すべてのおすすめ
零下12度で見る銀河。
ましてやここでオーロラなんて。
3つ目の人工衛星が北に行く。
電車の窓に這っているてんとう虫の反転画像。


People chose Plutonium
Hol ....
眠くなるようなライトの下はすべて白にならなかった頃が
背もたれのない椅子で眠りながら思い浮かべるような1日

定期的に響くカーテンの音も気にしないように
いくつかのガラスとペットボトルを蹴飛ば ....
堕ちた孔雀が集まる場所で
ただひとりかがやくものは傷を得たもの
白く織られた光の羽の
かすかなほころびから見える花
光や音の波の向こうに
見えること 見えないことの向こうに ....
痛みはたたんで隅に寄せ

汚れたこころは洗います

今日は晴れていますので

明日までには乾くでしょう


昨日も今日も洗濯日和

明日もずっと洗濯日和

必要なのは雨ではな ....
おいしそうなくもが
そらにうかんでいた
こうえんの
すべりだいのてっぺんにのぼって
つまさきだちして
すぷーんをふりまわすと
ほんのすこしだけ
すくいとることができた
おさらにのせ ....
(た)

たーちゃん
僕は「たもつ」だから
君は僕を
たーちゃん
と呼ぶ
たーちゃん、それとって
たーちゃん、あれしまって
たーちゃん、どう思う?
君の声に
溶けかかった僕は
 ....
俺は子供の頃

星をつかめると思った

手を伸ばして掴もうとした

それから

俺の心には星があった

わくわくするような

にこにこするような

星だった

その星も ....
10じゅー焼かれるお肉

9覚を刺激する

8きれんばかりのぼりゅーむ

7めの焦げ線おいしそう

6に話もままならない

5ーごーと涌き出るよだれ

4百ぐらむの大きな肉
 ....
子供の時に付けたルゴールが
こんなにも大人になってから染み出す

小児科の匂いだ
私の喉からは
子供の時によく連れて行かれた
お医者さんの匂いがする

とても体調が悪い
母さんは
 ....
街でついつい男の人を
宝石に
変換する

裾に 白衣ののぞくメガネは
傷のついたオパール石

チャイナ帽 歩きタバコの初老は
家のないラピスラズリ

梯子に登りたそうな ボーダー2 ....
三保神社前の土産店で
ママカリを干したのを
またもらった

いわしと一緒に取れるのを
ついでに干しただけだから
いつも無料だ
なにか他の魚を買ってくれ
と言う

竹で編んだ手籠と
 ....
十八歳か六十歳まで四十二年イコール五〇四月
あと十七月
のこり3パーセント消費税なみの忍耐だ
どうか5パーセントなどになりませんように
デジタル化してゆく世界に
しだいに稀薄になりつつあ ....
ベランダに産まれた雛を祝福します
遠吠えでもいいでしょうか
忙しさに そぞろにかまけます
できないものはできないので

ベランダで空地の雑草が生い茂ります
今なお 石に躓く幼さですから
 ....
まんじゅうの中には多分



があるのだろう

だから
こんなにも甘くて
どこかに行きたくなるのだ
静かな絶望の風を纏うているか
大地に黒々と歪に伸びた生命線
白々と清清しいベンチでぼくは
茫々洋々停滞するハザマを思念

己より重い荷物を抱えフラフラ
果てなきみちに思いをはせる点
 ....
ああああああああ
どうしよう…

そうだ!
転がってみよう!!

ああああああああ
どうしよう…

貧乏ゆすりがとまらない

ああああああああ
どうしよう…

頭の中がスッ ....
すべては往き交う
静かに往き交うひとときにも
ぼくらは美しさを
聴きとることだろう

黒い制服をつけた少女の
青色に平らな瞳の上に
たとえば小さな弓をみつけた
下弦の音色

頬にか ....
伝達
という義務から離れた言葉はいつも
夕闇に泡立ち
朝方に溶けてゆく
闇が私と私を囲う壁と壁を囲う外界を親和している間は
言葉が脳のなかで循環するのではなく
発せられなくても流れ出してい ....
戯れに
水を掻く
何故に
かくダーク
 
