すべてのおすすめ
緑とエゾハルゼミの洪水と、ときおり南から飛来してきたアカショウビンの鳴き声のする季節となった。遅くまで残る残雪から生まれた蚋のメスたちはこぞって人畜に集り吸血しようとアタックを繰り返す。彼女らの目的 ....
五階建てのコーポに十年近く住んでいるんですが
自転車置き場が狭く新しく入った移民さんなんか
平気でわたしの自転車を表に放りだして定位置と
皆が認めてくれていた場所を占有する。確かに占
有の権利 ....
2
そんなことをつらつら考えていると、自分が昔ほど読書という行為に夢中になれないのも、SNSに溢れる言葉を真に受けきれないのも、故なきことではない、と思えてくる。どんな言葉にも、わずかな嘘が紛 ....
二月については多くを語ることはできないくらい煩雑で混沌とした月であった。豪雪であり、闘いでもあり、不毛な労働と出費が続いたという形跡がある。だがしかし、本当に雪が多かったが、過去にさかのぼって記憶を ....
2月はとても調子が悪かった。どろどろした重力に耐えて生きているだけで、ほとんど精一杯だった。読んだ本はたった一冊だけ。3月に入ってからも、相変わらず気分の悪さは続いています。
一ヶ月間、何にも無かっ ....
兵庫県知事選挙をめぐる騒動は佳境に入ってまいりました。
長い間つづきを書けませんでしたがじつは書くことは山ほどあったのです。
ところが書こうとした矢先から目まぐるしいスピードで事態が急変すると
....
身の回りでは、なんて素敵なことなんだろう!的なことがリアルに起きていたりするので、ほんのひとかけらですが、お裾分けしちゃいます。
1、鳥さんのプレゼントの巻
ばあちゃんが、にこにこ ....
「記憶自身が自殺するような朝にね、百年後には誰も私たちのことを知るひとなんてひとりもいないと思ったら、あたしは今日いちにちがちょっとした冒険みたいに思える。ほら」 と言って真由は床の青いカーペットに指 ....
昨年十一時に谷川俊太郎さんが亡くなった。個人的に喪失感のようなものはあまりなく、それよりもこれでいよいよ現代詩も危機的状況になったなという感じの方が強い。なぜなら、現代詩村が外部の世間一般にアピール ....
天気はさほど悪くなく、三日に一度の山スキーが可能な日ではあったが、前回の山行で古傷であった膝の痛みが発症し、さしあたり体を痛める遊びは慎むべきなのではないかと山スキーはやらない日とした。
ここ一 ....
弾丸旅行の目的は二つ。一つは、京都文学フリマへの参加。
そしてもう一つ...
いや、むしろこの旅の真の目的とも言える“悲願”を果たすため、
奈良のドープシティ、天理へと向かった。
奈良と言 ....
ある種の神秘家は曖昧な感情世界に沈潜し、
ゲーテは明確な理念世界に沈潜する。
一面的な神秘家は明確な理念を軽蔑する。
明確なものは表面的だと思っている。
生きた理念界に沈潜する人が何をどう感 ....
人間は観察を通して自然の外側を学び、
自然の奥に存する衝動は、
人間自身の内部で主観的な体験となって現れる。
人間の主観的な体験は、
哲学による世界考察や芸術鑑賞、芸術創造の中で、
客観的な ....
本当は完結したなりにしておこうと思っていましたが、今回のシリーズを読んで下さった方々のために幾らかの説明責任がある気がずっとしていました。そんな訳で蛇足を足し添えておきます。
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雑文
あれはどうしたものか。職場の至る場所にPCがある。個人用に貸与されてる者も多い。しかし使用する従業員のすべてがそれほどPCに詳しいわけでもない。
よく1日中PCの ....
十二月十八日 月曜
天氣 晴
起床 三時十七分
就床 十時〇分
朝礼教室
吉田先生より御話がありました
今日は歴史と理科でした
お掃除當番に當つてゐなかつたので早く歸りました
....
月夜の晩に犬を連れて散歩に出た。
境川という神奈川と東京都の県境に流れる川の畔を歩く。
橋のたもとまで来ると何やら小さな生き物が何匹も橋の隅をぞろぞろ
動いている。アメリカザリガニだ。向こう岸に ....
その日、ボロアパートの一室に帰って来ると、玄関のドアを開けてすぐに、花が一輪投げ捨ててあるのを見つけた。俺は一人暮らしで、花などには興味がない。従ってこれがなんという花なのかもわからない。花を持っ ....
秋の三連休が明けた月曜日、その日の仕事を片付けて帰りの電車に乗ろうとしたら駅は酷い人込み。ああ、またかと思った。人身事故のため遅れております、とやっぱりの表示。駄目もとでホームに降りてみると撤去作 ....
わたしは古めかしい歩兵銃を抱えて焼け野原に立っていた。敵と味方の死骸がアザラシのようにそこらに転がって膨らんでおり、鼻腔の奥や喉に針金を突っ込まれて掻き回されているかのような猛烈な臭いが漂っていた ....
