すべてのおすすめ
     朝起きて顔を洗うとすぐに
     台所へと向かう
     目覚めのいい朝も、悪い朝も
     遅刻しそうなほどぎりぎりでも
     必ず台所へ向かう
      ....
宙に 浮かんだまま 漂っている
意識

ふらふら
 ふわふわ
  流れ続ける時のなか
   痛みながら呻きながら
   肉と繋がり
  引き留められ
 わたしの在り処を
探してい ....
人は人 海は海

だけど私は海になりたい
なぜって 海になれば どこへでも 流れて行ける
アメリカ イギリス オーストラリア.......

深海だってのぞきに行ける
アトランティスの謎 ....
窓に差し込む光のパレード
雀が鳴いているうちはまだ良い
目覚まし時計で僕は一度死ぬ

ブラインドの羽根を回す力で
景色を切り刻む夢を見ていた
皆殺しの朝をミルクで薄め
コーヒーはいつもと ....
心臓の手術をしてわかったことは
「死ぬ」ことよりも
「痛み」のほうが
耐えられないということだ
死ぬのは
抽象的だが
痛みは
具体的で切実だ!
蒸し暑い梅雨時は アイスコーヒーに誘われて
そぞろ歩きで思い出の 海辺のカフェテラスへ 
  
グラスについた したたり落ちる水滴が
キラキラ光り  ささやきかける

それは遠い記憶の   ....
私は私以外の者ではない

遡ってみれば
三千億の夜と昼を過ごして来た
生と死は読点のようなものであって
輪廻の鎖を引きずっている

いま
この鎖は解かれ
光と螺旋の秘密は
蒼穹を駆 ....
燃えている

寝床でノートを一枚破り
くしゃくしゃに丸め宙に投げたら

燃えている

めらめら青白く
宙に浮いたまま

ぼんやり見上げていると
大きくなったり小さくなったりしなが ....
自分の子供だからって
なにをしてもいいわけじゃない
当たり前だけど
当たり前に思わない人がいる

たたくことも愛だと
うたう人がいるけど
自分がたたかれても
愛に感じるの?

生ん ....
朝を折りたたみ
昼を折りたたみ
犬を折りたたみ
猫を折りたたみ
自宅を折りたたみ
通りを折りたたみ
横断歩道を折りたたみ
バイパスを折りたたみ
街を折りたたみ
都市を折りたたみ
飛 ....
あれは私がまだ 
私の親のことが思えていた頃のこと 誰もいない
誰にも会ってはいない きっと 眠りの中で
そして 私は思うような私でいられた


私は日差しのラインを感じる しかし ああ
 ....
  なにかに 置いていかれてしまった
  わたしらがわたしらでなくなるまで
  ひとかけのクラクションは膨らみ
  小さなまま大きくなった

  波を待つ肢体のような
  五月蝿さ ....
蚊取り線香の匂いが漂っていた
あの夏の夜を
貴方は覚えていますか

時折天を仰ぎ
用意していた言葉を
ひとつ、ひとつ紡いで

気づくと蚊に刺されて
痒みを帯びた足の甲
それくらい動 ....
俺は化け物だ
他人とは相容れない
愛されず
触れず
少し遠くをひっそり生きる

俺は化け物だ
生まれたときから他人とは違う
愛さず
手を伸ばさず
少し遠くで震えながら待つ

俺 ....
滲む濃紺のシルエット
おくれ毛ぬれたその耳を塞いで
いたのは 誰の声だったのか

小さな手から逃げ出した
風船は 空いっぱいにふくらんで 
音もなく 破裂した 大人びて寂しい

始まり ....
団地は
隣人の集合体だ
   
そこには
それぞれのお話
   
それぞれの事情
それぞれの理由
それぞれの歴史
それぞれの食物
それぞれの欲求
それぞれの体位
それぞれの安息 ....
 眼鏡の奥の青い瞳が血で染まる時、埠頭から飛び立つ鳥よ、憎しみに湧け。
 人間の弱さを自分の弱さと重ね合わせ、逃避する心よ、悲しみに暮れろ。
 存在を日々消費してゆく者が夕景に若いエキスを吸い ....
街の光が消えゆく中

