すべてのおすすめ
  母はいつも眠る前に鍋に水をいれ、煮干をいれる
  朝になると
  はりがね色の文化釜でご飯を炊く
  そのかたわらで
  煮干のだしでおみそ汁がつくられる
  その朝が私のふ ....
思い出させないで
とても苦しくなるから
思い出はいつも
甘くて寂しいもので
平和で平凡な
毎日を少しずつ侵食する
でも
それ以上でもそれ以下でもなくて
だから寂しい
もう二度と戻れな ....
しだいに近づいてくる足音
ずしん
ずしん
わたしにはわかる
あなたが来ているのが

あなたはわたしを手に入れたい
それが幻想でしかないとわかっていても
あなたはわたしを手に入れたい
 ....
わたしよりも弱く
儚く
人生の計算問題ができない
そういう人を守るため
あなたは去っていった

「君ならひとりで生きていける」
よく聞くセリフを生で聞いたよ
でも
そうかな?

 ....
 当たり前のように過ごしていた
 それは奇跡の連続で
 僕には身にあまることだ

 人生と言う生き物に
 命を吹き込んで
 群集のなかでも生きていたい

 ウイルスが散乱している世の中 ....
空いている電車に乗り 席に座る
駅に停まり 駅を通過し
また駅を通過し 駅に停まり
車内は次第に混んでくるが
他の席はどんどん埋まってゆくが
私の隣はいつまでも空いたまま
誰も座ろうとはし ....
心地よい風が吹き
国道近くの喫茶店は
おしゃべりで満たされてる
空気みたいだった
あなたとの時間は
あのあと一年くらい
続いたのだったかな
だからそう
まだ大丈夫
とてもリアルにあの ....
アンダルシアが死んで 20日経った

とても短い生涯だった

アンダルシア
今度は何処へ行くつもり
一つだけ買ったパンを 二人で分けて
アンダルシアの贖罪だって 笑った

アンダルシ ....
空の上には もひとつ原っぱが あるのかなぁ...
午前2時に開店して 午前10時に閉店する 店ならあるけどね

叫ぶわけには いかない いかない
人にはきびしい人 ばかり ばかり

あああ ....
まっちをすって
何が見えるのかと聞かれたときも
ただもういないおばあちゃんが見えるのと
悪い男達をだましたの
まっちを売って
ご飯なんか手に入らないから
わたしの無垢だった心を売って
世 ....
うるげききょ
言葉どおりだ
直線に 伸びる
うりげききょ
言葉の 限界
知る由もない

うらげききょ
ああいうこま


あらkらいあいふぁおりうt

理解出来る言語の自殺
 ....
すこしだけ
ひざを抱えさせて、という。

たぶん
うつむいた想いと
ゆっくりと進行するあきらめ、と
降りだす直前の雲のようなさみしさ
お気に入りだった音楽や
冷めたカフェオレ、二人乗り ....
宣告を受けた日
私たちは意外なほど冷静だった
それはおそらく
屈強な父の姿には癌という病名が
あまりにも似つかわしくなかったからで

父はいつもの如く寡黙だったし
私 ....
あなたの燃える手で
わたしをだきしめて

それはとんでもない
誤訳だったらしい

でもわたしはこころをうたれた
たとえひとごろしのうたでも
たとえぬすびとのうたでも
たとえうらぎりも ....
ガラン ゴロン
缶入りドロップをふると
そんな音がする


家を飛び出したはずの僕が
すっかりぼろぼろの身体になって
そんなふうにまた転がり込んできたとき
せっかく作ってくれた料理を
 ....
通勤電車に迷い込んできた
一匹の赤とんぼ

比較的空いている地元の電車
珍しい訪問者に
乗客たちの目元が緩む

夕焼けこやけの赤とんぼ
まだ朝だけど赤とんぼ

*

赤とんぼは ....
何かの種のように見える豆
豆は自分の力以上の力を使い
風をおこした
拇指を失い飛べなくなった
盲目の親鳥は豆の作る風で
幻のもう一つの尾で風をさいて
いたころを思い出す
モナリザという名の
かびくさいモーテルに
ぼくらは泊まった
車のなかで半分とけかけた
チョコレイトのように
きみがどうでもいいというきもちになるまで
ぼくは長い季節をいくつもやりすごした
 ....
砂時計が流すことのない一粒の砂
悲しみを知るか