つまらない日記に過ぎないが、少し。
かねてよりアウトドア用品をかなり買い込んでいたのだが、まだいくつかとりあえず必要なものがあったので某店に行くことにしていた。しかし、妻が善光寺に行かないかと誘 ....
ぼくにしてみればそれはとても上手く行っているように思えたし、彼女にしてもそう考えていると感じていた。でも、こうして突然ぼくの前から消えたということはきっと、ぼくの方になにか問題があったのだ。そこに ....
3回目の接種を終えて
4回目の接種で突然死亡した
なんて
女性のニュースが
飛び込んで来た
3回もやって無事だったのに
こんな事ってあるのだろうか
と疑問に思い
WEBを検 ....
I
「ね ね お兄ちゃんさ ミ 持ってかない? ミ」
「やめろ オレに冗談云わそーとしてんのか」
「ミ 持ってってくれねーかなー たのむ」
「いらん!」
殺戮 燒肉 怪しいほど在庫 ....
今日でゴールデンウイークが終わる。こういう期間に家業がないと落ち込むのだが、昨今のスキー場閉鎖やコロナ禍ということもあり、暇なことに慣れてしまっている。それでも暇ながら五泊ほどの客が居たと言えば居た ....
雪が降ると、地元建設会社の除雪車が朝の三時ころから家の近くを通る。それとともに覚醒し、トイレに立ちインスタントコーヒーを飲む。用を足し、四時半には身なりを整え表に出る。
昔から、家の前の雪を払う ....
年始から、尖っていた妻が落ち着いてきており、昨晩の妻は上機嫌だったので良かった。
昨晩、いけないとわかりつつアイス・コーヒーを飲んでしまって、目覚めはあまり良くなかった。それでも朝食、 ....
2022.01.10.(月) 祝日
十日、元旦からの魔法も消えて、語弊があるかも知れないが、平凡な日々にかえって、自己の力をもってして、日々のよろこびをつくっていくべき、となる。
ま ....
五年ほど前であろうか、私は銃を返納した。煩雑な更新手続きと、年に一度の警察の自宅検査。そして銃という凶器になり得る道具とその弾薬。それらの管理だけならまだしも、わずか三ヵ月の猟期と少ない獲物。それら ....
また、ひとり、戦後の昭和を作った声優が
亡くなったニュースが、流れていた。
わけわからん一反木綿にぐるぐるにされて
どれだけ揉め事は解決されてきたのだろう
ボヤッキーの呟きにどれだけの人が救わ ....
ジム・プリマスさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(66)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜明け前の雨
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山人
散文(批評 ...
4*
25-6-15
暴力について
-
室町 礼
散文(批評 ...
2
25-6-15
砂の城の考察_#2
-
まーつん
散文(批評 ...
2*
25-3-23
冬が終わり現実の春が来る
-
山人
散文(批評 ...
5*
25-3-20
3月初めのメモ
-
由比良 ...
散文(批評 ...
3*
25-3-4
[空気頭の研究]5___凶暴化するサヨクリベラル_
-
室町 礼
散文(批評 ...
5*
25-3-3
こんなにも素敵なことが溢れている日々を
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
5*
25-2-18
海の底にて
-
由比良 ...
散文(批評 ...
4*
25-2-5
再び抒情詩の時代へ
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
4
25-2-5
なごり雪のような雪が舞う真冬のとある日曜日
-
山人
散文(批評 ...
6*
25-2-1
弾丸旅行の目的
-
おまる
散文(批評 ...
3*
25-1-21
人格と世界観6・ゲーテの世界観と神秘主義(下)
-
ひだかた ...
散文(批評 ...
2*
25-1-13
*人格と世界観1
-
ひだかた ...
散文(批評 ...
2*
25-1-11
女學生日記について
-
TAT
散文(批評 ...
6*
23-5-4
PC周辺の憂鬱
-
墨晶
散文(批評 ...
3+*
23-5-2
女學生日記_四十四
-
TAT
散文(批評 ...
1*
22-12-25
月夜の晩に
-
shura
散文(批評 ...
1
22-12-17
どうか咲いていて
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
4*
22-12-12
秋のホーム
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
1*
22-12-5
終戦記念日
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
2*
22-12-4
善光寺参り
-
山人
散文(批評 ...
4*
22-12-4
はじめから手遅れ
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
3*
22-11-21
戦後最大の超過死亡とは
-
st
散文(批評 ...
3
22-11-18
[幻覺庭園]_譚
-
墨晶
散文(批評 ...
1*
22-11-13
ホオジロと会話した朝
-
山人
散文(批評 ...
3*
22-5-8
雪国
-
山人
散文(批評 ...
3*
22-1-23
日記_2022.01.15(土)_朝
-
田中恭平
散文(批評 ...
3
22-1-15
日記_2022.01.10(月)_祝日
-
田中恭平
散文(批評 ...
3
22-1-10
私は猟人だった
-
山人
散文(批評 ...
5*
22-1-6
悩みのじょうじが死んだ
-
足立らど ...
散文(批評 ...
4
21-12-15
1
2
3