冬籠り
梅昆布茶

そう、
僕たちはいつも現場にいる
破片

最低の言葉遣いをする低脳だ

たとえ親が死んでも現場にいるし
無縁菩薩の教えなんてしらないし

5百ミリリットルのお茶が欲しいなんて
誰にも尋ねられないしそれでもね

あたらしいダイスを振ろう
こざかしい輩は目の端において

売ってしまったレコードみたいに
過去は混沌として楽しいものだ

とても手軽に音源が手に入る時代に
もし一月の休暇がもらえたら

ぼくは音楽で冬籠りして
彼女は嫌気がさして
逃げてゆくに決まっているのだけれどね











自由詩 冬籠り Copyright 梅昆布茶 2020-01-01 11:00:11
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