桜を手折る時、残された枝の揺らぎ
寂しさを知るか

発電と称して進むことのないプロペラの空回り
孤独を知るか

鍛えられていく鉄塊の ....
夜の九時は風呂のにおいがする

できちゃった子供を風呂に入れる父
かこん
ざぱん
かこん
かこん

若い母、太った
高校のときより太った

写真をみてる
テレ ....
三匹のすもも




好かれて切ないすねすもも。
好けば嬉しやつややかすもも。
好きでうるおうおぼこのすもも。

それ、いちにのさん

恋で潰れた割れすももおっう

恋であ ....
水曜日の唄



色とりどりのビーダマが
ぱらぱらと
空からガラスの水曜日

みんみんぜみのたましいが
ころころと
みんな飴玉水曜日

とんぼが落としたサングラス
きらきらと ....
少しだけ、冷たい風が吹いてきたのは
とても遠い場所からだった
人はいなくなる、ということが出来るらしい
世界はいつも通りに明るくて
僕らは同じように電車に乗り込む

乗り継ぎ駅で世界が追い ....
やみのなかで
しらないうちに
からだがおぼえていて
あいしかたを
しらなくても
わななきながら
さえずっている

ちちはひとりで
はかまいりにいき
むなしいよと
ちちはつぶやいた ....
くにゃ

腕を預けておいた小さな棚がくたびれた
おおい、私のことは置いていくの

ストラップシューズのあいだから水玉の靴下をのぞかせ
のぞかせして今日も公園へ寄り道

はとを従えて行進 ....
チャリンコこぐこぐ おっさんにはねー
きれいで悲しい 思い出がある
もしもまだまだ 俺を好きなら
○月○日 新丸子駅

待っててくれよと伝えたけれど
彼女はとうとう 来なかった
彼女はま ....
自分は何人いるんだろうと
数えていたら
頭がぼんやりしてきて
それで
もっとぼんやりするために
お酒を飲んだり
する
そうすれば
わたしは誰かになって
だから
あんなことや
こん ....
夕飯を食べたあと
タバコを吸っていると
ささと風がふいた
まぼろしにささやきかけたように

近くでおんながくしゃみした

僕の物思いの雨の中を
通りすぎた
あれら透明な命はなんだった ....
あなたを 美しいと 思った 秋の日
秋の日
あなたは ものごとを わたしの肉に
染み込ますように わたしを 叱るのでした

わたしは 朝露を 飲むように
あなたを 識る

遠くに 近く ....
 液体枯渇の脳に注射器を射す
 崖に落ちてく列車の窓に映った
 黒く変形した俺たちの姿


 微塵も穢れなき青空の雷鳴を
 恐れ
 物陰で怯える
 地面に現れた ....
るかさんの自由詩おすすめリスト(1778)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふるさと- さかな自由詩605-10-4
間奏- チアーヌ自由詩405-10-3
あなたはわたしを手に入れたい- チアーヌ自由詩505-10-3
あなたの重み- チアーヌ自由詩505-10-3
気づかなかったもの- 炭本 樹 ...自由詩505-10-3
私の隣に幽霊が座っていた- 岡部淳太 ...自由詩17*05-10-3
午後のリビングでのリアル- チアーヌ自由詩405-10-2
アンダルシアの贖罪- 第2の地 ...自由詩205-10-2
1日- ワスター自由詩305-10-2
まっちをすって- 暗闇れも ...自由詩3*05-10-1
うらげききょ- 奥津強自由詩205-10-1
かたひざ- なつ自由詩9*05-10-1
宣告- 落合朱美自由詩20*05-10-1
誤訳- ZUZU自由詩1305-10-1
缶入りドロップ- ベンジャ ...自由詩8*05-10-1
赤とんぼ- ミサイル ...自由詩805-10-1
使命確定- Dann・v・S ...自由詩4*05-9-30
ホテル・モナリザ- ZUZU自由詩305-9-29
片糸でんわ- たりぽん ...自由詩11*05-9-29
リビング- ともちゃ ...自由詩11*05-9-29
三匹のすもも- m.qyi自由詩905-9-28
水曜日の唄- m.qyi自由詩1405-9-28
落下傘- 霜天自由詩1805-9-23
はげしいゆれ- 石川和広自由詩7*05-9-22
わたしをおいて- nomi ...自由詩405-9-22
コゲコゲ_ヒーロー- クリ自由詩4+*05-9-21
繋ぎ止める自分- チアーヌ自由詩605-9-21
夜の透明な命- 石川和広自由詩12*05-9-21
秋の日- tonpekep自由詩14*05-9-21
4分39秒- カンチェ ...自由詩605-9-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60