恋に落ちていく
姿を見ているうちに
恋に落ちて いった いった


まさかの真っ逆さま
すんなりと落ちて いった いった


周りは
「何がいいの?」
なんてリアクションだったけ ....
夏の花が好きな人は情熱的なあなた
燃やし尽くせなかった心残りを思えば
わたしは墓標に毎日くれないを絶やさない

秋の花が好きな人は人嫌いのあなた
この世に未練なく旅立ったことを思えば
わた ....
会社で、総合職の若い人たちが、
僕なんかもちろんはるか後ろに置いて、
出世してゆく
それはそれで良い
会社の姿勢だ
だけど僕は僕で生活しなければならない

僕も若い頃は、
というより多 ....
廃線になった駅のベンチに行ってください
コスモスが揺れているのがみえますか
だれもこない駅の伝言板に
「おかえりなさい」とだけ 書いておきました

ベンチの下に 海の紙でできた封筒を隠し ....
誰かとした思い出より抱きとめたときにキスしたお前の髪なんだ

汗が染みる汗が染みるお前のTシャツから俺の胸に痛い

もしこのまま抱きしめたままで暮らせたなら消え去る前に結婚しよう

意外と ....
別にその
好き なんてあの 言われてない
夕べ 流星 いっしょにみたよね

好きは好き
素直な気付きを知られちゃ毀れる
トライアングル 「いい人みたいね」

カチューシャが
 ....
小学生の頃に少しお世話になって
20年も会っていなかった人に
とあるお葬式で会った

 あなたを時々思い出していたの
 あの時のことを書いた作文で賞をとってくれて、ほんとうに嬉しかったのよ
 ....
わからない熱波に目蓋落ちていくコルゲンコーワ君の名を呼ぶ


背中からよくないものが溢れてる脳から直に遠方へ飛ぶ


水の山ひらいた朝を仰ぎ見てほくそ笑むとき丹頂が啼く


瞳から瞳 ....
ある男と女、付き合っている
形式上はその通り正しいでしょう

男と女がお互いの好意を確認して、
距離を近づけた

でも男側はどこか冷めている
女側の顔に惹かれていない

男は一時の快 ....
(心)はいつも正しかったのに (心)に一番遠いのは私だった
(心)は全てのものを正しい名前で呼べたし書いてみせたのに、
自分の名前は 知らなかった
(心)は正しいことが大好きで(心)の法則 ....
はなをたむける
みずをそなえる
てをあわせる
そしておいのりする

かみさまに
ごせんぞさまに
きのうのわたしに

いまここにわたしがいるのは
きのうのわたしががんばったから
み ....
ちょっと酔ったかな
そんなに弱くはないけど
思っていたより寂しくて
アルコールのせいにした

君の匂いと
君の体温を
思い出す度に
掌を掠める風が
恐ろしいほど
冷たく感じるんだ
 ....
   恋に焦がれし人魚ウのひれあし
   したびらめのシタゴコロ燃えろ
   焦らすしらす白砂の焦らすなの
   うつくしきこえとひきかえシて
   波打ち際のわかれ際の金輪際の
    ....
スノードームみたいにひっくり返せばよみがえるたった今を
何度も何度も何度も何度も再生している
真鍮製のうつわが錆びてしまうまえに殺してください、どうか


5時間半の散歩の果てにみたエー ....
愛している
眠りのふちに
ぶらぶら腰かけて
バタをべったりつけたパンに
蝶々をはさんだ夕食
さむい土地であなたは育った

そこではさくらも連翹も木瓜も
いっぺんに咲き
いっぺんに ....
糸の切れた人形の
瞳はガラス玉
投げ出された四肢に
絡みつく子蛇の
分かれた舌先が味わう
花の蜜は
右が苦くて左が甘い

人生の味よと誰かが言った
人形が薄く笑う夕刻の
一番星は青 ....
熟れた苺は
三温糖の甘さで身をもちくずし
林檎は
シナモンの香リを身にまとわせながら
北国の樹を忘れてゆくだろう

{引用=ずっと果実でいたいという純心は
換気扇のはねに吸われて}

 ....
意味のない涙が
また頬に道を作った

定点カメラで観測する貴方の庭は
わたしに季節を教えてくれる唯一のもので
若葉が鮮やかに揺れている
太陽に向かって咲く花は
目に沁みるほどに黄色い
 ....
こんばんは。
私です。
今は真夜中、あしたは仕事。

