すべてのおすすめ
山上でバルボアが咆哮する
風と共にやって来る
ウェンディーを迎えるために
登山して来たのだ
見下ろせばダムが
水を満々とたたえ
香りを放つ竜が潜む
これから三千世界へ
行こうとするバル ....
ぶるぶるぶる
スマホが震える
通知バーには何も無い
あれ、と思い
通知バーをスワイプしてみる
やっぱり何も無い
メールもねぇ
LINEもねぇ
夫婦仲が冷え切ってるから仕方がねぇ
それ ....
猫でも
星の王子様でもないから
突然 行方不明になったり
ふらりと舞い戻ったり

渡り鳥に話をつけて
よその天体までひとっ飛び
旅してみたりもできないし

自ら死期を悟る事も
でき ....
はじめにそれは夕闇のようであった
遠い地平の彼方に佇み
私を見つめ
幽かに微笑むようでさえあった

夕闇はじわじわと
私を取り囲み
驚くほどの速さで
にじりよってきて

気がつくと ....
二回目のいぶすき菜の花マラソンだ
坂道の多いマラソンだ
当日は朝三時に起きて
雨の中を車で会場へ向かった
六時頃に着いてまず腹ごしらえをした
その後受付をすませ車の中で待機した
雨が強くな ....
   
 生きたまま花の化石になりたい
 という少女がいて
 街は、霞のようにかすかに
 かそけく 輝いているのだった

 ちちははの眠るやわらかな記憶の棺たち
 少女は母似の瞼をとじた ....
僕は
あなたの瞳に映る
自分を確かめたくて
今日も目と目を合わせる
言葉ではなく行動でもなく
あなたの瞳に映る
自分を確かめたくて
今日も目を合わせる
言葉ではなく行動でもなく
あな ....
さようなら 言葉よ
いろいろあったけど
楽しかったぜ お前のせいで
いや、おれのせいか
裸でこのせかいに降り立った
お前をお前のままで
いさせるためには
風はあまりにも冷たく
地面はあ ....
 梅花ははらり、ゆらめいて
 乙女の黒髪染めていく
 鶯は唄を奏で
 陽光は大地を抱き
 春は僕から奪ってゆく
 心ふるわす冬の冷たさと
 微笑んだ彼女を――
何年ぶりだろう
飯を炊くのは

湿った摩擦音が懐かしい
粉っぽい水の
ぬるぬるとした
妙な
温かさが
ありがたい

かつて
こうして
飯を
炊いたものだった
毎日というわけ ....
遠く
雲が広がっていた日の夜
街の夢を見た
夢の中で
亡霊のようなビル群は
薄く霞んでいた
雲の中で飽和状態になった雨が、
騒めきを連れてやって来そうな気配は、明け方、新聞配達員のバイク ....
コ-クス炉で焼きを入れた

人ならず者の心が暴れても

悲しい人達が溢れ零れようが

俺達の本質は変わらない

争いや諍いをかき集めて

シノギを上げられないのなら

ヤクザと ....
すべての厳しさにすべてのひとのやさしさにすべてのひとのせんさいさにすべてのひとのおくびょうさに、すてきなものをありがとうと、伝えたい

すべての方にありがとうを

*****


ふるえ ....
2011年
幻想とイマジネーションは海にのまれていった
言葉は
誰も
救わなかった
ひたすらネットに作品を作り発表していた人は
減少し
わかりやすい言葉は
心を揺らさない事 ....
許して下さい、社会。
もう払うお金がありません。
社会、もう虐められるのは
たくさんです。
もう慣れた、もう飽きた。
そろそろ違うことが起こってもいいのに、私の
救世主は、現れない。正直に ....
夜空から落っこちた

手作りの翼は
壊れてしまった

膝小僧を擦りむいた

もう風を遡ることは出来なくても
もう雲をつかむことはできなくても
もう衛星軌道にはのれなくても

膝小 ....
ゴリゴリ ゴリゴリ 手回しの 
コーヒーミルの音がして

こうばしい香りがたちこめる
なんといってもミルは手回し

電動ミルは速くて便利でも
熱で豆をいためてしまう

生豆・グリーン ....
優しさと痛みをくっつけてくれるのは

あたたかさだった

優しさと痛みだけなら傷つけるだけだった

冬の光のような

さわやかな絶望と楽しげなかなしみ

太陽と地球の距離、そのあた ....
ヒラリ
ひとつひとつの
想いは
幻のように生まれては
虹色の色あいの
花ビラとなり
刻々と
その色あいを変化させながら
宙へと
おだやかに 無数に舞っていた
(おぼろな感覚だけを
 ....
ジンジャーエールの
薄いこがね色に光る泡を
優しく、かき混ぜ、溶けるように
わたしの過ぎた惑いを
散らしていった



