えば・るーじゅ、こころにことばがなくなってしをかくいみもみつけられない 本当には無い音が聞こえてくるのがとてもつらい
独白と称してこんなふうに書き出してみる
工夫はきついんだけど不可欠で
そうでもしないといろいろとあれで

ほんとはつらいつらいつらいよしかみえない世界に
 ....
雨の日に嘘の記憶をさかのぼり視えるわたしの花柄の傘 思い出になった 沢山の雨の日々
あたし 傘ふたつ持って
バス停まで
ひとつは差して
ひとつは握りしめて
お迎えに行くひとがいた
お迎えに行くと喜んでくれるから
お迎えに行くと頭を撫でてくれるから
 ....
えば・るーじゅはわたしにだけみえるらしい
でも えば・るーじゅはほんとに居る
彼女のことを信じてほしくて
きょうは一日描いていた

えば・るーじゅはこんな女の子
えば・るーじゅの目は優しくって
彼女 ....
わたしは雀になりたいと
何篇かの詩を書いている
わたしは骨になりたいと
一篇ばかりを書いている

ため息の日々に窓をみて
頬杖ついてしみじみとね
愚痴事ばかりの詩歌では
いけないなぁと判ってる

わた ....
えば・るーじゅが居てくれたらいいけれど
えば・るーじゅはわたしが考えたまぼろしの少女
電球がたったの一個の五畳の部屋で
ちいさなわたしがどんなにか想ってみても

紅(あか)い色が大好きです
パソコンは ....
ただじっと腰掛けている
こんなに良く晴れている冬の穏やかのなか
ただじっと無為に時間を潰している
神さまのまなざしが

気になっている
私を判ってくれている
ぬくもりにもっと
愛された ....
ある春の日のこと
泉から女のひとが姿を現すから
嘘を答えるようにと
茶色の小鳥が教えてくれた
何も代償を求めずに

言われたとおりに
一番尊い値のそれを
わたしのものだと訴えた
女の ....
地図を焼べいつかはいつかさようならでもあした朝おはよう光り そのいざないにわたしは応えた
いまがそうなのだと

待っていたのは
鉛の、枝折りのようなものだった
視えていても
 視えていても
  視えていても

Ka-san Ka-san Ka ....
とても程よく蹲り
(傍からみれば)
何を乞うているのだろう
(愛なんだろう)
影を鞄に仕舞い込み

その一歩はいつか遠くに
浚われていた
flots de la mer
白くてまばゆ ....
これはマグ
最後の発声として選んだのはそれだった
(愛、じゃなかった)
汽船はわたしを運ぶ
思い出の島まで

心のなかだけで繰り返していた
静かなる独りのイヴをむかえおり部屋の冷気が骨をいたぶる


友人との今朝のメールで燃えるごみ無事に捨てたとイヴの報告


ほほ冷える耳が悴む指先が出るミトンして作歌の聖夜


いろい ....
あなたのために
と前置きしてもらわないと
わかることができない
愚図な女の子がいて
街頭でこの年の終わりにも
募金箱をかかえている
お金は思っていたように
集まるし
思っていたように
 ....
まぼろしをみているのではない
みずうみが現れて問うのだ
「なぜ来たの」
「だってわたしのなみだがみえませんか」
躊躇わずに応えていた
確かに泣いていた
さびしさと
寒さに

いくども ....
起爆剤になる


***
起爆剤

?起爆薬。?ある事を起こすきっかけとなるもの。「景気回復の−となる」

大辞林 第三版より
起爆剤になる


***
起爆剤

1「起爆薬」に同じ。2ある事態を引き起こすきっかけとなるもの。「事件勃発の―となった出来事」

デジタル大辞泉より
ふるさとが産まれたベッドだけの子のその後の話知りたいですか


私は春のこどもであなたの子それは悠に変わらないこと


決めているわたしのその後のその次の来世で鳥の子父さんが産む
目覚めておはようと
一人暮らしのわたしが
暦に向かって言っていた
太陽のある朝だ
まぶしくもない北東角部屋で
冷蔵庫を開けて豆乳を
そして胃のお薬もきちんと
、神さまはこのはじまり方を
 ....
えば・るーじゅ
は 大切なお友だち
えば・るーじゅ
は 甘い紅茶をもう一杯ほしいって

