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かつての 誰にも言えなかった救いの手
公にしてはならない
あなたに迷惑が及ぶから
やましいところ何一つなくとも
どんなにか
わたしの心をさらさらと
さやかに流れる/流れ去らない
夜空のな ....
静かだ
途方もなく
静かだ
一度脱出してしまったからには
後戻りはきかない
ただ僕は境界に立ち
純白の静けさに包まれている

全てが純白に沈んでいく
肉の痛みも魂の痛みも
全て、全 ....
足元に邪悪が纏わりついて
歩き出すことができない
気分は悪くないのに
悪魔が囁くんだ
「お前の魂は何色だ?」

罪ばかり犯して
魂もさぞや汚れているだろうと思っていたけど
それは杞憂に ....
優しい人を
守ってあげたい

こっそり傷つき
誰のためにも笑う人を

この疲れた世の中で
悪意の欠片も無い心に出会い

友人として
年を重ねるごとに

それは奇跡に思える

 ....
ああ この静寂
私のための静けさ
何者にも邪魔されることのない
私だけの時間よ
聞こえるのは風のそよぐ音
木々の葉がざわめく音

芳しい香りは金木犀の匂い
鼻孔をくすぐる安らぎの香りよ ....
ジョン・ケージのような一陣の風が
時折吹き抜ける早朝に
雨は既に止んでいた
誤算を重ねて扉が鳴る
別にゴジラがいるわけでもなかった
父と母が降りて来る
バナナを食べる父
私はバナナを決し ....
夢の奥でチカチカ瞬いているもの
柔軟で可塑的な生き物の浮遊する
その余韻に浸ったまま目が覚めた

    ◇ ◇

夢の奥、
瞬きを
チカチカする瞬きを
感触として察知した
それは ....
 よく晴れた日、木の下に立って空を見上げる。
 くたびれた木の葉が太陽の光を受けてオレンジ色に透けていた。
 これほど美しい情景があろうか。
 溢れた感情がフレームに収まり切れずシャッターは ....
他人のために尽力したのに
「馬鹿じゃねえのかお前!」
と罵声を浴びせられた日に
国道114号線を実家に向かう
私は一人のブラックジャック
憎まれ役で結構
強靭な孤独に基づき生きてい ....
頼まれたら嫌と言えない
自分がその器で無いことを知っていても
頼まれたら嫌と言えない
だから いつでもキャパオーバーで
自分で自分の首を絞めることになる

OK OK 任せておいて
そん ....
僕たちは

祈るという心の支えを

うしなってしまったようだ
時間に追いつけなくなって
昨日のことが既に去年のことになっている
どんどん時間は短くなって
1日が24時間で
1年が365日だという事実も嘘だとしか思えない
歳をとると時間が短くなるというけ ....
眼前に何かある
私の注意を引く何かが
私はその表面の埃を取り除き
それが逢えなくなった娘の顔写真だと気付く
同時に、
私の魂の奥深い処から
娘への郷愁憧憬願望ない交ぜになった
深く錯綜し ....
窓辺に花を飾って
出窓にはアンティークドール
白いレースのカーテンで飾れば
もう 完璧
幸せを絵に描いたような家庭の出来上がり
どうせ 見た目が全ての世の中
家族ごっこをしているなんて
 ....
僕は一枚の紙

美しい物語が綴られるはずだった紙
だのに、その表面は虚しい無地のまま
降り止まない雨に打たれて
溶けだしてる



ある晴れた日、道行く人々が
ふいに風に舞う紙に変 ....
命の意味は宗教的

命の意味は種の保存

命の意味は空間的

命の意味は

命の意味はたくさんあるけれど

命の定義はひとつしかない

決めつけたら駄目

決めつけたら駄目 ....
止まない雨のせいで
人の心が落ちてく

深い水底に
ひとり

またひとり
ゆっくり沈んでいく

かかる電話は悲しい知らせ

孤独と孤独を結ぶ線のはずなのに
聞けばもっと孤独にな ....
手稲山の頂辺りに白いものが見える
――書置き 今朝早く来て行ったのだ
見つめる瞳に来るべき冬が映り込む
雲間の薄青い空
氷水に浸した剃刀をそっと置かれたみたいに
張り詰めて でもどこか 痺れ ....
小刻みに震えながら重い足取りで進む俺
どこまでもリアルに灰色に広がる地平が
奇妙な高揚感を誘う
不意に吹き抜ける強風に
踊り出す手足はてんでばらばら
関節の軋む音 辺りに響き
俺は自分が薄 ....
あたりを探してしまう

