すべてのおすすめ
雨の匂いは二人の瞳を湿らせる
閉じ込められたつもりのお遊びで
あなたは私を呼び寄せた
きっと些細な戯れで




シーツの波が
まるで逃げ惑ってるかのように見える午前五時 ....
夢を見た
あなたはひどく優しい笑顔で笑ってた
明け方の月のような美しさで



私は少し笑っていたように思う
その柔らかい微笑みに
夢の中でも傷が疼いた


 ....
ヘミングウェイじゃないけれど
何を見ても何かを思う
この街は体に毒だ


記憶の濁流に押し流されて
立ち尽くしたまま泣きそうになる
冷たい風が刺す中で
涙だけが生温かった

 ....
あの頃顎下で切りそろえた黒髪は
いつの間にか胸下まで伸びていた
美しい茶色の髪を、あたしは毎日ゆるやかに巻いている



あの頃短かった不細工な爪は
桜貝色の花やきら ....
溺れたければ、どうぞ?



初めて笑った日のことを覚えてるよ
白い肌より白い包帯に血が滲んでた
君の無感動な眼差しに背筋は寒くなったけれど
君はたわいもないことを喋りは ....
若さの中に埋もれていたのかもしれないね
乾いた木にもたれかかって
微熱を持った耳に唇を寄せた


それは丁度冷たい風が月明かりをざわめかせたとき
その落ち着き無い立ち居振る舞いが急 ....
 窓から差し込む青く透明な光に、ベッドで眠る彼の顔が夜明け独特の清浄な暗さに染められていた。
 こうして彼の寝顔を見るのは久しぶりだ。ぐっすりと眠る彼の顔はとても疲れていて、羽を休めるぼろぼろの ....
切れかけた灯が点滅して
夜の空気をざわめかせている
人もまばらな公園で
赤く染まった爪先が
あなたの頬を蹴りつけた

ちらちらと瞬く安い灯りは
薄暗く二人を纏う
その中で白く浮かぶ ....
るかさんのロリータ℃。さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
気づけばこんなに遠くまで- ロリータ ...自由詩509-6-5
KOU- ロリータ ...自由詩809-4-2
時はただただなだらかに- ロリータ ...自由詩1109-3-22
heaven- ロリータ ...自由詩709-3-11
樹海- ロリータ ...自由詩508-11-11
ピアス- ロリータ ...自由詩307-2-12
愛の墓場- ロリータ ...散文(批評 ...2*06-11-10
蛍光灯- ロリータ ...自由詩11*06-11-9

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する