ちょんぎられた支援の端
暑苦しく嫌な顔をして高齢男性に説明を繰り返す
区役所の障害者支援係の職員
隣の子育て支援の係はというと
誰も客がいなくて暇そうに楽しくおしゃべりしている
女性のアルバ ....
浅い春が来て
きみの肩先から
ふたばが芽吹く

冬の熱量が
熱ければ熱かったほど それは
あどけなく
ふるふる
ほころぶ

目をはなしたすきに
ひとひらの蝶になって
とびたった ....
風熱を
食みながら
生き始める思考、
静やかに涼やかに
銀鈴の白波の
連なり鳴らし
言の葉の群れ
次々集めながら
自らの力動貫いて

 肉体と云う
  器がしんどくなれば
   ....
朝のドラマを見終わった途端母が涙目で
「住んでいる家を売り払って財産として三分割する」と言い出した
そのドラマの内容は主人公の学生時代の友人が封建的な家制度に縛られ
横暴な夫にも悩まされた挙句そ ....
財布の中に右耳を見つけた
最近コインの音ばかりするな
と感じたのはこれだったのか
お金を取り出して
代わりに草原を入れておいた
これでいつでも
風にそよぐ草の様子を
聞くことがで ....
散歩から帰ってきた母と入れ替わりに私も外へ出た
6時を過ぎたばかりの夕方の空はまだ明るい
スロープ状の坂を下って土手へ降りると
むうっとした草独特の臭いがマスク越しでも鼻についた
手入れもされ ....
https://www.youtube.com/watch?v=D5rDUcWIDcg

境界線の死体の上にベタベタと張られたシール
散乱した呪物の破損具合が叫んでいる明日
君は昨日死体安 ....
ときおり、ビビッと飛び立つカワガラスの刹那が、凡庸な1日を僅かに輝かせてくれるけれど、私はまるで重量の失われた物体のように空に向かって昇っている気すらした

雪は降りしきり、私は屋根の上で雪を下ろ ....
貧乏長屋に住む娘が、
隣の笠張り浪人にご飯を差し入れている内、
恋仲になった。
が、実はこの浪人、天下の将軍様だ。
いきなり将軍様から御台所に望まれ、
江戸城の壮麗な姿に、
「あたい、無理 ....
とてもとても
とほいとほい
処から
やって来る風
からだからだと
纏わりつき
からだの輪郭
形づくり
わたしの身体
通り途として
すぅうと抜け
アホイと
明るむ空の青に
挨拶 ....
些細な日常のことでもすぐ喧嘩になる
お互いが酷い言葉を投げかけあっても
いつのまにか何もなかったかのように元通りに笑い合う
お互いわがままを言い合い許し合う
私にとって母は母でもあり姉妹でもあ ....
奏者は愛おしそうに
艶やかなボディをひと撫でし
ため息をついて弓を構えた

最初は軽く軽く
羽根のように優しく奏でる
ヴァイオリンは直ぐに応え
小刻みな小さな音で震え求めた

ヴァイ ....
チリリンチリリン
響きの音の
風吹き抜けながら
脳髄震わせ
チリリンチリリン
うねり始める

風が思考を呼んでいる
思考が風を呼んでいる

風が思考を
思考を風がと
呼び交わす ....
寒い日は プリンたべたい
寒い 寒い プリン プリン
プリンは からだがあったまる
風邪も なおります
(個人差 あります) 

プリンは プリン体がたまりますか
どうだったでしょうか
 ....
少しがさついた指先が冷たくて
それでも「有り難う」という言葉が
何だか妙にあたたかい

特に大それた事をした訳ではない
ただ、世知辛い社会から追い出され
家も家族も失った人達に
水のよう ....
地は堕ち人々の叫びが聞こえる
笑い合った家族が一瞬にして哀しみに変わる
疲れ切った人々の朦朧とした現実
瓦礫の下に生き埋めとなった人々の無念な嘆き

年の始まりが自然による災いの炎と化す
 ....
朝に行き交う人々の
一人一人の顔を見定めて

誰一人からも救い手のない
自分自身を改めて見定めて
ふっと安堵しすっこ抜け

東京の新年の日々は快晴続き
透空澄み渡り青い明るみの
只々 ....
「留置所暮らし」夫の厚情のおかげで、
全科はついておりませんが、
夫の首を切った時、
留置所暮らしを経験しております。
2ヶ月半くらいでしょうか。
その時に、2ヶ月以上絶食しても、
ポカリ ....
 ある種の神秘家は曖昧な感情世界に沈潜し、
ゲーテは明確な理念世界に沈潜する。
一面的な神秘家は明確な理念を軽蔑する。
明確なものは表面的だと思っている。
生きた理念界に沈潜する人が何をどう感 ....
こたつに眠るねこを
羨みながら 外に出る
今日もあなたのいる場所へ向かう

