すべてのおすすめ
今日の朝は
いつもの朝と違ってた
夜ふかしの寝不足はいつも通りだが

それでも毎朝5時半には目を覚まし
寝床から起き上がる
それでも
これと言って体調には変化なかったのに


今日 ....
怒り
ドキツイ
バイクの音が 
ウォンウォン
流れ込んで遠去かる
この白い小部屋に
じっと居る
私の心は鉛色

無限の彼方へ旅に出る
貴女に気付く余裕もなく
独りカッカと燃えてい ....
殺風景な教室に
わたしの怒り

先生は多数決をとった

異分子には異分子の
言い分があることは
知っていたはずなのに

優等生のふりで
回避した戦争

擬装の平和に
気付いて ....
変なTシャツで出掛けよう

誰にも彼にもクスクスと笑われよう

指をさされて馬鹿にされよう

とてつもなく白い目で見られよう

親の期待を裏切ってしまおう

一生の約束を破って ....
ひとりにつきいっこの
こわれやすくちいさな
構造物にはめこまれた
なのるなもないいのち
きみとぼくのはざまに
そびえたつこのせかい
月の裏側を探して歩く
靴底と地面の
密接な関係を考え

石ころの下の
虫たちの暮らしに
思い巡らし

息を殺して
押し入れに隠れた
かくれんぼを思い出す

暗闇を浮遊する夢
 ....
濡れたアスファルト、
黒光りしながら
ゆらゆら揺れ
今日は雨、
胸奥が
酷く切なく軋み
遠い記憶の余韻が響きます

  *

あれは小学二年のこと
休み時間の騎馬戦で
後頭部を ....
景色はそれを必要としてる人の前にだけ現れる
それはいつの日か声の上に、言葉の上に
紙の上に落ちてくる
誰も書かなくなった詩を、誰かがまた書き始める
知っていましたか?
世界はもうすぐ微笑む準 ....
まことにここ最近は怠惰な日々を繰り返していた
それはつまり
失うものが多過ぎて得るものがない毎日だった

一日中ぼんやりとしてしまう時間に縛られて
生気をなくしていた

まるで木偶みたい ....
二〇一五年十二月一日 「毛布」


 きのうのうちに終えるべき仕事をいま終えて、これからイーオンに毛布を買いに行く。クローゼットに毛布が1枚もないのだ。捨ててしまったらしい。これまた記憶にないの ....
銀行からの帰り道
少し夏の日のこと思い出して
一緒に帰ったよね
前後縦に並んで

預金残高が足りなくて
感情論で帳尻を合わせた
ショーウィンドウのテディベア
2人にしかわからない約束し ....
私たちは今という瞬間に生きている

今という瞬間にしか生きられない

今という瞬間は常に死んでいく

私たちは今という瞬間に死んでいく

今という瞬間にしか死ねない

今という瞬間 ....
花びらがアンテナだ
なんて
だれも気がつかないよね


花たちがざわめく

よく見れば
パラボラアンテナに

にているのが
わかるだろうに


世界の鼓動も
宇宙のハー ....
あんな、人が死ぬって全然きれいやないねんで、じいさんの葬式でも、ばあちゃんの葬式でも、どっちでも思ったんやけど、棺の中のご遺体をじーっと見てたらな、蝋人形みたいで、魂がないと人間ってこんな薄いっちゅう ....   犬


朝の静けさの中で
犬が吠えている
すべてに届くように

昼のざわめきの中で
犬が吠えている
君だけに届くように

夜のささやきの中で
犬が吠えている
すべてを打ち ....
あの人は日記のような詩を書く
あなたは詩のような会話をする
その人と会話のように目配せる
かの人の目のような月が笑って
あの人たちは笑いながら消えて
私たちは消えるような息遣いで
そうして ....
浮かんでは消えていく
あの微笑みが
胸の真ん中を
射抜かないように
ぼやけて残る

マグカップに注いだコーヒーが
光を遮るから
僕等は昼も夜も
同じくらい好きだ

見上げれば夜桜 ....
本当は優しい言葉でもかけてあげたいけど
誰よりも覚めた、突き刺すような視線が痛い
テーブルを挟んで座る
手を付けないままのサラダとフォーク
言いたくないなら何も言わなくていい

どんな未来 ....
現と擦れて詩が浮かび
境と接して死が浮かぶ
現も境ももう近しく
それなら詩と死と
しとしと濡れて
行ける処まで生きませう
現と境の溶けるまで
背負った重荷を下ろすまで
背を正すこと、背 ....
夕暮れは、いつも隣に座ってた

