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私らは 呼吸を しない
一匹の 呼吸が 惨殺された
誰からも 見放された
無学の ために
呼吸は 刺殺された
私らは 人工呼吸 によって
生きるために
一匹の 人間が 射殺された
....
住所録に
死者が潜む
この時期
もう
逢えない人たちに
私は
アタリスクを贈る
消せないで
たたずんでいる
やさしい未来
目一杯に指を開いて
その間から覗く世界は
少しだけ明るすぎて
いつものように目を閉じていく
はらはらと花の散る道が
視界の端には、何処にでもあった
午前五時
空を埋める目覚ま ....
ぼくらはみな、生まれつき、
魔法をかけられているんだ。
その証拠に。
背がのびる。
歩けるようになる。
ことばをおぼえる。
好きな歌ができる。
好きな人ができる。
だれにそ ....
只今 わたしの太ももの間で平和を願っている男が一人
いる
時限爆弾のスイッチを押すかどうか迷ったあげく 明け方に
うちに転がり込んできたのだ
こちらが引いてしまうぐらい泣いているの ....
俺の時代が 腐っていたのは
親父が 自殺した その後
生き恥さらして 生きる幸福感を
十姉妹が 笑ってやがる
男は 飛び降りたよ
ピート・タウンゼントよりも 腕が長い
水死体は 何より ....
書架-トリックの懺悔ノhair.土-星歌ン名 ビーズに散乱シタ(Ur)万顔のミュー頭のチー句-Lu
聖堂-プ.ティングル、ヴェール℃のベル兎・夜をテラス鴉の卵-プ.√ノ フルー徒のパレェド
カライ ....
きれいな唇が
閉じたり開いたりするのを
ぼんやりと見ていた
たぶん君がなにを言っても僕には解らない、聞こえない
同じ空間にある別の世界に
二人は住んでいる
君は僕を見つめている
....
ルーシアンの薔薇ック小屋rd ニ蛇口.溢れる南Suiノ燦然メートルのLines
水辺-Lの喪ーニング・ベル 妊婦ノ述べるヴェールのLu/.inTAIYOOの照ル部屋ト
夢声のhairの.スペアの微 ....
ただひとつの意味でだけ
朝であればそれでいい
女は、暗がりから
チチチチチ、が発されるのを待っている
さあ、と
鳥が開かれるのを、鳥が始まるのを
待っている
....
本当だ
刀は 折ったんだ
そこから 国旗が 飛んでいったんだ
ジョニーが テレビの中で(た)
国旗を 広げたんだ
そこから えにも言われぬ(た)
天国が 現れたんだ
嫌われ者の ....
白い壁にまたたく
ニュース映像の
影
無音
の部屋で
テレビの人間はいつも忙しくしている
何かを攻め
何らかを責め
居心地の悪さを拭いてまわるように
忙しく
口を動かしてい ....
叩いて
柿の実の ポト ポ ト
落ちている ト なり。
毒虫のついた枝葉。
鋏で ちょきん
私の毒虫叩いて。
断崖の見晴らし。
血の ポト ポ ト。
私の這う姿が
....
君はまた空を飛ぶ
いつものように、そのままの姿で
さよならと言う口で、ただいまと伝える
手の届くすべてが本当で、そこに嘘を混ぜ込んでいく
君はいつまでも空を飛んでいて
僕らは ....
夏の 木漏れ日
日差しの中 塔婆 には
片目の 少女が
曲がりくねっている
モノクロ
ぐにゃりふなりと
渦を まき 泥が 撒かれ
そこから
首が 咲く 木漏れ日のような
花弁と 傲 ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語 ....
野
野
見渡す限りの
どこまで行くつもりなのか
いつも走りながら
喚き散らしていた男は
もう死んだ
幸せに
死んだ
暖かい光の色
これでもかと
やってくる
この色に
染まれと
やってくる
その色は嫌いだと
遠まわしに
何度も言うけど
通じない
だって
この光の色は
暖かいんだから ....
空はぎすぎすしない 空はくよくよしない
ただ果てしなく続く
空は立ち止まらない ただひたすらに流れる また流れる
気づくと
空の中には何もない 空の中には誰もいない
それでも
空があり ....
秋になっても
ずっと忘れそびれていた少年を
冬へ、冬へと
ぽろぽろ棄てるころ
秋だったのに
冬へ、冬へと
粗樫の木から少年の証拠が
呆気なく消えるころ
....
木屑の中の 小人よ
何故 カタツムリと
春の 木漏れ日に
春の 青々しい海に
流れていく?
木片が かけ落ちて
愛される 木片
カタツムリは 殻を
わって
中から 小人を
連れ ....
色の無い世界の波に揺蕩い
足元に地面は無く
不安定な波の中足を深く突っ込む
水飛沫のまぁるい光に目を細め
僕等は、明日、居なくなります
それは、震えるほど涙でした。
どうして
こんなに優しいのかな
そう思うと
心の中で一線を引き
その動機を探す
下心かな
そう考えればわかりやすい
そういうときは
OKだと思えば
しちゃう
サービス満点にしちゃう ....
何もない空から雨が
そんなふうに
あなたの存在が
私のこころを濡らすから
見上げても
どこにもいない
雲の
かけらも
だけど
私にだけ感じる声で
....
仕草だけなら
呼び戻されて駆ける。
街の中に
煙草屋がいる。
暗い はオープンとなって座るところさえ用意してあるのに
ひとは骨組みの上ばかり好んで。
くゆんでいる。
唐突とめぐり合え ....
庭に置いてある白いブランコに
雪が積もり
境目が見えなくなる
向かいの医院は
とても静かな内科
高熱が出たわたしは
抗生物質を貰いに行く
山のふもとは
山が音を吸い込んでしまうので
....
ふぬおおおおお!!!!!
あなどれりんだか、あどりなりんだか知らんが
俺は、
童話作家になってやる!!!!
今日、救急車で、
○×こ運ばれ300年
美味いの安いの
ばーちゃん ....
plain damageをなんて訳そうかと思い悩みながら師走の
群衆のなか歩いていた
とおもっていたとき
からっかぜが吹きすぎたプルトニウムのからっかぜが
あそこから60キロ半径にあるすべ ....
朝になればよかった
朝に向かえばよかった
夕暮れは言葉のように少しずつ薄れて
地図はただ一色の紙切れになっていく
なぞっていたはずの大通りは
いつの間にか細い線になった
アクセルを踏み ....
どうしてこんなに冬は寒く
こうして身体をふるわせる
秋をくるんだ
あの真っ赤な太陽は
暮れゆく一日に束の間の
焦がれる時をくれたではないか
降り散る枯葉のひとつにも
哀れを誘う言 ....
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