すべてのおすすめ
ねこじゃらしを持って夜空を散歩していたら
土星の奴が現われてクネ〜(´ー`)〜クネするので
おいこら輪っかんぼう叩くぞと脅してやると
土星の奴め お月様の後ろに隠れ
こそこそ輪っかを取り替えて ....
チューリップは一つのチェンバー
親指姫を隠して
チューリップは一つのゴンドーラ
花の精を船で渡すよ

チューリップは一つのパラボラ
全波長、集光して
チューリップは一つのチュー ....
ああ今日も夜がふけていくよ
風がびょうびょう吹いて
トタン屋根に映る雲がごうごう流れて
乗りそこなった月の船は地平線の向こうです

星のない空は
なんだかとっても寂しくって
電信柱を伝わ ....
宇宙犬ライカは
本当は「クドリャフカ」という名前で
ロシアの犬だからなんとなく
大きな犬なんか想像しちゃいそうだけど
彼女が実は体重5キロくらいのきわめて小さい犬だったのは
(言い忘れてた ....
叩いても 叩いても
休まる暇がないように

あなたのこころの奥底に
眠る子羊数えては
どうしたものかと 考えあぐね

優しい唄を唄おうか
とんてんころりん ころがって
あの子の瞳にま ....
頭に小さな針で穴をあけると
容易くゼリー状の意識が入りこむ
意味を下さいって
当たり前の様に垂れ流される
ネオンサインの空



夜をごまかすのは
眠りたくないからじゃなく
オルゴ ....
気がつけばすべてがあの日に返っている
ポケットに突っ込んだままの右手を
思い出して引き抜くと
零れ落ちていく ぽろぽろと


ありふれた困難とか
いつまでも続く分かれ道とか
乗り切るた ....
その人がやってくるのは
ほんの少し
光のかけらをわけてくれた
下弦の月の白い顔が
空に溶け込んでいく時刻です

おやすみなさい
お月様

インクびんのふたを閉めて
閉じ込めたのは月 ....
このごろ
お腹がきゅっとなる
部長の顔とかじゃなくて
君のこと
ふと考えると
きゅうっとなる

腹薬


このごろ
の腹薬は赤とか黒の丸薬ではなくて
飲むと不思議と落ち着く
 ....
年がら年中ことばを弄ぶには
シャツの数が足りない
きみだってそのはちみつ味のキャンディで
うちくだきたい距離があるんだろう

不健康そうなエンジンのおとを聞きながら
注意深くみちばたの草を ....
そんなもんはすべて、知らないフリだ。
そんなもんは。だ。




左から右へ焦燥をフェードしてつきぬけるのは、たとえば車が走っていって、硬質さが強がりをほんのひととき掠め取るのは、たとえば ....
 石を轢く

 花を轢く

 進んだ跡ができあがる



 生きていることを

 考える
ところで
まだその真ん中には石がある
それを投げる親方の背中が突然割れる。( ウソ騒ぎ臭い )

あらゆるもののそもそもで、
正しくは「融解」と言う便利な言葉があって、
その中には「捨て駒 ....
ある日憎しみが空から降ってきた 皆は窒息した

虫かごを下げて草むらを這いずり回っていた頃があったろう
誰もが共有する思い出だ すべての思い出なら無意味だ
わたしはりんりんと鳴く虫を肩から下げ ....
浴槽に沈んでいる 午前三時の
代わりに沈み始めた 
無益な水分を含んだ体だ
生暖かく悲しがり
一匹の魚も住めない水分子を
誰か 泣いてくれ


眼球が 震えているのか 
眼球 ....
巨大な石版にきざまれた
柘榴石の星座がきしむ
西の方に5分ほど
かちりと音を立てて静止していた時が進む

一億光年の夜が流れ
廃棄物処理場に水たまりのような鏡
割れた月が赤々と燃えている ....
で、10年後

仕事がない
月15万のテレフォンアポインタ
新宿 オフィスビル内での簡単・キレイなお仕事です

これ断らなければよかった
15万だと カツカツだから。
18万から探して ....
ナット・キング・コールは
ダーリン、ダーリン。


夏日の残り香
オイスター
お蔭様で
フライパンはいびつだけれど
洗ってやらない
換気扇もつけない
オイスターは天にのぼる
右の ....
自らのおぼつかない足どりに
黙って下を向いてたら

