が動いているから- ぽえむ君自由詩15*06-11-16
たとえば- ごまたれ自由詩12*06-11-16
荷物- DirectConnec ...未詩・独白8*06-11-16
言葉は朝に生まれ夜に翔け上がる- ぽえむ君自由詩11*06-11-16
遠叫(TOKYO)- 水在らあ ...自由詩39*06-11-16
その果てと、その始まりと- なかがわ ...自由詩4*06-11-16
with- 霜天自由詩906-11-16
いつしか人は道具になった- ぽえむ君自由詩13*06-11-15
車窓- 青山スイ自由詩6906-11-15
お店をでたら- 虹村 凌自由詩7*06-11-15
冬枯れの森- ぽえむ君自由詩12*06-11-15
「_わたしの詩。_」- PULL.自由詩19*06-11-15

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