ワイングラスに赤ワイン

夏には冷たく、と

冷蔵庫に入っていた。



憧れ続けた東京摩天楼

きみを此処から眺めてみる

ポツポツと消える都会 ....
わざわざうみにまで行かなくたって、近所をぶらぶら散歩しているだけで案外救われたりする。

道をさえぎるほどに伸びきった雑草、ハエのたかる犬の糞、
でかい音を立てて走り去るトラック、落書きのされた ....
帰省した
ほんの気まぐれに
親に顔を見せた
ひどく暑い夏の折
来月に盆を控え
年のはじめに世を去った
祖母を思った
居場所なく
結局仏間でくつろぐと
線香の匂いが
また ....
道端で色褪せていく
この盛夏に色褪せていく紫陽花よ
アゲハ蝶がその繊細な触角を動かし
咲き誇った花から花へと優雅に飛び廻る時
あの青々と濡れ光っていたおまえは
早くも凋落の一途を辿っている
 ....
美しかったわたしを今はもう誰も知らない
それはとても良いことだ
だってわたしは彼らの中でもっと美しくなれるから
いかに話を盛りつけるかは自分次第なのだから

美しかったわたしを今はもう誰も知 ....
ああ まただ!

ものというもの浮き上がる
異なる位置占め、それぞれに
明確な輪郭保ち、しっかりと
在る在る、いつしか重なり合い
在る在る、各々の色は保たれ

(己 も また、
在る ....
健康に生きるには
それなりに努力が必要だ
年を取ればなおさらだ
医者がダメと言うものは
やめる
医者がいいと言うものは
どんどんやる
女房のアドバイスには
素直に耳を傾ける
ビールや ....
サイダーのボトルを開けて
気泡の弾ける音に耳を傾ける

真夏の太陽が気泡に反射して
まるで宝石を散りばめているようなサイダーのボトル

涼しげな音の宝石たち

見入っていたらトンビ ....
東京の空を知っているか
ネオンのその上にあるんだ
スカイツリーのその上にあるんだ
匂菫のそのうえに
あおい銀杏のそのうえに
かの黄葉のそのうえに
稀なる雪のそのうえに
ぺてんに慣れてうた ....
初夏を潤す水の眠り
そのやさしい浸食が
一人一人の誕生までさかのぼる
ふと手を止めたその先には
地球全体がまばゆく広がっている
鉱物たちの永遠の眠りが
一人一人の死まで急いていく
 ....
どれだけの道をあるいて
高く飛んで
転がって
どろだらけになっても
高く飛びたくて

もっと崇高な未来を
もっと美しい自分を

わかっている
わかっている
わかっている
わかっ ....
猫の喉奥から
小さな雷鳴が聴こえる
やがて
雨が降ることだろう

さみしさを埋めようとして
猫を飼うということを
怒っているのかい、

六月の保護色みたいな灰色の毛は
なでられる ....
おばあちゃんたちが暑い陽射しの中を
ふらふらしながら広い駐車場を
歩いている
店内にたどり着くまでに
熱中症になりそうだ
入店すると急に冷えてきて
心臓に悪い
ワゴンを押しながらというよ ....
星丘涙さんの自由詩おすすめリスト(1234)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ご飯と卵とわたし- 石田とわ自由詩9*17-7-22
わたし_の- ひだかた ...自由詩10*17-7-21
人は人_海は海- st自由詩317-7-21
延命装置- ミナト ...自由詩8*17-7-20
死より- ホカチャ ...自由詩2*17-7-20
梅雨時のアイスコーヒーに想う- st自由詩317-7-19
命の秘密- レタス自由詩2*17-7-19
現象- ひだかた ...自由詩217-7-19
愛情さがし- 朧月自由詩117-7-18
折り紙- やまうち ...自由詩10*17-7-18
ぼやけた夏- 番田 自由詩217-7-17
遅行- 草野春心自由詩317-7-17
夏の夜のこと- AquArium自由詩117-7-16
A_little_monster- えこ自由詩117-7-15
暮れないまま- ただのみ ...自由詩16*17-7-15
隣人愛- やまうち ...自由詩117-7-15
沈黙の海- ヒヤシン ...自由詩5*17-7-15
4階- うめぼし自由詩117-7-15
うみに行かずとも- 水宮うみ自由詩2*17-7-14
- かんな自由詩12*17-7-13
朝の光景- ひだかた ...自由詩6*17-7-13
美しかったわたし- 卯月とわ ...自由詩117-7-12
在るもの再び- ひだかた ...自由詩217-7-12
健康- ホカチャ ...自由詩117-7-12
海辺と- 倉科 然自由詩717-7-11
あなたは東京に愛されている- もっぷ自由詩317-7-11
眠気- 葉leaf自由詩217-7-11
どこにある未来- 電光石火自由詩217-7-11
そういう生き物- そらの珊 ...自由詩15*17-7-10
買い物ふらふら- ホカチャ ...自由詩1*17-7-10

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