河川敷の土手に、いつも僕と座ってた

何を話すでもなかった

ただ何となく、二人で座ってた

夕暮れは、いつも時間になると帰ってった

泥だらけ ....
また一夜が明け
光溢れる一日が来たよ
風はそっと穏やかだし
空はぼうと水色だし
街は花の香に包まれて
実に飄々と軽やかに
ステップ踏んで春は行く
おれはのそっと鬱だけれど
六十一回目の ....
夜は味気なく
だが
絶対的に


おれの残り時間を
砂時計の
ように
くっきりと表示する
嘘だろ
マジか
勘弁しろよ


詩を
書くときに
たとえばそれが
誰 ....
あのひとは

無言でオレを叱る

ホットドッグの最高に美味い喰い方を教えてくれた

オレが勝手に兄のように思っているひとだ

オレには、大嫌いな口うるさい姉しかいないが

あんなバ ....
もうすっかり春になりましたね
今日は風が強いです
咲いたばかりの桜の花が
ゆらゆら大きく揺らいでいます

 ■□

私は街を周回していた
人波物凄い雑踏だった
(流れに乗り遅れたら、 ....
卵から孵った雛が、初めて見た太陽を母親と思い込むように、俺はあなたを好きになった。

中学二年の春、勝ち気な瞳をしたショートカットの女の子に出会いました。「サヨナラ」、その子と初めて交わした言葉で ....
夜明け前に目が覚めてひとり
時間の狭間に取り残されたような気がする
眠りの妖精は去り
愛と憎しみと天使のことを考える
日が昇るまでの時間をもて余して

暗いうちから起き出し
働き者のふり ....
一雨毎に深まりゆく
この春日に佇んで
私は浅く息を継ぐ
虚脱の朝に不安な昼に
剥ぎ取られてしまった色を探し

  *

記憶の奥の入学式
通り過ぎてく畑の野草
お母様と手を繋ぎ
 ....
 降っているけど

 どうせあなたは

 雨粒のあいだを通り抜けて

 両手鍋を抱えて来るのでしょう

 ええ、いつだってあなたは

「最高のカレーができた」と云って

 坂道 ....
感情が死んでいく

論理の下に埋もれて
死んでいく

ニュースは私を否定した

その論理は
私は排除すべきものであると
私は許されないものであると
私を否定した

いつか私が死 ....
静けさ 揺れる
春の雨、
光の空から
降り注ぎ

宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては時を刻み
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する

静けさ 奥 ....
道草次郎さんの自由詩おすすめリスト(970)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今日の朝は- こたきひ ...自由詩421-3-31
落差- ひだかた ...自由詩321-3-29
3年2組- TwoRivers自由詩7*21-3-29
変なTシャツ- クーヘン自由詩1*21-3-29
世界- 入間しゅ ...自由詩721-3-29
- 入間しゅ ...自由詩521-3-28
雨降るなかを雨降るなかを- ひだかた ...自由詩421-3-28
心電図- 妻咲邦香自由詩4*21-3-28
それから- こたきひ ...自由詩321-3-28
詩の日めくり_二〇一五年十二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14+*21-3-27
帰り道- 妻咲邦香自由詩5*21-3-27
今という瞬間- 宣井龍人自由詩5*21-3-26
花たちが聴く銀河の便り- st自由詩621-3-26
死んでないもん- 入間しゅ ...自由詩321-3-25
デッサン- 空丸自由詩1821-3-25
さくらはさくら、で- AB(な ...自由詩12*21-3-25
日々の泡- ミナト ...自由詩5*21-3-25
沓掛の小道- 妻咲邦香自由詩7*21-3-25
しとしと濡れて- ひだかた ...自由詩621-3-24
夕暮れは、いつも- クーヘン自由詩12*21-3-23
うっとり鬱で- ひだかた ...自由詩13*21-3-23
理由などなく、欲望だけがある。- ホロウ・ ...自由詩5*21-3-22
港町- 墨晶自由詩2*21-3-22
春夢- ひだかた ...自由詩721-3-22
刷り込み~緑色に輝く透明な空の彼方に・・・- 草野大悟 ...自由詩421-3-22
うすのろな生活- 無限上昇 ...自由詩421-3-22
放擲されたこの夜に- ひだかた ...自由詩821-3-21
白米- 墨晶自由詩5*21-3-21
感情の死刑宣告- TwoRivers自由詩8*21-3-21
春歓- ひだかた ...自由詩521-3-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33