すべてのおすすめ
眠れない夜
殺してくれと頼んだ
生きることに疲れ果て
自ら死ぬ覚悟もできなくて
無理心中を試みる

死にたくないと泣く子供
現実に引き戻すには十分で
今日まで生き恥晒してる
生きるこ ....
終わりのないものなんてないんだ
終わらないんじゃないかと思うだけで
いつか必ず終わりの時は訪れる
山積みになった書類の整理も
果てしなく溜まった洗い物の山も
手を休めず進めていけば終わりが見 ....
同じ人間なのに
平気で約束破る人がいる

同じ人間だから
必ずきっと
約束守る人はいる

同じ人間だけど
約束交わす相手さえいない

同じ人間なのに
平気で殺す人がいる

同 ....
疲れてるんだね
お疲れさま
もうすぐで今日が終わるよ
明日になればまた
今日が始まるよ
繰り返しじゃないよ
二度とない今日が終わって
二度とない今日が始まるよ
今日はお疲れさま
低い山を時間をかけてゆっくりぐるぐる登りたい

そんな自分を許したい
逃げ道を探してる
俯きながら探してる
今夜はどこで眠ろうか
老婆が生きる術はない
天使たちが飛び去ってしまったから
まだまだ青い雑草の群生
ベッドにするには役不足

夜通し歩いて迷子に ....
詩を書けなくて困ってる
詩を書けなくて焦ってる

なのに
頭の中の宇宙には
相変わらず詩の埃が立ち上り
降り積もっていく

詩はけして無毒じゃない
毒を持っている

詩人はその毒 ....
夜、寝る前になって
やっと止まる原因不明の嘔吐感
医者はばんばん薬を処方し
私はばんばんそれを飲み
そうして実は気付いている

吐き出したいのはこの魂だ
上手く吐き出せない現状に
吐き ....
Speaking of which,
そういえば
There's something I haven't told you.
君に伝えてないことがある
Should I tell you a ....
生への執着
生きることが喜びになる日が来るとは思わなかった
死こそ救いと思い込み
河川敷を彷徨ったあの日
オーバードーズで朦朧とした頭で
ふらふら、ふらふら
知らない人の呼びかけに答えるこ ....
紙飛行機じゃ重そうだから、かみひこーきを飛ばそう。
ひらがなを覚えた頃の、あの、とてつもなく軽い心で。
山寺の宵
庭と向き合い
和尚とふたり並んで
座禅を組む

拍子木が鳴る
鎮まり返った境内
前方の山が霞んでいき
ひっそりと夜の帳が下りる

庭風がなで
蚊が飛んでくる
一匹目  ....
ひょっ
ひょっと
くいっくいっ
ひょっ
ひょっと
くいっくいっ

縁を歩いている
縁と言っても樽の縁であり
樽と言ってもただの樽ではない
縁の幅は一尺ほどもあろうか
それ ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
怒鳴られるくらいなら
死んだ方がマシだと
余裕のない思考が支配する
恐ろしくて足がすくむほど
彼のことが怖い

死んでしまえば
もう怒鳴られない
もう怒られない
極端な思考が支配する ....
電話の音がしている
誰にも取られない電話の音が
留守電にもならないで
コードも抜かれないで
ただ伝播するものを拾っては鳴いて
何処かのくじらのように

きっと君はいつだって化石になれたん ....
言葉は溶けて風の中
吹き荒れる嵐にかき消され
誰の元にも届かない
溶けた言葉を拾い集めて
意味ある言葉にしようとしても
それは、無駄な努力というもので
時間だけが無慈悲に過ぎる
何も伝わ ....
私には
過去の記録と記憶を自由に塗り変えて
新たなストリーを嵌め込み
捏造してしまう癖がある

私は1955年2月17日に生年月日が設定されていた
これについて私は納得していない
なぜな ....
今度、年金が入ったら

自転車を買うつもりだ

レイチェルというメーカの

26インチのマウンテンバイクが

ずっと前から欲しかった

今、働いていないので

運動不足だから
 ....
働かなくてもいい
そう思うと
安堵する自分がいる
人に迷惑をかけない為には
完全に仕事を休まないようにするしかない
でも今の自分にはそれが出来ない
人間の集合想念に背中を突かれて
膝を折 ....
落ちる白壁、この真夜中
沈黙の充満、物という物
剥き出しに在り
全てが均一に在るという
無機の死の奈落
無言の虚無の生々しい告知

