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立ち並ぶビル群の幽霊
ビル風が吹き抜けると
敷かれゆく風の線路の上
滑らかに空中列車は行き交う

乗客は皆視線を落とし
日常に見つからぬ出口を
携帯電話の画面に封じ込める

 「 ....
さびしさに
ひざをかかえて
タオルケットははいだまま
「る」の字でねむる

あの{ルビ娘=こ}は今頃
遠い空の下
今夜も誰かに抱かれて
求めあう「る」と「る」を
くみあわせてる

 ....
自らのおぼつかない足どりに
黙って下を向いてたら

「歩けるかなぁ ・・・
 じゃなくて、歩くのよ!」

隣で僕を支える君が
猫背をたたき
ぬくもった平手で「気」を入れた

 ....
「 あぁ あぁ あぁ あぁ
  
  嗚呼 嗚呼 嗚呼 嗚呼 ・・・ 」

休日の公園
木々の上から
{ルビ烏等=からすら}ののどかな調べに
地上の鳩等も舞い踊る
噴水のほとり
餌 ....
湾鶴さんの服部 剛さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空中列車- 服部 剛自由詩25*04-10-3
「る」- 服部 剛未詩・独白31*04-7-9
向日葵- 服部 剛自由詩6*04-4-21
日々の谷間で- 服部 剛自由詩404-3-24

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