「歩けるかなぁ ・・・
 じゃなくて、歩くのよ!」

隣で僕を支える君が
猫背をたたき
ぬくもった平手で「気」を入れた

 ....
窓を開け
飛んでいく空の
深いところの青

広がっていく五月の
高い高い記憶は
思い出せば浮かび上がる
ただ一面の青

遠く限りが無いような
遥か流れていくような
沈んでいけるな ....
                       きゃらめる 9


  うた

  1

きれいなこえを
ひろったので
はねをつけて
そらにはなちました
らら
きれいなこえで ....
   (あらあなた 見かけより ずっと吸うのね 春の夜)


    彼女は胸から乳を搾り出さないのかな、と
    思いながら向かいで飲んでいた女を見ていた
  
    僕の隣 ....
天井の 梁に残った紙吹雪
窓を放たれ 宙を舞う

落ちて行く音 はらはらと
役に立てない もどかしさ


拾い集めて もう一度
喜び祝う 人々の
頭上に落ちて 花吹雪
至福味わう  ....
 あなたの胸に頬をあずけ
 うっとりと夢見心地で
 すき、って言おうとしたんだよ

 するとなんだか可笑しくなって
 よだれがこぼれそうになり
 あわてて口をついた 言葉は

 しゅき ....
いつのまに
口はくちばしになり
おしりに尻尾が生えていた

尻尾はふさふさとして
くちばしは鋭くピカピカ

用事があるときは
仕方がないので
そのまま出かける
ほんとは嫌だけど
 ....
雨の日に何故鳥は空を飛ばないか

答は単純にして明快
不味いから

天気の良い日に聞いてみるといい
青空を舐める空の支配者たちに
ぼくらは電波に乗って。


つい揺れて悔いて後退るぼくの間違いも、変化する内側を訴えるきみの気まぐれも、あけすけで譲らない誰かの嘘も。電波に乗って、浮かんでは飛び交うそれらがもし、全て空気中にう ....
(1)

僕は眩暈をおこし倒れゆく途中、眩暈の原因はこの部屋の絨毯の模様がどうにも見慣れない形に変わってしまったからだということに気づき、しばらく斜めになったまま考察を続けた。



(2 ....
わたしの夜のとなりに
ことばがたくさん住んでいて
ときどきベランダで
お話をする
こどものかたちをしてる

一緒にトマトを食べたり
くっついてみたり
ゴミを片付けたり

たのしいね ....
どれだけ制服を着てきたかわからない。

中学の紺のセーラー服、
高校の襟元あいた黒のセーラー服、
大手スーパーの制服、

化粧品工場の作業服はファンデーションと口紅だらけ、
煙草工場の工 ....
湾鶴さんの自由詩おすすめリスト(608)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
〜(´ー`)〜- ダーザイ ...自由詩17+04-4-27
さざめくかたち- 小池房枝自由詩204-4-26
蛍石- ダーザイ ...自由詩13*04-4-26
宇宙犬ライカ- 山田せば ...自由詩804-4-26
唄う子羊- ukiha自由詩1*04-4-26
歓楽街- からふ自由詩1604-4-24
ポケット- 霜天自由詩504-4-24
おやすみなさい_お月さま- ダーザイ ...自由詩18+*04-4-24
狐つき- AB(な ...自由詩504-4-24
17- 船田 仰自由詩904-4-24
エスケープ- nm6自由詩404-4-24
- 石畑由紀 ...自由詩804-4-24
怒りのカセットテープ- 捨て彦自由詩504-4-23
近所の汚れた川に肩まで浸かって待ち伏せた鴨を殺して食べたいよ- 黒川排除 ...自由詩704-4-23
明けの化石- A道化自由詩504-4-22
フォーマルハウト- ダーザイ ...自由詩15*04-4-22
靖国- 山内緋呂 ...自由詩9*04-4-21
夏日の口笛- バンブー ...自由詩404-4-21
向日葵- 服部 剛自由詩6*04-4-21
五月の青- 霜天自由詩404-4-21
きゃらめる_9- アンテ自由詩7*04-4-21
セブンスター・ライツ- 高田夙児自由詩904-4-20
頭上の振る舞い- 千月 話 ...自由詩2*04-4-20
しゅき- umineko自由詩704-4-20
卵胎生- チアーヌ自由詩204-4-20
——は知っている- 白峰=黒 ...自由詩1*04-4-20
モバイル100- nm6自由詩804-4-20
おはなし_1〜50- Monk自由詩53*04-4-20
夜のとなり- チアーヌ自由詩7*04-4-19
服は人なり。- 佐々宝砂自由詩104-4-19

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