記憶からはじまるここではない世界

懐かしがることも

未来を夢想することも

むなしくならないように

あの音楽を聞いている

恋や授業や催しに

 ....
暗闇に浸っている
暗闇に酔っている
ゆったり落ち着く
午前二時二十分に

俺は闇と対峙する
三歳から在る闇と
時が消滅していく
俺は闇に沈みいく
凄く落ち着き払い
俺は墜落していく ....
お日様がどこにもいないような雨降りの日
私は体調を崩してベッドの中
看病してくれる人もなく
食事をする気にもなれなくて
1人静かに眠ることにする

子守歌のような雨音が
私を眠りの渦に巻 ....
田舎は自然豊かで
水も空気もおいしいが
僕はほしいものが二つある
それは
大きな本屋と安いコーヒーショップである
本屋は毎日行っても飽きないし
コーヒーショップは
好きなコーヒーを飲みな ....
なにかを
おおきく まちがったんだろう。

ふつうに
生きると いういみわからないなんて。

たにんとは
ちがうしあわせ のぞむこころはいやしいのか。

とおいそら
みつめつ ....
ベイベー

まどろむ沿線が歪んでも

引き裂かれて流す涙とか

カモンベイベー

そんなもん毎晩愛苦して


どっかに突破したい

脳だけじゃ我慢ができない

こっから突 ....
ひたすら
ひたすら

鬱々と

ざらざら
ぐらぐら

眩むほど

身体と
思考と

分離して

何も
手につかず
何も
纏まらず

ただ

ただ

秋月 ....
この灰色の朝に
雨滴の落ちる
葉から葉へ
落ちた雨滴
つーぅと滑り
拡散して消える

繰り返し繰り返し

靄の中へ
手を振り
消える
君の姿
一瞬見え
はっとして
ベンチ ....
ロバートは売れない小説家
それでも彼は諦めない
波乱万丈の人生が
彼を大人にしてしまった

ロバートは少々太り過ぎ
誰も指摘する人はいない
ざらざらの肌と黒い巻き毛
見栄えのする外見で ....
中学に入学して初めての定期テストの順位は、中間だった。
わたしが中学生のころもゆとりのお兄ちゃんが中学生のころも学年順位は知らされなかったように思うのだけれど。

わたしが夏に入院するので、検定 ....
消灯となり暗闇が部屋に訪れ
僕は何だかやっとほっとする

静けさと魂が交流し始め
一日の緊張を解き放ち

別の世界の扉が
おもむろに
開いていく


意識の奥まり記憶のすぅっと薄 ....
星丘涙さんの自由詩おすすめリスト(1234)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたに- もっぷ自由詩417-11-3
純白の発信- ひだかた ...自由詩417-11-2
心境の変化- 無限上昇 ...自由詩417-11-2
絶滅危惧種- ガト自由詩2*17-11-2
孤独- 無限上昇 ...自由詩317-11-1
早朝- 間村長自由詩1017-10-30
感触としての像- ひだかた ...自由詩5*17-10-28
秋の名残り- ヒヤシン ...自由詩8*17-10-28
114号線- 葉leaf自由詩217-10-27
OK_OK- 無限上昇 ...自由詩317-10-27
ミレー晩鐘- ホカチャ ...自由詩317-10-25
時間が通り過ぎていく- 無限上昇 ...自由詩317-10-24
意識の鏡面- ひだかた ...自由詩617-10-24
仮面夫婦- 無限上昇 ...自由詩617-10-23
僕は一枚の紙- まーつん自由詩10*17-10-22
優生思想のバラード- 吉岡ペペ ...自由詩717-10-22
光の回路- ガト自由詩9*17-10-19
白髪の朝- ただのみ ...自由詩14*17-10-18
現夢〇荒野- ひだかた ...自由詩617-10-18
私を離さないで- 吉岡ペペ ...自由詩617-10-16
- ひだかた ...自由詩8*17-10-16
雨音の中で- 無限上昇 ...自由詩717-10-16
田舎にほしいもの- ホカチャ ...自由詩2*17-10-16
なにもかわらない- 秋葉竹自由詩2*17-10-16
愛苦- 吉岡ペペ ...自由詩417-10-15
秋月夜- 綠春自由詩317-10-15
雨滴(改訂)- ひだかた ...自由詩517-10-15
ロバート- 無限上昇 ...自由詩617-10-15
良かれと思って言わせてもらえば- 鵜飼千代 ...自由詩6*17-10-15
緊張と弛緩〇至福の静けさ- ひだかた ...自由詩617-10-14

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