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意外なところから
闇が降りてきた

その中で書いていると
母が向こうを向いて
おばあちゃんと
しゃべろうとしている
しかしお母さんの許せない気持ちが
歯の形になり
お母さんの言葉は
 ....
歪な 薬売り
奇形の 頭で
油を 売る

見えたものは

だった
薬売りの 誰からも
相手に されない
その 百姓と
黒人奴隷の 狭間よ

油は 物乞いの
水と なり
あ ....
夜、
私は
部屋に、
白濁息と
紫煙を吐き、
寄り掛かる柱、
消す朱色の輪に、
数え歌は観賞用の
甘い鏡の球をついて、
飛び散る高音に濡れる
深紅の眼球でチュウジィ DHi 雛 ....
あなたに雨がふればいい
ブラウスが

やわらかく貼りついて
疎ましく思えばいい


あなたに雨がふればいい
ことばが
あなたを脱げばいい


小さな偶然を
言 ....
プラットフォームで 日陰のベンチに坐り
僕は詩を書いていた
いいや君への手紙だったのかもしれない

白い午後
静かな校庭のこと
いたいけな青空のこと

いいやそんなことじゃない
間奏 ....
海の中で生まれた気がする
始まりは遠い手のひらの中
重ね着をして、重ね着をして
風邪を引かないように眠っていた頃
どこへでも、の世界は
指先まで暖かくて
つまずかないように歩けば
いつま ....
そっとかわいてゆくならば
あと すこしだけ




(でんわのおとで目をさまして)
(それからゆっくりと足の裏をつめたい床へ)
(ひた ひたと)

おきてがみの温度は なまぬるく
 ....
メロンパン!チョコチップメロンパン!メロン果汁入りメロンパン!メロンクリームメロンパン!カスタードクリームメロンパン!あん入りメロンパン!ジャム入りメロンパン!抹茶メロンパン!バナナメロンパン!巨峰果 .... 瓶詰めの猫
という思考は
少女の哲学である


引き出しをあけると
誰もいない秋の海
の音がした


  Oh! Cat
  砂のお城を襲撃しませう


昼下がりの書斎で
 ....
信頼され契約書にサインして
任された責任あるプロジェクトを放り出し
自分にうつつを抜かす、とある秋晴れの日
人はまじめにやってると勝手に思い
本人は努めて逃げている無責任ブルース

永遠に ....
日焼けするほどの
残せる夏のしるしもなくて
白いからだが
裸のままでいるようで
ときどき恥ずかしい

私の血は水のように薄くなって
夏はたくさん虫を殺してしまう
土から生まれて ....
銀色の刺に、凍える、空気は、
青い空の下で、
白い、息をつき、声がもれる、
頬の骨に、拳が石のようにあたる。

わたしは、
バラ線を後ろに、殴られる。
放り出された、ランドセルの黒い光。 ....
イデーよイデー エンテレヒー おらこんな 洞は嫌だと 駆け出せど 妻子を置いちゃ 往けれぬつらさ




ルビコンを 敢て渡らぬ ソクラテス ルールはみんなで 決めたものだと
 ....
燃え上がるオートバイを祀る
そんな文化つくろうぜ
いっしょに

シュビドゥビ
シュビドゥバ

炎で宙に書き記すラヴレター
そんなやり方イカシてる
そう思うだろ

シュビドゥビ
 ....
幼い頃に覚えた童謡を口ずさんでみれば
なぜか悲しい気持ちがわいてきて
もしかしたら
うたの歌詞が悲しいのかもしれないと
確かめるように繰り返してしまう


夏と秋のさかいめは
きっ ....
世界は みずでできていると 
きみは言ったけれど
肝心のきみも やっぱり みずでできていたのは
きみが死んで 五日経って ようやく思いだした

(そのとき みずが流れた)

深夜 人は大 ....
ほんとうに伝えたいことは
そんなにないのかもしれないね

ほんとうに好きだったかどうか
思い出せないのと おなじで
 
 
 
「夕日が落ちる前に、帰ってきなさい。」と母が言う
 私は、海が見たかった。
 秋の夕暮れる速度と思い出と川沿いを歩き
 橋の向こうまで。


スタートは、浅い川底の尾ひれで跳ね上げる小 ....
すれちがいじゃありません
すれちがうにはあまりにとおいのです
ぎらぎらしたつきがはなしかけてきます
またひとがいきました
のぞみどおりじゃないですか
むねがはりさけそうです
とくにいたみは ....
揺れたものが 残骸になり
と 一言 の 神が 歌う
茂みの中 汚れた 道を
救え
救え

