すべてのおすすめ
今日も僕は詩を書く
抱えているイタミを
癒すために

詩を書くということは
祈ることと似ている

読んだ人が
少しだけでも
元気になればいいと
読んだ人が
少しだけでも
勇気を ....
春はあけぼの
夏は夜

と謳った人が昔居るけれど

確かに

そうやって


自分の好きなものを
実際に
真剣に
数え ....
 
誰も家にいない

ファンタグレープを一人で飲む

日記なんて書かない

太陽

汚れたレースのカーテン

台所の床で裸

扇風機

団地の正午

その子は、誰も想 ....
夜中に大声張り上げて
叫びそうになる
それこそまさに人の遠吠え

ブンブン回したくなるような
俺の雄叫び
何処までも飛んでいけ

男は
男って生き物は
始末が悪いぜ

股間に重 ....
一日にふたつ詩をスマホに打ち込んでネットに投稿しても

何も変わらない
何も起こらない
何もスタートしない

この寂しさ
この空しさ
このやりきれなさ

嵩ましをするばかりだ
 ....
答えにたどり着く気がして
川沿いをひたすら歩く

午後九時
一瞬雲の切れ間に輝いた二等星
願うことから始まる絶望が
いつでもおいでと笑っている

仲間は裏切者だった
でもそれでいいじ ....
現実的になれば
絶望がまた
首をもたげてくるけど
時には
享楽に耽る自分を
許したり
時には
娯楽に興じて自分を
宥めたりしながら
ここまでやってきた
頼りないとか
いい加減だと ....
 祭りの日の夜、賑わいの中で浴衣が揺れている。
 蒸し風呂の中での会話のように言葉はくぐもり、
 汗は流れ、肉体は肉体の中で直立している。
 虚しさは寂しさを無限に超越してゆく。

 男 ....
たよりは
いちまいの
いかだ

もじがながれていく

いちまいの
はがながれて
いく

ことばのかわ
りはなく

ながされて
よりそうは
かのように

いかだのうえ
 ....
梅雨は終わり
夏がやってきた

海開きの日
夏本番がきたことを表して
陽射しを強く感じる

静かだった砂浜
賑やかになり楽しそう
この日を待っていた

海の家は
夏にしかない
 ....
夢の中で、
歌うことも笑うことも靴を履くことも忘れる。

夢の後で、
体の中に風が吹いているのを感じる。

窓の外、
静かな空に煙をくゆらす。

振り返ると、
空っぽの住処。

 ....
フォー・ビートが沈み込んでいく
目録のない夜の隙間
非常階段の泣声
男か女か分からない

カルヴァンクラインの残骸
浴室に注射針
充血した瞳が
最期の瞬間に見たものは

あなた ....
アメリカのミシシッピ川周辺を
起源とする
黒人の
ブルースミュージック

或いは日本の競走馬

或いは賀茂川の三角州





バーのカウンターで ....
感情が漂白され
漂流していく時空を
速くなったり遅くなったり
緻密になったり大雑把になったり
なんて自由自在に運ぶ移行

魂の打つ突発的な躍動
変拍子や裏拍に
コレハナンダ?
新たな ....
林床にはブナ林特有の雑木が生え
そこを刈り払い機で刈っていく
すさまじいヒグラシの鳴き声の海が森を埋め尽くし
私たちの耳に、錐もみ状に刺さっていく

急な斜面を足場を作りながら雑木を刈る
 ....
この精神ひとつ
この身体ひとつあれば
必ず這い上がれる
やってゆける
形のない精神で
有限なこの身体で
今日を生きる
精神はあの天球と繋がり
身体はこの地球と繋がる
この私の意志の振 ....
病床の旧友よ、それでもなお、夏への憧れを失わずにいておくれ。
学び舎は今でも坂の上に、サイダーは学食の自販機で冷えているよ。
来る日も来る日も
この苦しみから一日も早く解放されたい
という人の切ない想い

心が体が
ボロボロになって修復が難しくなっても
命の焔をか細く揺らす人は
多々いるに違いない

この社 ....
牛の歩いた跡が、
「段々畑」のように見える、
そんな肥後のひとつの牧草地。

地上波でなんども再放送されています。

車いす生活者の自分にとっては、
旅行は室内で十分なのです ....
君の吐息はちいさな部屋の空気を揺らし
君の想念はだれかのベッドにしのびこみ
不思議な夢を紡ぐだろうか

