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どうして
しかられたの
まちがってることを
しちゃったから
なの

どうして
ほめてくれたの
できなかったことが
できたから
なの

なにかのためだとか
きまったことだと ....
さびついた
すいどうのじゃぐちを
ひろってきてくれたひと
さぁて きせきとやらを
おこしてみようか
ぐるぐるうでをまわしながら
ほんとなんにもないなあ
おしいれやどうぐばこをぶっしょ ....
                    141時 @ハト通信

へっぽこな
かみさまが
かれこれずっと
うしろからついてくる
へっぽこな
かみさまだけあって
なんにも
できないけ ....
                  「メリーゴーラウンド」 2

  永遠

きりーつ れーい
間延びした声で
教室の空気がとつぜん生き返る
窓のそとをぼんやり見ていると
クラスメ ....
あたまのなかが
いやなきもちでいっぱいになって
ねこんでいると
みぎのみみから
たねがころがりおちた
いやいやにわにうえて
いやいやみずをやると
いやなはながさいて
たねがひとつで ....
とてもいい天気だったので
カーテンを洗濯した
お風呂場で格闘して
庭の物干し竿に広げて
やっと一段落ついた
お茶を入れると
どっと疲れが押し寄せた

窓はこんなに大きかったっけ
昼間 ....
くるしくて
くるしくて
もりのおくのいずみに
とうとうかなわなかった
ゆめをすてた
すると
はもんのまんなかから
きみょうなろうじんがあらわれて
あなたがおとしたのは
このわたし ....
                       きゃらめる 6


  ねじ

  1

まいばん
ねむるまえに
もうひとつだけ
からだのねじを
はずしてみる
おそるおそる
 ....
                      communication breakdown (7〜9)

  好物

デパートで
きみが買い物をしている間
休憩所で待っているうち
地 ....
あたたかい午後
ゴザを抱えて
カナコさんと二人
河原の土手に出かけた
スケッチブックを広げて
あたりの花をスケッチしながら
カナコさんを見ると
うつぶせて両足を交互に折りまげながら
 ....
                       きゃらめる 5

  よる

  1

なにもみえない
から
こわいんじゃない
なにもみえる
はずがない
から
こわいんだ
 ....
まっ白い顔の人たちが
次々に現れては
好き勝手な方向に歩き去ってしまいます
しゃべり声と足音が混ざり合って
波のように強弱をくり返しながら
ホールを満たしています
柱にもたれて
目ま ....
おいしそうなくもが
そらにうかんでいた
こうえんの
すべりだいのてっぺんにのぼって
つまさきだちして
すぷーんをふりまわすと
ほんのすこしだけ
すくいとることができた
おさらにのせ ....
                      communication breakdown (4〜6)

  川原

川原にきれいな花が咲いていたので
スコップで根ごと掘り起こして
ス ....
                       きゃらめる 4

  うみ

  1

ふるどうぐやで
ぐうぜんみかけた
すなはま
ちょうどもてあましていた
とっておきのゆうぐれ ....
                      communication breakdown (1〜3)

  キュウリ

ある日目が覚めると
きみと知らない女の子が
向かい合って朝ごはんを ....
                       きゃらめる 2

  たまご

  1

もしもし
だれかがよんでいる
こんこん
かべがふるえている
へんだ
わたしまだ
みみ ....
一対五で混ぜるのよ
カナコさんは慣れた手つきで
ビンのどろりとした白い液体を
コップに注いた
それから
冷えたペットボトルを冷蔵庫から出して
ぐわぐわっと振ってから
神妙な手つきで
 ....
絵描きの描く肖像画は
どれも本物と見間違うほどの
素晴らしい出来映えだったが
どの絵からも
顔の構成品がひとつだけ欠けていた
片目の瞳だったり
上唇だったり
耳たぶだったり
必ずどこか ....
とにかく暑くて
冷蔵庫のなかは空っぽで
喉がカラカラで
唾も出てこなかった
汗だくのまま
床に寝転がっていると
空っぽのペットボトルが
部屋のすみに転がっているのを見つけた
拾い上 ....
                       5時 @ハト通信

小さな石を握りしめて
空を見上げている人が中心にいます
そのまわりを
忙しそうにぐるぐる回っている人がいます
指の数をくり ....
川の向こう岸にあなたがいて
手のひらにちょうど収まる薄っぺらい石を
丁寧に丁寧に磨いています
わたしは何度も手を振りながら
早くこちらへ投げてよこしてと
大声で叫びます
そのたびあなた ....
                      36時 @ハト通信

みどりいろの
じゅうたん
かぜがふくたび
いっせいになびく
たおれてしまわないのは
みえないところで
いっぽんずつ ....
コップの縁にとまったガラス細工の鳥が
思い出したように身体を傾けて
水を飲む様を演じる
赤い液体が体内を巡る

海のようだ
わたしの中に溜まった水が
満ち引きをくり返しながら
すこ ....
山内緋呂子さんのアンテさんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あした- アンテ自由詩405-2-1
もしもし- アンテ自由詩805-1-29
へっぽこ- アンテ未詩・独白6*04-12-17
永遠- アンテ自由詩504-8-7
いやなきもち- アンテ自由詩10*04-5-11
- アンテ自由詩7*04-4-4
いずみ- アンテ自由詩7*04-3-20
きゃらめる_6- アンテ自由詩8*04-3-14
communication_breakdown_(7〜9)- アンテ自由詩204-3-12
土手- アンテ自由詩4*04-3-10
きゃらめる_5- アンテ自由詩45*04-3-3
陶器- アンテ自由詩5*04-2-29
くも- アンテ自由詩8*04-2-24
communication_breakdown_(4〜6)- アンテ自由詩6*04-2-21
きゃらめる_4- アンテ自由詩5*04-2-17
communication_breakdown_(1〜3)- アンテ自由詩12*04-2-12
きゃらめる_2- アンテ自由詩504-1-21
ちょうどいい割合- アンテ自由詩6*03-11-27
欠落- アンテ自由詩14*03-11-2
願い- アンテ自由詩203-10-29
- アンテ未詩・独白2*03-10-19
- アンテ自由詩7*03-10-5
おとをたてるのは- アンテ未詩・独白2*03-8-10
- アンテ自由詩703-4-23

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