すべてのおすすめ
僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の ....
白銀
静寂

足音

足跡
お晦日の夜から元旦の朝までラブホテルで過ごした
事がある
事前にその事を彼女の家に電話したら
母親が出て
 お嬢さんを今夜こっちに泊まらせて明日そちらに送ります
と伝えたら 電話口で母親がこ ....
1.蜂蜜

海のむこうの国から
はちみつを買うきみに
くたばれと思っても
しようがないね

トースト

冷めちゃって、

可燃ゴミにて
代謝する
えいえんに腐らない日々 ....
歌声が聞こえていた
夢のなか
濡れるようなヴィブラート
君の弟だと紹介された
いがぐり坊主に白のTシャツ
別世界の住人みたい
僕たちはすぐに打ち解けた

萎れいく花々
目醒めてみれば ....
次の街灯までを何とか生きる

あの小さな光までを生き繋ぐ

何億光年先の?後の?心底の?天上の?

分からないけど、今はただ歩く

一夜一夜を、一歩一歩と

ふくらはぎのヒラメ ....
夜、

暗緑色の

霧に覆われた

小さな凍った湖に、

静かに霧を割って

一羽の

羽の弱った小鳥が

落ちてきました。

すると湖は音もなく割れ

やさしく
 ....
また夜が来て
まだ私は生きていて

堆積した記憶の回収不能
後頭部辺りから凹んでいき
何一つ思い出せない
何一つ思い出さない

)モノクロームの響き充満し

また夜が深まり
まだ ....
私って
良い人ですか?それともきわめてワルイ人
そんな質問
誰かにしてみたくなった

その日
たまたま入ったファミレスは空席が目立っていた
ランチタイムと夜の混雑する時間帯ではなかったと ....
ここは、森であることを、許されてはいない。
しかし、森でなかったことはない。

森について、何も知らない。
しかし、森のすべては、予め知らされている。

森を、思いだすことは、できない。
 ....
二〇一五年五月一日 「HとI」


 アルファベットの順番に感心する。Hの横にIがあるのだ。90度回転させただけじゃないか。エッチの横に愛があるとも読める。もちろん、Iの横にHがあるとも、愛の横 ....
職場でお寺の話になって
昔あなたと行ったお寺のことを思い出した
名前も場所も憶えていなくて
ネットで調べていたら
手が滑ってあなたの家を見てしまった
恐ろしいことに十数年の移り変わり写真 ....
私はカフカの変身を読んだ記憶はありません
小林多喜二の蟹工船も倉橋由美子のパルタイも読んでません
ただ書店で何度か本を手に取った記憶はあります

私は芥川龍之介の芋粥は完読しています
太宰治 ....
{引用=ふしあわせという名の猫がいる  寺山修司}


印象という名の椅子


音楽という名のハンモック


概念という名の少年


恐怖という名のカクテル


経済学と ....
冬の道に蛾が落ちてきた
大きな桑子だ
冬をやり過ごし
羽を朽ちさせた太い蛾は
冷たいアスファルトに震えていた
二月
妙に暖かい日に
それでも凍てた道路に腹と羽を震わせた蛾の
末路は知ら ....
ねぇ、帰らないでよ
君の自転車の反射板の光、
今すごく良い感じなんだよ
青と黄色が溶け合ってて美しいんだよ
だから帰らないでよ
僕とここにいてよ
こんな、しがない夕方だけれども、
コ ....

中学の教室では前席のおんなのこのブラウスは下着が透けて
授業か終わり起立礼の時に前がふくらんだスボンを
クラスメートに気づかれないかと
ヒヤヒヤした事度々あったよ

俺は
尖ったコン ....
死の前日の君へ、死の翌朝の僕から

忘れ物を届けたい。このささやかな詩手紙で。

どこかへしまい込んだまま
すっかり埃まみれなまま もはや記憶だけのままの
使う事もなかったアレは、かなり貴 ....
永遠からすれば
一瞬に過ぎない
この今を
落ち続けている
この俺は
奈落の底まで
落ちて行く
後少しで
叩き付けられる
俺の体が
叩き付けられる