只管に
こころ惹く
遠の国
掻き抱く

目の下を
流れ来る
目には目を

歯には歯を
手に余る
この憎悪
  
  
公園のベンチ下で寝ころがって
グレープとの蜜月を思い出す

黒蟻に残り香を葬られ
雨風に何度洗われてもまた

消えないタトゥーを指でなぞって
グレープのことを考えている
 ....
くつひもほどけた

かれはかたむすびしかできなくて

ここのつのかたむすびがつながっていた

あたしのは

よわいよわい

ちょうちょむすびで

ふんわりさしてたので

く ....
ネット上に書かれた ある小説の紹介と感想を
夜更けにこっそり読んだら
あまりに似た好みと感想だったから
お互い変わっていないことに呆れて 安心して
逢えなくても まぁ、いいかと 思った
午前1時の暗闇の中

俺の部屋の窓から

教会が見える

十字架がネオンになっているんだ

あの教会の前の十字路で

俺はあなたに「サヨナラ」と言った

子供が学校の帰りに言う ....
頭の中から文字が零れる。
小さな文字が、ちりちりちりりりりん…と音を立てて零れる。

私の頭の中には小さい黒い文字が入っています。
それは次から次へと湧いてきて、
零れても零れても…続いて零 ....
モラタスという新しい気分を
いつも気ままで 曖昧ですっとんきょうな午後で
感じている いや とにかく新しい気分なので
分からないけれどそんな気がしている

「ここの赤をもうすこしモラタスにし ....
デリーさんご指名です

かんかんかんの スッカラカラ
カラッカラッの すっかんかん
男日照りが長いので
名前をデリーにした


彼はあの子とアパート泊
私は客とホテル泊

「愛は ....
                      communication breakdown (1〜3)

  キュウリ

ある日目が覚めると
きみと知らない女の子が
向かい合って朝ごはんを ....
もう六〇年、過ぎて行ったのですね、早くも、
理想を追った仕事師の日々。酒に、そして女にものめり
モリちゃん、ハリー、長い長いつきあいだったな、僕とも。
とうとう還暦祝の日がやって来て、今宵は一杯 ....
青信号の色は淡い水色にちょっと緑色がかっていて
クシャミとも咳ともつかぬ勢いですり抜ける
ぼくらは
マンホールの下に流される水の色を確かめる術がないので
黒い地面の バリエーションにとんだ想像 ....
夕焼けにむかって
走りつづけ
夜から逃げる逃げる逃げる
ことから逃げてきたぼく
だから
太陽に追い越されちゃって
月にも追い越されちゃって
星だとか人参だとか
スパゲッチイだとか
も ....
湾鶴さんの自由詩おすすめリスト(608)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無言のソネット- クリ自由詩2*04-2-25
病室- あやさめ自由詩304-2-24
天花(てんげ)- 木立 悟自由詩604-2-24
洗濯の必要- ロク自由詩5*04-2-24
くも- アンテ自由詩8*04-2-24
「たちつてと」(「五十一のデッサン」より)- たもつ自由詩504-2-23
☆58_ホシサガシ- 貴水 水 ...自由詩304-2-23
カウントダウン- 桜 葉一自由詩504-2-23
ルゴール- RT自由詩404-2-22
- 山内緋呂 ...自由詩16*04-2-22
干しママカリの南蛮漬けの造り方- まんぼう自由詩6*04-2-19
あと十七月- 狸亭自由詩604-2-19
ベランダに朝- nm6自由詩10*04-2-19
まんじゅう- たもつ自由詩1704-2-18
まちぼうけ(改訂版)- ポロリ自由詩2*04-2-17
どっきどき!!- 自由詩4*04-2-17
仰げば- バンブー ...自由詩404-2-17
言葉- 岡村明子自由詩504-2-17
泳ぎながら- 狸亭自由詩404-2-17
空き缶- 石畑由紀 ...自由詩304-2-17
くつひもほどけた- かなりや自由詩4*04-2-16
それから- 月夜野螢自由詩404-2-15
☆53_キョウカイ- 貴水 水 ...自由詩504-2-15
文字拾い- 自由詩3*04-2-14
モラタス- nm6自由詩604-2-14
仕事- 山内緋呂 ...自由詩13*04-2-12
communication_breakdown_(1〜3)- アンテ自由詩12*04-2-12
還暦祝歌- 狸亭自由詩304-2-12
例えばこんなふうに- nm6自由詩404-2-12
ひとり- 青色銀河 ...自由詩204-2-11

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