そうして俺はこの胸に広がりゆく空洞を抱え

物質と ....
東の空に陽が昇り
小鳥が鳴き騒ぐという
小さな物語を知ったとき
「鳥の朝」という意味が生まれ……

中天に陽があって
猫が居眠りをするいう
呑気な物語を知ったとき
「眠る猫」という意味 ....
ラジオの音は好きな音楽よりも投げやりでよくて
だからラジオの中で眠ることにしてる
住んだことのない場所の局がいい
まるで想像出来ない道の交通情報を聞いて
馬鹿じゃねえかとひとりで笑ってる
ね ....
濡れたアスファルト、
黒光りしながら
ゆらゆら揺れ
今日は雨、
胸奥が
酷く切なく軋み
遠い記憶の余韻が響きます

 *

あれは小学二年のこと
休み時間の騎馬戦で
後頭部を切 ....
怒りより大きな声で否定され
なすすべもなく下を向く

地面に穴がひらくのを
夢みるように待っている

罪が同じだと歓びも同じなのかな

酔っ払ってもひとり月見上げ
翼の折れたカラ ....
生活費を入れてくれないのはざらで
生きるために必死に貯めたお金を使っては
その場しのぎをしてきた過去
今でもその癖が抜けなくて
最低限のものしか買わない、買えない
経済を回すのはお金持ちの仕 ....
降りやまない雨の朝
喘息の咳で目が覚める
珍しいことではないけれど
ひゅーひゅーという呼吸音が
息苦しさを物語る
空しく酸素を求めてあえいでは
金魚みたいだと自嘲する

大人になれば自 ....
夏は遥か彼方に消えて
砂浜は落ち着いた風が吹く

そう言えばと
思い出したように話し出す
波音が消えたかのように静か

あなたは思い出話をする
ゆっくり愛が深まった

秋から冬へ向 ....
頭でしか書けない詩人と
やたら命を叫ぶ詩人とが
一緒に荒野に佇んで
灰色に濁った空を見上げても

世界は何も変らない
世界は何も変らない
世界は何も変らない
世界は何も変らない

 ....
猫は嘘を知らない
犬だって知らない
なぜならば
彼らには物語がないから

あるがままよりももっと狭く小さい
生きていく大切さだけを知っている
そのことが美しい
けれど悲しい

彼ら ....
道草次郎さんの自由詩おすすめリスト(984)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
正常とは- 無限上昇 ...自由詩320-10-14
終りの時- 無限上昇 ...自由詩320-10-14
約束におは付けないで- こたきひ ...自由詩320-10-13
また- リィ自由詩2*20-10-13
休職- TwoRivers自由詩4*20-10-13
逃げ道- 無限上昇 ...自由詩220-10-13
詩を書けなくて- こたきひ ...自由詩420-10-13
詩の言葉で魂を- ひだかた ...自由詩1020-10-12
ずっと伝えてないことがある- 月夜乃海 ...自由詩120-10-12
生きていたい- 無限上昇 ...自由詩220-10-12
かみひこーき- クーヘン自由詩7*20-10-12
問答- もちはる自由詩2*20-10-12
縁を歩く- 六九郎自由詩2*20-10-12
〈根源悪〉の原体験(改訂4)- ひだかた ...自由詩320-10-11
詰み- 無限上昇 ...自由詩120-10-11
だれもいない- 鳴神夭花自由詩320-10-11
言葉が私を苦しめる- 無限上昇 ...自由詩120-10-11
鉄棒と希望と絶望を振り分ける- こたきひ ...自由詩120-10-11
自転車を買うつもりだ- ジム・プ ...自由詩2*20-10-11
働かなくてもいい- ジム・プ ...自由詩2*20-10-11
真夜中の侵入- ひだかた ...自由詩420-10-11
日々の連続性は物語の形をとって意味となる(おさなごへの答え)- につき自由詩8*20-10-10
ラジオの気楽さのままでよろしく- ホロウ・ ...自由詩1*20-10-10
雨降りの記憶- ひだかた ...自由詩520-10-10
一過- 秋葉竹自由詩620-10-10
夫を愛していない- 無限上昇 ...自由詩420-10-10
喘息- 無限上昇 ...自由詩320-10-10
ゆっくり- 夏川ゆう自由詩320-10-10
薄紅の寂しさに- こたきひ ...自由詩220-10-10
猫と犬の物語- につき自由詩2*20-10-9

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