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言葉がひどく群れて
どどぅ どどぅ と
目下を蹂躙し始める
隣では、哲学やらモラリズムやらが
うなだれて枯れている
 
行き場の無いまま
どこに向ければいい、幾多の銃口を
 
 ....
さえぎられた道で、端的に
もう
ここには何もない、
きみもいない、雪の
においが
わたしに見ることを教える、でも視力は
もう必要ない、きみが
いないという
ことを見る、その ....
無くなるものだけが欲しいのと言って
指先が最後の営業を、

(許されないことでしょうか)

しばらく後
誰かを思いだして消すくりかえし
はじまり、おわり、そのあと、
はじまり、おわり、 ....
口語の時代はさむいがその寒さの中に               ※2
自分の裸をさらすほかない時代
ひとつの恐ろしい美が生まれた                  ※3
三角さん、錯覚しなければ ....
始めに朝があった
僕たちは扉を開けて
靴音鳴らして別れてった



「自分に自信がある男程SEXが下手なんだよね、何故か分かる?努力しなくても良いから。自分に卑屈な男の子の方が自分に ....
あらゆる成功が、もう
起こりえない予感に冒されて、
そのために、もう
赤茶けてしまった、ている、信念さえも
切り売りしなければならない
症候


めぐるたびに春は、鮮やかさ ....
きみが吐いた煙を吸って一度吐く またすってもう一度はく
… きみだなんていうの と
ミーティングルームで下のほうを向いて 自分にたいしていうとき
うららかな春を想像することはこんなにも  ....
世界に追いつけないでいるわたしに、椅子が用意され
明日という不在について語れと言う
目を閉じたときにだけ、
かつて捨ててきた言葉たちが 戻ってくる



根を、そこここに生やしては 日々 ....
1.

 沈んでいく午後の窓辺から、ひとつ夕暮れが生まれる。ぽつ、ぽつ、家の明かりが灯っていく。街は林檎を落としたように熟れていて、傾いていく日差しの中にあってその景色はとても懐かしく感じられ ....
きみの歌は
四散して、きみたちも
四散して、
四散していったものたち、言葉

何ひとつとして
きみと
ともには行かなかった、かつて
わたしはきいた、
はずの
きみの
四 ....
[銀波]

あおじろいいのちが
誰かの胸にともる頃
あなたの耳のなかに
夕暮が入りこみ耳の
中で星たちはしみわ
たる水の音を聞き入
りながら瞬き始める




[tears] ....
春を待たずに旅にでたいよ

根雪が薄い足をつつむうち

花の気配に気付かぬように

ぬきあしであの国道にでるよ


  君の石が転がってるよ

  黒く濡れた ....
カスタードクリームのにおいがする病室には
男の医者は来ない
女医と看護婦だけが少女たちを看に来る


 いつもの’エマージェンシー’には甘い治療が必要
 鮮やかなジェリービーンズの色彩で目 ....
気付けばここまで来てしまった、が安っぽくていい
ネットカフェで飲むアイスココアの氷が少しだけ
ぴったりよりも、多いので
右こめかみがざわざわと血を滞らせている
それは偽りで本当は寒さか睡眠不足 ....
黙って 丘を 落下するように
眼をまわして
緑に飲まれていった
蚯蚓の口 蚯蚓の心臓

つやめく嘘は
夜の水飲場
たくさんの手を
切断しました

象の肌を透けて
通りすぎていった ....
あんなに荒れ狂っていた
場所
砂が乾いてゆく

反転し
苦しく水を蹴った足の記憶のまま、踏みしめる
砂にはわたしの
しずかな歩みだけが続いてゆく

高鳴り
呑みこむ夜が病いなら
 ....
きみは時間の
なかに
身をしずめている、永遠は
とぎれて
いる
永遠に、あらゆる思いと
ともに、
わたしの目には
きみが
見てきたものが
きざまれて、めざめて
いる
 ....
すべてを忘れた
夜から
降りはじめる雪、きみが
死んだように
過去になると、雪の
なかでねむっていた時間が、いま一度
見出されて、わたしも
横たわっている、死んだように
思い出 ....
 水曜日には地底に潜る。火曜や木曜日ではない、わたしの爪は水曜日によく伸びる、まずアスファルトに爪を立てる、アスファルトは硬いがわたしの爪はそれよりも硬く尖っていて親指の ....  乙女は恋を抱いて
 いつまでも生きてゆくかも
 
 少年はうち悩み
 走り出て 木をゆすり
 土を掘り返す

 娘と息子
 少年は6倍も悩むという

 今日は こうして詩をかく
 ....
溺れたければ、どうぞ?



初めて笑った日のことを覚えてるよ
白い肌より白い包帯に血が滲んでた
君の無感動な眼差しに背筋は寒くなったけれど
君はたわいもないことを喋りは ....
働くぼくらはお揃いの工人服に工人帽で、
高い窓から覗く四角い青空をみあげた。

仕事はリズミカルに進んだ、

しん、とした倉庫はひんやりして、
フォークリフトだけがぬくもりを持っていた、
 ....
 
 
 
*シアター
 
エンドロールが終わらない
私は世界史を勉強していて
あなたはきっと誰かを抱いていて
この子はたんぽぽの夢を見ているのに
 
 
 
*レストルーム
 ....
百年の花が咲く
音だけの虹
昇る夕べ


鳴る穂を抱く
水の穂
指の穂


おまえを
おまえに与えられずに
叫びつづけた 水に映した


明るい貝殻
問 ....
廃村の外れで
垂れ下がった電線が風に吹かれている。
壁や窓を叩いている。



置き去られたカラーボックスに
アニメのシールがでたらめに貼りつけてある。
清掃車のオルゴールが近づいてく ....
 壁に咲く花を見落としても
 私は死なない
 

 夏は確かにあった
 冷蔵庫の置きすぎた麦茶からは
 想像もできない


 どこか
 ダムの底に消えた役場のよ ....
   

  


 頭から血を流して
 倒れていた
 浮浪者が
 男に頭を蹴り上げられていた
 もう前から何度も
 繰り返されていた
 男の後ろ足は
 後ろに大きく反り返った ....
「つきの夜の歌」を歌ってと君はいった
そうじゃなくて 第二楽章のほうよと君はいう


ららるあ つきの
夜にすむものたち
うたをうたいなさい
ららるあ 
つきの ひかりの

うたを ....
きみに口づける、わたし

隔たったところ
から、きみに
触れる、
そのように
わたしは
死んでいく、その時間がきみの
顔に刻まれて、きみの
顔において、わたしは
死んでい ....
ノックされた窓を開けると
季語が突然入りこんでくる
飾るべき言葉の、持ち合わせがないので
自分勝手に寂しくなってしまう
決められた五線譜に決められた音をのせて
決められた拍手が返ってくる
 ....
るかさんの自由詩おすすめリスト(1778)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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