なつのよる、満月の路や
夕暮れてゆく公園、回旋塔の下や
線香花火が咲いた、一瞬の光の下で
見つけた
かげぼうろたち
かじってみたら
やさしくほどける
ほおってみたら
ふうわり浮かぶ
 ....
Ken Sugar 🌏 kensugar.bsky.social
@ken_sugar
8月27日
(今回のホームタウンデマ騒動、個人的に何が恐ろ
しかったかと言うと、「普通の日本人」に潜む醜 ....
京都にいた頃、
付き合っていた京男Nが、大の釣り好きで、バイクの後ろに乗っけられ、よく琵琶湖へバス釣りに行った。

Nと私の共通の友達、徳島出身のSも釣り好きで、三人でよく琵琶湖に行った。
S ....
君が送ってくれた写真
緑のアーチ
まっすぐ続く道
知らない風景なのに
あたたかく懐かしい
それは君が歩いた道だから

いつか歩いてみたい
君のいるところへ訪ねていきたい
傷だらけだと ....
○「ユーモア」

ちょっとユーモアを
考えるだけで
心の緊張がゆるむ

ちょっとユーモアを
言うだけで
人間関係がおだやかになる

若い人も高齢者も
ちょっとユーモアを
持とう ....
きっと もう来てるけれど

秋の気配を 

まだ感じさせないで

職場へ向かう道すがら

広い空地は雑草の森

鈴虫合唱が右側から覆ってくる

自転車のスピードを上げてすり抜け ....
僕は自分で自分をつぶしてしまうだろう
社会というものが押しつぶす前に
そこから逃れる術を知りながら
がんじがらめに縛りつけ
首を絞める

だから今のうちに言っておこう
落ち着いて景色を眺 ....
光、空を渡り雲を明るめて、黒雲に消える
雲の境はおぼろでも
明暗はくっきり
それを喜び
生あるかぎり見つめ、ことばに移したい
はじまりの喜び――生と自然の現象に触れると
わたしは薄れ
底 ....
鏡像だと、
この私は飽くまでも
私そのものの
この肉身鏡に映る
像なのだと
そうしてけれども、
その鏡像を
未来の新たな私そのものに
育て上げ自立させるのが
この私と云う意志意識なの ....
  〇


ぽつぽつ、と、将棋盤が降ってきた。と思う間もなく、将棋盤が激しく降り出した。じゃじゃ降りの将棋盤のなか、道に溜まった将棋盤を一つまたいだ。街中が将棋盤に濡れて、びしょびしょだった ....
狼たちは咆哮を繰り返しながら血の匂いがする方角へ走る、真夜中はほんの少し音の響きがいい、俺は群れを横目で見ながらすれ違う、それは結局のところ社会の一員であることと同じなのだ、オリジナルという観念が .... 森は未だ騒乱の蝉しぐれ
鳴き声はやまず 
けれども、
風に 壁を這う色付く蔦のあやうい一葉の、はかなく落ちる季節の警鐘
浸食の始まりはきまって、誰もきづかず
無慈悲にも 足をひそめてやってく ....
なぜ
私が “はな” だと思うの?

美しく咲きたがっているように
見えるの?

いいえ、
私はアマゾネス。
愛するひとと
共に生きられなかった代わりに
そのひとを護る盾となり
 ....
毎年職場で書かされる
自分の強み
取り柄のない僕には
苦痛の制度だ
働いていてもなお
自分を売り込んでいかなくちゃならない

強みのある人は
どんどん昇進するのだろう

自分の強み ....
割ってもひよこは生まれない
そいつは無精卵だ
格安スーパーの特売品みたいに
みんな争って手を出すものだから
ころがっているようにでも見えたのか
だが動いているのは回りだけ
ひとの渦 ことば ....
物思いにふけることは
とても意義深いこと
その姿も神々しい
誰だって物思いにふけったりする

外部の条件を整えることが
生きる目的ではない
生きる目的に達するには
さとらねばならない
 ....
 
 熱をはなつ太陽の勇みつつ
 南向きの居室で
 網戸から吹きこむ風が
 日焼けした畳をなぞっていく

 座敷机の榊立てに生けられた榊は
 光のかすかな痺れに
 微睡みながら
 忍 ....
思考活動の絶えることなく
たてまわりよこまわり
鈴の音鳴らし続けて
脳髄に絶えず足音残し
次第に頭の周りを廻りいき
浜辺に打ち寄せる波の周期か
私の覚醒意識に感じ取れるもの

くるくる ....
ぎっくり腰は正式には

急性腰痛症という

背中に杭を打ち込まれたか

どうやって立つのか分からなくなった

東司へ行く恐怖

行かねばならぬのに 

近くて果てしなく遠い ....
猛暑なんだから
根性なんて出さなくていい
調子に乗ったな

激しい頭痛と
目の前チカチカ
冷やさないと
水を飲まないと
調子に乗ったな

猛暑なんだから
根性なんて出さなくていい ....
 心の跳ねとぶような白に
 目を見張る
 おおよそ神秘な所で
 香り咲いた月下美人
 
 一夜、月の輝きのなかへ
 身をなげだし
 実もつけない花の
 湧きあがる純白は何故
 そんな ....
新横浜駅を降りてから

どうやって そこに辿り着いたやら

彼が教えてくれた家の間取りは

手紙に描かれた図の通り

他愛も無い話は ビールを飲みながら

お互い 何を考えているか ....
地面に落ちたふたつの実はもうどうすることも出来ないほど腐り果てていて、ああこのまま土に還るのだと…少し悲しい気持ちになりもしたけれど、でもそれは無駄なことではないのだと気付いてはっとした、それを食 ....  八月六日、ひさしぶりに雨が降り、午後は合羽を着た。気温もさほど高くなく、空調服は着ずに作業した。草刈り作業であったが、この雨降らずの天気で草丈は伸びず、土埃舞うぺんぺん草を刈り取るというレベルだった .... 弱い
自分を
弱いと
認める
ところから始める。ああ
ある人がこう言ってくれた
自分の弱さを自分で認められる人は
ある意味強い人だよ、と

人は変わる
人のこころも変わる
変わら ....
自然公園には干乾びた人々の夢が沢山落葉に埋もれていて今日の俺の漠然とした恐れもそのひとつとして零れ落ちていく、時折灰が降るような音がするのはそいつらが騒いでいるのか、午後は痴呆症の老人の笑みのような幸 .... 午前に怒り狂った、
土砂降り雨の冠水が、
いつの間にか、
みずいろの夏空へとすべて蒸発していて、
まるで、まる顔の笑顔のように膨らみにふくらんだ、
にゅうどう雲、
が、たくさん湧き出ている ....
時の海へ漕ぎだして
ふたりで過去を掬おうか
それはとても冥いのに
きんの粒子は煌めいて
さらさらさらと溢れては
懐かしい木霊を連れてくる

刻の海へ繰り出して
あなたと未来を掴もうか
 ....
部屋の隅に転がった昨日の俺が奇妙な声を上げながら塵になって消えて行く、別に心残りなどあるわけでもなかったし生きながら化ける理由なんてものもあるはずはなかった、けれどそれが例えば俺とはまるで関係の無 .... {ルビ小夜=さよ}、{ルビ小雨=こさめ}降りやまぬ{ルビ埋井=うもれゐ}の{ルビ傍=かた}へ、
{ルビ遠近=をちこち}に{ルビ窪=くぼ}溜まる泥水、泥の水流るる廃庭を

葉から葉へ、葉から葉 ....
ジム・プリマスさんのおすすめリスト(1408)
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