時間は普通に流れている
空 ....
いい年して口喧嘩
ああ
馬鹿馬鹿しい、朝…

昼、青空なのに
ああ
寒々しい…


もういい加減にせえや
ああ
三日目カレー…
イキイキと
毎日を充実して過ごせたら
それはまことにハッピー
かも知れない

けれど
私にとっては
何だか針を立てられてひたすら回され続けるレコード盤みたいで
イヤだな

針はいた ....
僕は昔中野駅で下車した
ご飯の上にカレーをのせた店員 
口に運んだルーのスプーンの 冷たさ 
4月の あれは 雨の日だった 
知覚感覚が
空の彼方を震えさせ
海の底を掻き回しても
それがいったい何だと言うのか
僕には大事な夢がある
胸震わせる予感がある
たとえ旅路が終末でも
置いていけない憧れ持ち
五感の海を ....
不意についた嘘に
自分の底が知れた

(悪意などなかった)

そうやって
友人代表不在の人生に
了解を得る

今日は立春
反省は掃除の後でも遅くない
死んだらさ
じっくりじっくり焼かれてさ
灰になるまで焼かれてさ

本人痛くも痒くもないから
残酷でも
許されるんだろうな

親族一同が集まるなんて滅多にないけどさ
二人一組になってさ ....
町並みに森の匂いがした。
公園を三つ。階段を二つ。知っているパン屋の匂い。スーパー。雑貨屋。ともだちの家。
学校を見下ろす長い坂道を下った。
社を通り過ぎて、実家を通り過ぎて、足は、足を、通り過 ....
クレジットカードが何でその金額を精確に洩れなく銀行口座からお金を
引き落とせるのか、については(むにゃむにゃむにゃ)、説明出来ない。

wi-fiを使ってインターネットに接続して、映像サイトの映 ....
キャンピングカーに乗って
行き当たりばったりの旅。

その街の人々を眺め
その街の人々を感じられる場所に行き
一緒の事をして
一緒の物を食べる。

そんな生活をして
暫くして ま ....
ふたりのいとはどうかせんのように
じりじりとくちてく

あのほしはあおいさかなのめ

いませかいじゅうでなんにんのひとが
かーてんをあけてまどのそとをみただろう

かぜがふく

 ....
遠くから
常に
私の後ろを雷鳴がついてくる
ただ稲光りは私の身に起きているのであった
道草次郎さんの自由詩おすすめリスト(986)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
二胡- 梅昆布茶自由詩1321-2-9
気配- ヨロシク自由詩221-2-9
見えないところで見えない形で- こたきひ ...自由詩321-2-8
ひとところにわたしのための愛をあつめる- 平井容子自由詩621-2-8
メタモルフォーゼ- ひだかた ...自由詩421-2-8
次の街灯- クーヘン自由詩3*21-2-8
ある凍てつく湖の話- 由比良 ...自由詩5*21-2-7
記憶喪失- ひだかた ...自由詩521-2-7
曖昧な正解と確かな不正解- こたきひ ...自由詩521-2-7
生物- かとり自由詩5*21-2-7
詩の日めくり_二〇一五年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩16*21-2-7
運命の分岐- mizunomadoka自由詩721-2-6
私は私以外の何者にもなれません- こたきひ ...自由詩321-2-6
Die_Alone- 墨晶自由詩6*21-2-6
- 黒田康之自由詩321-2-5
帰らないでよ- クーヘン自由詩2*21-2-5
文房具ではコンパスが好き- こたきひ ...自由詩721-2-5
底を浚って- ハァモニ ...自由詩321-2-4
人生と信- ひだかた ...自由詩421-2-4
ああ…- ナンモナ ...自由詩3*21-2-4
虚しい空しいむなしいムナシイ- こたきひ ...自由詩421-2-4
中野駅のビルの7階で- 番田 自由詩221-2-4
願い- ひだかた ...自由詩421-2-3
立春- TwoRivers自由詩221-2-3
大安吉日の日に- こたきひ ...自由詩421-2-3
Interlude- かとり自由詩10*21-2-3
知らないこと_だらけ- 浮蜘蛛自由詩221-2-2
14歳の- 浮蜘蛛自由詩221-2-2
うた- mizunomadoka自由詩221-2-2
雷鳴- 黒田康之自由詩221-2-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33