ラクシュミー・ラグジュアリー
藤鈴呼


見えぬ文様を
魅せる模様に描き上げる
その筆力も
必要不可欠

パレットが灰色なのと嘆きながら
もうタオルケットは干してしまった
洗ってあるから 時間が必要なの
パリリ 乾くまでの 僅かな時間が

タイム パセリ あとは何?
知っている名前をちりばめても
同じ色は作られぬ
山や野や葉や扇風機
風の味わいも
一つ一つが 違うからね

どれでも同じがイヤだった
首を振り子のようにして
時計の柱にもたれながらも
歩いていたの

ヘリコプターの轟音
乗ってみれば爽快
おや そうかい? なんて
笑いながら
言ってみたいよ
行ってみたいよ 空の国

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自由詩 ラクシュミー・ラグジュアリー Copyright 藤鈴呼 2018-12-22 11:31:58
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