恋に心の準備はないが惚れたあなたはどこへやら    自分をいい人間だと思ったことはない
   薄っぺらいし 騙し騙し 取り繕ってきた
   でも たまには僕の鼓動に合わせてくれないか
   と甘えている間に
   犬が餌を強請る。
 ....
文字を知りわが名初めてかみに書く
其れがログインIDと知らずに
本日のお品書き~日野菜漬~


  白飯をうれしがらせる日野菜漬


 漬物の中で一番うまいと頑なに信じている日野菜漬だが、残念ながらあまり知られていない。「いい酒は旅をしない」というが「 ....
本日のお品書き~ボルシチ~


 ボルシチや一階五十円二階千円


 一物二価とはまさにこのことだろう。べらぼうめ、たいめいけん。ということで、私は専ら1階の人である。

 たいめいけ ....
本日のお品書き~目玉焼き~


 得意料理?そうね目玉焼きかしら


 目玉焼き。それを初めて見たのは家の食卓でもなく、レストランでもなかった。見たのは食堂車。目の前の白い皿に、目玉が二つ ....
十四歳のある日
ぼくは
あらゆるものが
きっとこのままなのだ、ということに
気がついた
ひとは、ある種の
限られたコミュニテイは
このまま
もう
どこにも
行くことはないの ....
にくたらしい、
そんな奴のことはわすれて
今夜はスキヤキ、作ったるねん
でも、ちょこっと懐がさびしいから
肉なしでスキヤキしたろ

葱は買わんでもよろしいわ
ちょっとお隣さん、
スキヤ ....
誰も帰らない家が在った
十年ぶりに男が一人帰った
その家を壊す支度に
雑草に覆われ
壁は罅割れ色褪せ


繁栄の代償に
突然選ばれた家族
怒りは擦れ違う
日々が過ぎても
これで癒 ....
大好きな女と離島で暮らす
大嫌いな奴と仕事をする

愛情たっぷりの野菜を食べる
つまらないことでも悩むのだけれどもね

まあ確かにいいかなって
とても酷薄な人生のやり口だ

計画経済 ....
本日のお品書き~煮凝り~


 煮凝りや一途は愚かさにあらず


 それをどこで覚えたのか、いつ知ったのか、それが真実かどうかはわからないが、魚の料理法は「一焼き、二生(刺身)、三蒸し、四 ....
本日のデザート~楊梅(ヤマモモ)~


  楊梅やあまりにあしのはやき過去


 いつもの道を歩いていると、足元に楊梅の紅い実が落ちている。歩みを止めて見上げる。街路樹として使われることが ....
本日のお品書き~パスタ~


 食ひにゆく西洋うどんを空駆けて

 日本のパスタの夜明けは1984年である。それまではスパゲティといえば、ふにゃふにゃのナポリタン。ママーの茹でパスタにケチャ ....
そりゃあ
ガトーショコラのほうが
おいしいでしょう

もちろん
ザッハトルテのほうが
豪華でしょう

でも
毎日食べるとなると
チョコパイさ

値段も
パーティーパックを買え ....
本日のお品書き~ブリ大根~


 出世していま煮られをるブリ大根


 今冬はいつになく寒ブリが豊漁だったとか。そういえば昨年の秋、鮭網にブリが大量に入って、鮭が全く取れないと嘆いていたの ....
本日のお品書き~サザエ~


 壺焼きの落し蓋さへある手柄


 なぜだろう、いまサザエが爆安だ。逗子のスーパー「スズキヤ」で、小ぶりだが六個で五百円台。一個百円しない。まさか養殖したりは ....
本日のお品書き~鮎~


よく見れば鮎のつくづく京唄子


 最近スーパーなんぞで求める鮎はどれもこれも太りすぎで、脂もいやらしく、焼いていると炎とともに油煙のような煙があがり「お前 ....
本日のお品書き~チーズ&クラッカー


 食堂車の白きクロスや夏の旅



本州の西の端の町に住む人にとって、長距離列車は都会の空気を乗せてやってくる「文化」だった。特に食堂車は田舎の ....
天城越えても くノ一むくち
 じぐち無駄口 よいのくち
本日のお品書き~チャンポン~


 チャンポンの具に秩序失せ世の乱れ


いまはもう思い出でしかないが、下関という町は食い物のうまいところだった。その背景には永く大陸への玄関口だったことが ....
昨日、冬季休暇の残っていた1日を、
2月までに取らないと消えてしまうということだから、
本当はもっと後にしたかったけれど、取ることにして、取った

貴重な、自由な日だから、やりたいことを、
 ....
本日のお品書き~マグロのづけ丼~


  ピカソの鮃のごと中落ちの骨残る


 逗子の駅前にスズキヤという食品スーパーがあり、ものがいい。実にいい。その分高い。特に魚は群を抜いて鮮度がよく ....
いつまでも忘れられない恋がある何年経っても年を取っても

叶わない想いだからすがりつく幸せなんかに用はないから

どうしたら伝わるかしらこの想い言葉にしても届かないのに

恋よりも愛よりも ....
太陽が煮崩れてゆくよ

刻一刻と、取り返しがつかない程に

肉じゃがには男爵ではなくメークインだと

そう母は教えてくれたのに

きっと僕が買い間違えてしまったせいだ

だから ....
中華街で食う

春節の肉団子は旨い

肉をこねて

揚げて

煮込んで

茶色の大きなかたまりに

春の息吹が押し込まれてる

たっぷりとした汁の中で

白菜やら

 ....
本日のお品書き~おでん~


 まっすぐに串逆立てて関東煮

昭和三十年代に地方の子どもだった男子(とくに大阪から西)が、放課後に直行するのは春夏であれば駄菓子屋。五円のみかん水というガジ ....
僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の ....
プールの底からみえる
陽にゆれる水面
一篇の詩さえ
書けないってどういう事だろう
浮上とは何です、この場合
ミューズよ
・あの日

 
母が壊れてしまったのは、今から15年ほど前の冬の出来事だった。
 
当時高校二年生だった私は、北海道での修学旅行から帰宅し、うかれた気分で玄関の扉を開いた。
父は海外出張中 ....
わからない?きみに寄せるときみの理論きみの脳味噌珍紛漢紛

油壺。からくれないの竜田揚げ、二度揚げしても辛さ変わらず
46Uさんのおすすめリスト(511)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ただ読んでいるだけと思っていたのに。既に参加していたなんて、 ...- 足立らど ...短歌321-6-16
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