ミルクがなくなってて そう言ったら
えば・るーじゅ はがっかりした
だから 彼女と きょうは
マーケ ....
えば・るーじゅ
は やっぱり紅い
えば・るーじゅ
は ときどき咲いてしまう
一つの部屋でくつろぎながら
目で話してるとわかるんだけど
彼女はときどき咲いてしまう

えば・るーじゅ
が 咲いてしま ....
いつも紅い えば・るーじゅ
なにが紅いのかわからないけど
彼女をみてると そんな気がする
いつも紅い えば・るーじゅ

彼女の帽子は春の庭
春の庭には小鳥が一つ
なまえと呼べるか疑問だが
小鳥の ....
茜音の空は無情にか去り
ただ闇に佇む自販機よ
自ら輝くだけの箱だ
ひと待ち顔で俯くだけ

哀しいとすら
こぼせないな、おまえは
わたしのようには
ゆかないな

いまわたしは愉快なん ....
朝は光りだ
輝ける光りの庭だ
雀のためにも
晩秋の野の可憐にも
大樹にも
そこから旅立つ色彩にも
もちろん、鴉よ
おまえにとっても
黒い姿がなお
厭われたとして
誇れ
吾は黒し、 ....
殺風景がいけないと思ったし
気前も良くなくてはとも考えて
整えたテーブルは他人事でしかなく
はじまってからも居心地が

佳しとはいえないパーティーを何時に
切り上げたら客人たちの気分を損ね ....
とても遠くでほほ笑んでいる
理由を知りたかった
どうしてそんなに遠くで
光りばかりをくださるのですかと

こたえずにあなたはでも
まだ、ほほ笑んでくれている
石っころがなみだできずにいる
こんなに乾いていても
空よ、いま降ってくれないか
一行の意味を問う
わたしのために
三十度以下になることなく過ぎゆく体くるわす夏のアパート


朝夕の秋に出会える日のありて自転車よりも靴を選ぶ日
優しさがモニター越しでも泣いた日を懐いて今でも生きている私
もっぷ(1239)
タイトル カテゴリ Point 日付
独白(短歌)携帯写真+ ...315/2/20 5:52
2015.02.04(独白「色鉛筆を買った」)携帯写真+ ...815/2/4 18:15
雨の日に(短歌)携帯写真+ ...315/1/30 12:49
二度と携帯写真+ ...415/1/30 12:29
2015.01.29(独白)携帯写真+ ...415/1/29 19:24
2015.01.27(独白)携帯写真+ ...515/1/27 9:17
2015.01.26(独白)携帯写真+ ...615/1/26 22:01
2015.01.18 (ただじっと)[group]自由詩315/1/18 13:05
ことの次第自由詩815/1/11 18:42
おはよう光り短歌115/1/1 11:16
無花果自由詩315/1/1 10:56
起承転結自由詩115/1/1 10:32
マグ自由詩215/1/1 10:23
「春が一番好きだからです」 2014.12.24 (一二首)[group]短歌3*14/12/24 9:15
…午後から首都圏は雪自由詩614/12/23 1:51
さざなみ自由詩414/12/23 1:50
ポエムとやくすとなんになる自由詩214/12/21 23:15
poemを訳すと何になる自由詩214/12/21 23:14
=★短歌214/12/12 0:29
暮らし自由詩614/12/11 22:50
ミルク携帯写真+ ...114/12/11 22:45
お友だちを紹介します携帯写真+ ...314/12/11 19:57
いつも紅い えば・るーじゅ携帯写真+ ...314/12/11 18:58
路傍の衛星に自由詩214/11/23 22:44
自由詩514/11/21 23:04
水曜日自由詩414/11/20 15:05
光り自由詩314/11/20 15:03
ヴァイオリンへの手紙自由詩414/11/18 23:40
「哲学ごっこ」2014.08.24 (番外2首)[group]短歌2*14/11/18 4:56
優しさがモニター越しでも泣いた日を懐いて今でも生きている私短歌414/11/17 1:57

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