ヴィトゲンシュタインにも小さな教え子に
猫の骸骨を組み立てさせたり
社会実習を経験さ ....
冷蔵庫にわたしの好物がひとつ増えている
星の夜に歯型をつけてねむる
719円でブラジル産の
冷凍の鳥のもも肉を2㎏買ってくる
冷水に漬けて流水で解凍すると
だいたい8枚のパテがとれる
一枚ずつ小分けしてラップで包んで
冷凍庫に入れて冷凍しておく
これを一枚 ....
大小の刀を二本も腰にさしていては、さぞかし歩きづらいし、走るとなったら駆けづらいだろうなって
常々感じていた

士農工商の身分制度の中でいちばんに位置していても、その暮らしぶりは窮屈で自由じゃな ....
だいすきだった詩人が
詩のことなど忘れて
湯を沸かしている

うすいまぶたに光が乗る

忘れて、
忘れて、
忘れて、
生きなさいね。


わたしの耳は聴く
短い髪の毛を揺らして歩くセーラー服
単調な音を鳴らすしまむらのスニーカー

畦道の傍らの、コンクリートに転がった
蚯蚓の焼き尽くされた死体が
まだら模様に広がる夏

自転車の回転 ....
おやじのくせに可愛い字を書く人で、その字の置き手紙が懐かしい。
僕ばかりあなたの字を知っていて、あなたは僕の字をきっと知らない。
不幸って
否応なしにそれ相応のわざわいの種がまかれた
結果っていう認識でいい

幸福って
なりたくて欲しくて探し回って
やっと手に入れた
それ相応の種を植えて
水を撒いて育て上げた結果 ....
いつか夢みたいなすべての願いがかなえられた世界がきて、あなたはたちまち涙なんて出なくなる。そう言い切れればどんなに楽か、っておまえそれを躊躇してる時点で誠実じゃねえよ。言い切ってやれよ。言葉は呪いだよ .... 先生、あのね
わたしは不幸な花なの
蜜を吸いに、不幸な蜂たちが集まってくるの
わたしはそれを友達と呼ぶし
向こうもわたしをそう呼ぶけど
蜂たちが幸せになったら
わたしの蜜なんて不味くて飲め ....
どうにも目がさえて眠れないので
今日の夢をゴミ箱に捨てました
今日の夢は泣いていましたが
何も言わずにゴミ箱に蓋をしました
ひとは残酷ないきものです
ティン・マシーンを聴いていてふと
 ....
道草次郎さんの自由詩おすすめリスト(984)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕は少し、精神を許してゆく- ジム・プ ...自由詩3*20-7-26
蕎麦殻の枕- TAT自由詩3*20-7-26
summer,_nothing- 墨晶自由詩4*20-7-26
そうさおいらもセックスレス- こたきひ ...自由詩120-7-25
一日にふたつ詩をスマホに打ち込んでネットに投稿しても- こたきひ ...自由詩420-7-25
川沿い- TwoRivers自由詩9*20-7-25
君がいたから- ジム・プ ...自由詩4*20-7-25
祭りの夜- メープル ...自由詩3*20-7-25
便箋- 帆場蔵人自由詩520-7-25
海開き- 夏川ゆう自由詩420-7-25
夢の中、夢の後- 福原冠自由詩620-7-25
世界中のさよならの鐘をふたりで- ホロウ・ ...自由詩3*20-7-25
デルタブルース- TAT自由詩3*20-7-24
ポップ・フィールド(改訂)- ひだかた ...自由詩5*20-7-24
ブナ林にて- 山人自由詩16*20-7-24
きれいな水の中で感じたこと- ジム・プ ...自由詩9*20-7-24
サイダー- クーヘン自由詩15*20-7-23
悲しみと嘆き- こたきひ ...自由詩320-7-23
室内旅行- ナンモナ ...自由詩5*20-7-22
君の宇宙- 梅昆布茶自由詩720-7-22
たぶん伝わるということ- カマキリ自由詩320-7-21
詩人もどき、ジム・プリマスの毎日- ジム・プ ...自由詩6*20-7-21
サムライ天国ニッポン- こたきひ ...自由詩320-7-20
詩のことなど- はるな自由詩620-7-20
新盆- ゆるこ自由詩6*20-7-20
- クーヘン自由詩3*20-7-20
幸福って?不幸って?- こたきひ ...自由詩120-7-20
花の周り- 万願寺自由詩120-7-20
先生、あのね- 印あかり自由詩720-7-19
夢を見るのは悪いことではないけれど- ホロウ・ ...自由詩12*20-7-19

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