冬の早朝に舞い降りる霜のビロードで
肌のヒリヒリする感触が
 ....
僕はワンカップを片手に
車窓に体寄せていた

電車の外は雨らしく
ぱたぱたと打ち付ける雫が
声なき声の模様を描き僕を飾る

ざわめきの静寂に叫びを埋めて
引きずる体の亀裂を紐で縛って
 ....
青い空に
浮かぶ雲は
他にやることもないから
特別にゆっくりしている
なんの充実感もない
無益な時間を消費してるだけだ

一瞬は永遠につながっている魔法

雲よ

あなたは
い ....
「どうしたの?」
「気が変わったの」
女性はこれで
万事オッケーだ
天気と女心は
変わりやすいもんだというのは
世間の一般常識になっている
しかし男は
こうはいかない
「気が変わった ....
 小さな掠り傷だらけの心は
 胸にしまうには息苦しい
 白日へ晒すにはとうてい醜い
 何度もごみ箱に捨てかけた
 なにも感じなくなればいい
 心に{ルビ彩=いろ}などいらない
 その度に悪 ....
我が家といえば

大型スピーカー十本とアンプが五台
CDは千枚くらい
鍋が十個にフライパンが七つ
食器はコップなどを含めて数百個
本が約三千冊
釣り竿が七十本くらいでリールが五十ニ個
 ....
愛が溢れ出す

それはほんとうの話

切なさの正しさを調べ出す

もう受け入れて貰えなくて

干からびた脳が暴きたてる

あなたの愛の

それはほんとうの話


最愛が旅 ....
急に、指先から、這い上がってくる怖さに襲われました

書くことが怖くなるなんて、思ってもみませんでした

何故かは、わからないままです

すこし、書くことからはなれてみることにします

 ....
透明な夜明けの
水たまりを
踏んで
波紋の中に
映る
歪んだばかりの
僕の顔
風の音は
小さな吹子で
耳に渦巻いて
意識を攫う

笑い声
雨は降らないって
手にした傘を
 ....
ある日僕の半分の世界が消えた
右の目と左目は統合され世界は
無意識に歪めていたその虚を剥がした
腫れ物を触るように言葉を選ぶ人
何も変わらないように言葉を交わす人
それぞれのそのどれもが過去 ....
  眼窩から此方側へ延びている廊下に沿い
  雨に濡れた数人の男たちがワツワツ歩いていく
  それほど速くもないしそれほど遅くもない
  私は三和土に置かれた長靴を先刻から見ている
  ....
星丘涙さんの自由詩おすすめリスト(1229)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
三千世界(三千大千世界)- 間村長自由詩217-1-11
謎バイブ- たいら自由詩317-1-11
薔薇の傍に__(サン・テグジュペリ氏に敬意を表して)- Lucy自由詩17*17-1-11
喪失- Lucy自由詩8*17-1-10
マラソン大会- zenyama太 ...自由詩217-1-10
花の化石- 白島真自由詩28*17-1-10
愛のまなざし- zenyama太 ...自由詩317-1-10
さようなら言葉よ- もり自由詩8*17-1-10
三月- 中原みの ...自由詩317-1-10
スポット自炊- 北村 守 ...自由詩417-1-10
街の夢- うみこ自由詩4*17-1-9
破面を被れ- 差羽ナガ ...自由詩3*17-1-9
水花- 水菜自由詩6*17-1-9
漂流教室- 5or6自由詩4*17-1-9
布団- 塚本一期自由詩217-1-9
壊れた翼で- まいこプ ...自由詩717-1-9
可否道その2- st自由詩3*17-1-9
工場とららぽーと- 吉岡ペペ ...自由詩817-1-9
凍結(ver.2)- 本田憲嵩自由詩417-1-9
ポリリズム- 小林螢太自由詩20*17-1-9
車窓- 這 いず ...自由詩717-1-9
猫雲- そらの珊 ...自由詩14*17-1-9
女心- zenyama太 ...自由詩2*17-1-9
悪魔の詩- 中原みの ...自由詩317-1-9
ゴミ屋敷- レタス自由詩517-1-8
あなたの愛の- 吉岡ペペ ...自由詩417-1-8
書くことの怖さ- 水菜自由詩5+*17-1-8
螺旋の真中- プル式自由詩4*17-1-8
螺旋の上- プル式自由詩3*17-1-8
長靴- 草野春心自由詩417-1-7

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