小雨が 雪に
ここは山だから
どんどん降ってきた
強い風に消えそうな灯しびを
手でふさぐ
あわてて落ち ....
君が去って行った方角から
雪の匂いがする
さようならと引き換えに
雪雲を連れて来る
笑い合った日の空気は
すっかり消えてしまった
どんなに懐かしんでも
現実に戻ることはない
儚い夢のよ ....
ああ
私はもっと
ひとことひとことを大事にすべきなのだ

百文字の世界で詩を書いた

削らなければ詩にならない
伝わらなければ意味がない

吟味して吟味して書いていた

そんなこ ....
人間は観察を通して自然の外側を学び、
自然の奥に存する衝動は、
人間自身の内部で主観的な体験となって現れる。
人間の主観的な体験は、
哲学による世界考察や芸術鑑賞、芸術創造の中で、
客観的な ....
寝床に沈み込んで壊死した夢が肉体に浸透して悪い気分になる、細胞の拒否反応、対応策の無い流行風邪みたいなさむけと身体の痛み、何も起こってはいないのに酷く摩耗している、油の切れた機械になってしまったか .... おはようございます。

投稿は、出来るだけ一度ですむように、
努力します。


「母のこと」

父のことは、理解し、赦し、愛しているので、
いよいよ母の番です。

母は、「憎む」 ....
幼さ故の恋心が
初恋が
正解のときもある

どれほど絶望しても
どれほど泣き叫んでも
あの神の如き瞬間を思い出せば
あなたも真実、私を愛してくれていると
絶対的確信をもって言いきれる
 ....
その人のことは
もう誰も憶えていないはず
ただ
命を覗いただけなのだから
仲の良かったのは昔
忘れて行くのが
当たり前
もう未練は無いのだし
互いの心
見える振りしただけのこと

 ....
「ポイントについて」

基本的に、書き込みされた翌日の昼まで待って、0ポイントの書き込みに入れることにしています。

「0ポイントでいい!」と覚悟して書いてても、
やっぱり1ポイントいただけ ....
貴女は私と同じことをしている


私は命を盾に
夫を何度も何度も脅した
仕舞いに、夫は疲れ果て、絶望した

それでも尚、愛して欲しいと望むのは
砂漠で歩き疲れた私を
ずっと背負って倒 ....
今日もあなたに会えた
様子を見にきてくれて
ありがとう
とても嬉しかった
(まさか、気づかないと思ってましたか?)

夜はハードなアスレチックで遭難しそうになる
知らない窓の灯りが
た ....
ジム・プリマスさんのおすすめリスト(1239)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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はなうた- そらの珊 ...自由詩14*25-1-20
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影響- 栗栖真理 ...自由詩3*25-1-19
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ウォーキング- 栗栖真理 ...自由詩1*25-1-18
Bonds- ホロウ・ ...自由詩2*25-1-18
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小説の粗筋- りつ散文(批評 ...2*25-1-17
とほい行方- ひだかた ...自由詩9*25-1-17
- 栗栖真理 ...自由詩2*25-1-17
ヴァイオリン- りつ自由詩5*25-1-17
詩想、熱風思考- ひだかた ...自由詩6*25-1-16
プリン- kawa自由詩5*25-1-16
人間の尊厳- 栗栖真理 ...自由詩5*25-1-15
共に越える- 栗栖真理 ...自由詩4*25-1-15
新たな朝に- ひだかた ...自由詩6*25-1-14
大切な質問- りつ散文(批評 ...3*25-1-13
人格と世界観6・ゲーテの世界観と神秘主義(下)- ひだかた ...散文(批評 ...2*25-1-13
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雪の匂い- 自由詩10*25-1-13
ことばー言の葉、散るー_即興ゴルゴンダ参加作品- りつ自由詩4*25-1-12
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1月10日- りつ散文(批評 ...2*25-1-10
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苦しみと再生- りつ自由詩10*25-1-9
遭難ー東京砂漠を思い出すー- りつ自由詩2*25-1-8

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