敵兵が 塹壕で 
即身成仏の証
愉快な 騒ぎが
静まる頃

揺れたものは 腐り
英詩の ....
頭蓋骨が震える高音の悲鳴が最後の武器
動かない右手に錆びたナイフ翳してわたしは生きるよ
子供のころは毛布にくるまって世界の様子見てた
手紙を書いた いってきます(もう帰りません)
決別の雨なん ....
ここにちかよってはいけません
きれいなはながみえているでしょう
もうとりかえしがつかないですよ
かんぜんにはまだ
わたしはこわれきっていません
うつくしいおんなをもとめています
し ....
 得意げにまわってる
 あの子は
 何も話せないから
 おどけてるだけなんだよ
 水色の音楽の真ん中
 はしゃぎ過ぎて
 黄色のスカーフが
 ほどけて
 落ちた ....
わたしたちは
もう離れないと誓いました
空に
風に
緑の木々に
そして
大きなビル群にも
これからは
飛び立つのもいっしょ
羽を休めるのもいっしょ
暑い夏
アスファルトの照り返し ....
脳髄の端っこの方で
姿の見えない白糸が透くんでいる
欠落の檻の中で
手合の区別もつかぬ阿呆が空くんでいる

毎々
世界の舞
札束の枚
歴戦の埋
生活の米

不条理が可愛く
致し ....
いつもより早く目が覚めたので
まだ薄暗い庭へ出ました
体に沁みこんでくる空気が
私をここから救ってくれるのだと
そんな気がしました

空中を飛ぶ小鳥を眺めながら
なぜ人間は飛べなくなった ....
すすきの檻の中で
僕らはこの世界に全く無関係に
声を上げたり遊んだりしていました
地平線を縁取る山々の木々が萌え
白く雲は何処までも白く留まることがなく
道はなく
それでも帰ることを知って ....
わたしのキャンディーボックスは閉鎖的な雰囲気
零れ落ちるわたしの手のひらにはフェイク
あくまでアップルフレイバー
でも一粒舐めると甘い夢を遡上する
わたしの原始的回顧
エヴァは、何故、林檎を ....
狂った証明が欲しくて
区役所の交付窓口へ赴くと
長蛇の列で要求は要望通りに進まない
腕に赤いルーン呪符を刻んだ
パンクスタイルの女の子と
ソーセージを詰める腸皮めいた
ヨレヨレスーツのおじ ....
そしてまた世界は
からっぽに明るくなる
このいたずらな明るさの中では
何かを見分けることなど出来やしない

事象たちが書き割りのように
意識に貼り付く
歩きたい道を見いだすことも困難なの ....
るかさんの自由詩おすすめリスト(1778)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それはかなしみのため- 石川和広自由詩8*05-9-20
歪な_薬売り- 奥津強自由詩405-9-20
鬪爭祭- 人間自由詩405-9-20
あなたに雨がふればいい- umineko自由詩12*05-9-19
間奏曲- 塔野夏子自由詩12*05-9-19
海の中で生まれた気がする- 霜天自由詩1605-9-19
朝食と指輪- はな 自由詩12*05-9-19
メロンパンの逆襲- ホソミシ ...自由詩8*05-9-19
九月- 藤原 実自由詩3*05-9-18
無責任ブルース- warioware自由詩305-9-18
残されて、夏の- yo-yo自由詩905-9-18
バラ線- 光冨郁也自由詩10*05-9-17
Ode- 呉汁±自由詩205-9-17
カルチャー- 大覚アキ ...自由詩305-9-17
夏と秋のさかいめは、きっとこんな夕暮れ- ベンジャ ...自由詩14*05-9-16
みずのきみへ- 第2の地 ...自由詩1405-9-16
それでもわたしは歩いていくだろう- umineko自由詩9*05-9-16
指が落ちるように- 千月 話 ...自由詩12*05-9-16
ひとでなしつうしんB- 石川和広自由詩7*05-9-16
揺れた_塹壕- 奥津強自由詩405-9-15
暗澹- ゆみ自由詩305-9-14
ひとでなしつうしん- 石川和広自由詩8*05-9-14
ころがるちゅうしん- カンチェ ...自由詩10*05-9-14
鳩の恋- チアーヌ自由詩905-9-14
夜呆- 自由詩2*05-9-14
早朝の庭- AKiHiCo自由詩905-9-14
すすきの丘- さこ自由詩405-9-14
根源的な私的リビドーとアップルフレイバーのキャンディー- 芳賀梨花 ...自由詩8*05-9-13
狂った証明- kw自由詩3*05-9-13
九月の黙示- 塔野夏子自由詩17*05-9-13

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