例えば10年だけど
涙で海が出来ちゃったり
小学生になっちゃったり
低血糖に苦しんだり
なんだかとってもファンタジー

悲しい ....
コンビニエンスストアの前で
すれちがうひとがいる
ひとはすれちがいながら
目くばせする

わたしたちは

ひとを見て
ひとといい
ひとりとして
ひとりではないのに
ひとりのひと ....
ねえ 一体 何時から
誰かを心配する気持ちに衣をつけて
カリッカリに 揚げちゃうような 世の中に
なっちゃったんだろうね

カリカリするばかりでサ
喜怒哀楽の 二番目の感情でしか
物 ....
六つの日の瑠璃花がふと
幼なじみの並子に
あたしの名前は「地球の花」って意味だよ
お父さんとお母さんとで何日も考えてくれたんだって
いまはまだ「ひらがな」でしか書けないけど
なみちゃんは?
 ....
大勢の人の中にいればいるほど
不出来な部分に痛みが走るけれど
結局は弱音を吐けない
無作為に弱みを見せる意味も見えない

あなたと出会った頃のぼくは
お出か ....
ババア好きが高じて
自称詩人になりました
だってここは
自称詩人のババアで一杯だから
しかもちょっと頭の弱いババアなので
クソみたいな自称詩褒め称えてやれば
直ぐに引っ掛かって来るんだ
 ....
赤が追いかけてくる
私、足早に逃げる
不思議とかなしむ
ふとみやると
赤は、傷だらけで
私は、後悔で青に染まる
きみが
ふるさとを
いとしく呼ぶ

あいづ と

づ、にアクセントをおいて

うかうか
夜行バスで
きてしまった
きみが歩いた町を
見たくなってさ

雪の白と温泉の湯気
 ....
好いて好かれて好かれて好いて
恋焦がれしも添えるか添えぬは
ひとには分からぬ浮世の定め

永久なる硬き契りを交わしても
いつかは千切れしこの世の定め

惚れて惚れられ来世も共にの
誓い ....
光はエロスの舟 
夜の海原を彫り進む
うすべに色の裸婦たち
西風を脱いだり着たり


死は翅を休める蝶 
なだらかな土器の窪みへ
そっと脈でも取るように
その中で葡萄酒が笑う

 ....
むすめが夢中になって影をなぞっている。先月から暮らしはじめたこの家はよく日が入るので、影もまた濃い。ななめに射す光のうえで腹ばいになって、カーテンの影にまぎれているむすめはあたらしい夢みたいだ。
 ....
 剽窃したい人はそこに居て、夏のセロリをしっぽから齧っている。水は生温い 
 が金魚鉢の赤い魚たちは夢を追わずきょうも元気だ。猫は背を丸めしっぽりと
  寝ている。 
 猫を抱き ....
46Uさんのおすすめリスト(511)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ヘビーメンタル_- komasen333自由詩2*17-9-18
四つの墓標- もっぷ自由詩317-9-6
もう僕らの時代ではない- はだいろ自由詩417-8-30
おかえりなさい- るるりら自由詩13*17-8-28
恋×(モニュメント)- 黒田康之短歌317-8-27
たいがー__あんど__どらごん- 秋葉竹自由詩4*17-8-26
ちゃんとやるって大事だなと…- ふるる自由詩217-8-24
熱病- 水城歩短歌217-8-22
お付き合い- ふじみや ...自由詩117-8-18
こころ- 為平 澪自由詩317-8-15
ありがとう- Y.T自由詩5*17-8-10
Lie- えこ自由詩217-8-5
焦げたトースト/即興ゴルコンダ(仮)時間外- こうだた ...自由詩2*17-7-20
婚姻- 哉果自由詩3*17-6-18
朝食- はるな自由詩417-5-6
蛇と人形- 卯月とわ ...自由詩417-5-6
五月はジャムを煮る- そらの珊 ...自由詩15*17-5-6
箱庭- 卯月とわ ...自由詩317-5-5
本日、三十一丁目- オオカミ自由詩517-3-16
けもののえりまき- にしなま ...自由詩517-3-12
天丼- 藤鈴呼自由詩2*17-3-12
幼なじみ- もっぷ自由詩517-2-27
ぼくの名前- 中山 マ ...自由詩417-2-26
ドテダカきよし「ババア目当て」- 花形新次自由詩417-2-26
- 水菜自由詩417-2-19
インディアン・サマー- 田中修子自由詩21*17-2-17
平成_曾根崎心中- HAL自由詩2*17-2-16
愉楽の日々- ただのみ ...自由詩11*17-2-15
ガーベラ- はるな散文(批評 ...217-2-15
剽窃_- 白島真自由詩21*17-2-15

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