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ぼくらは両の手足と口で其々の聖書と夜を持つ
自愛の絹の帯で隔てられた小宇宙のなか
滑らかなつめたさにあやされて歌い
明日を諦める
朝を祈りながら憎み二度と望まないと誓う
疲れた、ああ、疲れたね
誰にも聴こえない会話がぽつり交わされ
冬は足音のひとつも立てずに今年もやってきた
わたしはそれ以上言うこともなく自ずからそのかいなへ身を預ける
呼気や落ち葉 ....
歪みがまだ今でも
降っている真夜中
整然と聳える街灯
その首を支えたい
優しく声を掛けて


誰も気付けないの
孤高と孤独の違い
出来合いの許容心
尖っていて温いの
憐れみの ....
熱と光と力学で誰かと
鳥籠の中で暮らしたかったなあ
文学は素敵だったけど
遠くへ往くには枷になるものかも知れない
どうして関心のかけらもないようなものを
ひねもすそんなに見つめているの
それより私あなた掘ってあげたい
掘ってあげたいしおなじようにしてほしい
ただえぐることだけをかんがえて
なかへ ....
達したらお終い
ふりかえることもできないままで
それぞれに意識は夜霧のただなかへ{引用=(放り込まれる)}
わたしもあなたもどちらともが社会性を失くして
ずぶ濡れて情けないふたつの肉塊 ....
消えていくもの
たちまちに消えてしまうとわかっているものだけがいつも
うつくしくて
それだから口を噤むしかない
かたってはならない
冒してはならないことばかり
何もかもが足りていな ....
あらゆる成功が、もう
起こりえない予感に冒されて、
そのために、もう
赤茶けてしまった、ている、信念さえも
切り売りしなければならない
症候


めぐるたびに春は、鮮やかさ ....
彼女の身体は垂直の中心線の半分から後、
背中側が透けて見える。
それは実際に透けているからだ





濡れて下がる前髪が呼ぶ、
下がる前髪が濡れて
呼ぶ、声の下がる前髪の濡れ ....

肉に起因する欲
肉に起因する欲から来る畏れ
欲から来る畏れに続く恐れが招く妄想
妄想から蔓延る黴に体を覆われて
きれいな新緑に生まれ変わった僕を
愛したひと哀切に斬れる
 ....
るかさんの鎖骨さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
2010/5/30- 鎖骨自由詩710-5-30
2009/12/16- 鎖骨自由詩309-12-16
夜/わらう- 鎖骨自由詩709-9-30
2009/9/29- 鎖骨自由詩309-9-29
2009/9/15- 鎖骨自由詩309-9-15
2009/8/30- 鎖骨自由詩309-8-30
2009/8/25- 鎖骨自由詩309-8-25
屋内_暖色灯- 鎖骨自由詩209-2-16
_- 鎖骨自由詩2*08-7-7
徒然_十- 鎖骨自由詩1*08-6-19

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