誰もいなかった
自分がいるときに伸びる影を
見ていない路地で
動物のそばにはいるけれど

遠くに沈んだ船のある風景
鉄はそこにさび付いた色を残して
カモメの集まる空に
次の季節を知 ....
誰もいない夜
あるべき言葉を失った
そこで誰もが手にした
物事への自分の疲れと
その ぼやけた 思い

忘れた自分だけが
うまくいけばいいのにと思っている
何かを思うのは忘れるから ....
誰と会うことのなかった日
知らない間に眠りに落ちた僕は
音楽を聴いていた 僕は そうだった
よだれを 一滴 枕に垂れ流していた
きっと誰もが唇の中から落としている
同じ道を歩いている 誰 ....
とても疲れていた
何も見えないから少しだけ
何もかもが 見えない 他人のようで
言葉数も少ない影の中にいた


そして 家に帰っていた
金の残りもわずかな自分がいて
使える体力も残 ....
いつも他人だから いない
いつも 眠かった 自分の
眠くない 電車で帰宅 今 僕は歩いている
今の僕の 足を讃えられるような残業代も稼げずに
地球が回している昔の時計の姿を見ている
空間 ....
誰もが消えた 街は
夕暮れ 誰もいない言葉 例えば 誰もが
心に留めた言葉は聞こえているのだろうかと思う 誰もが
誰も皆心に 綺麗な声を思っているけれど


詩は今世紀で途絶えていくの ....
目覚めたばかりの目から
不意に落とされた 心は
静かに立っている 床の上にある 僕は 
ぼんやりと思いのままに立たされている
そして僕は立っている そこに
海の 波が光った そこにいるこ ....
かつて出会ったことのある
街で 見ていた 人の流れ
その 誰もいない 部屋に沈む夕暮れ 
そのとても赤い風景


今日も自分の心の中で
帰っていく人の顔の冷たさの中にいる
隣の人は ....
何も見えない
駅からの帰り道
通りかかる度に
気になっていた表紙
砂利にまみれた
拾った 雑誌
色々な物が通り過ぎた
過ぎていった
色々な時間が
遠くを走る 電車の音や
色々な ....
流れる
その詩は何を歌う
思っていた でも
イメージを 頭に

見た 雲を 遠くに
心は 
追いかけた 眠りに
落ちていく 眠りの中で

詩は何を
表現する
そう思うとき
 ....
人はなぜ絶つのかと
命を
思っていた


見えた 街が
寂しい
波の向こうに 


言葉が
無かったからこそ
生きてこられた気がする


思う 不要な
自分を思う
 ....
何もない
街を歩く
拾ったのは袋
褪せた それはアイスの袋
枯れ草の中で
風にいつから吹かれていたのだろう
そんなことを考えながら
思い出していた
小学生の頃の友達との
寂しいで ....
誰もいない
夜だった 今日も
書く詩のために
ペンを取る


疲れた 目は
何も見えないのはなぜ
物事が 犬の
目つきの街が 怖かった


ぼやけたように
春のお台場 カ ....
歩いていく道に誰かの姿がうかぶ。誰もが、しばらくして消えた。僕は続く草いきれの中を歩く。遠くに昔通っていた学校が姿をあらわす。僕は日々いじめられていたのだと、唇を噛みしめる。演劇の役者が思い出され .... 失う物の方が
多いと気づいた でも
趣味に
没頭しても
手を 見つめ
得た物は無だと気づく


電車の窓 そして
おぼろげにある
僕の姿が存在していて
でも 試験に向かうとき ....
友達を
失った日に
眠りに落ちていく
ベッドの上

手には でも
何もかもある きっと
ないものとしての
何かがある

自分を
探している時
眠りに落ちていく
ベッドから ....
遠い街の中で
見ていた幻
世界を見るのは
簡単だった

何もかも知っている
だけど 自分がいることから
眠いベッドの上で
眠りに落ちていく気がする

僕は行く
色を見ていた  ....
とても疲れた日には
何かをしているのだと思う きっと
だけど見えない物語なのかもしれない 
お台場が霞んでいる空を
飛んでいく きっと 魚が
今日は定期を忘れていた
でも金を払って
会社へ行った
誰もそのことは知らない 
時の知らない中だった
憂鬱な気がしていた そして
外を流れる景色のことは覚えていた
電車の中では僕を見る人 ....
誰もいないような日に
眠りに落ちていくだけだけど
掴みきれない言葉は だけど でも
手の中に使い古されたまま
闇に自ら隠れているようにも見える


昨日は六本木だった
スキマスイッ ....
誰もが行く道で
だけど 何も考えてはいないのだと
考えているとき そのことは 自分が
自分にとって眠いということだけだった
多くが 人にとって その
何も意味をもたないのだろう
画用紙 ....
多くが死んでいく気がする街の中で言葉を探している。だけどそれは同時に生きていくことを意味する。しかしそれはそこで自分にとっての明確な答えの何も意味しない。かつて隆盛を誇っていた秋葉原も今は電気街で .... 存在する自分に怯えている
そして眠りに落ちていく毎日
どうすればいいのかを考る毎日
この目は 何かを探している
遠い国では春が訪れ
そんなことを考えている
つまらない思いがする そんな ....
夜の明けた日に
だけど 眠りに落とされた
この世界があり
そんな 自分にこそ 世界がある


楽しいことを思う
そして 自分を思うとき 理解する
また 眠りに落とされては
思う場 ....
女子バレーを見ていると
人の冷たい空間は
そこに空間としてある 僕は
さっきまでは警備員だった


きっと彼らは主役だった
楽しいと思った きっと
自分の死んでいる日々が
心の中 ....
自分が確かな気がするから
詩を書きはしなかった
寝る時間しかなかったから
詩を書こうとせずにいただけだけれど
そう思わないか
自動車を手で押して
家に帰った 門塀の前
だけどネコがそ ....
自分を理解する時
何も見えなくなる
だからこそ気づかされる
人の言葉に


自分が見えない時に
他人を感じられないなんてのは
嘘だ
僕は死んだのだからさ


昼間から何も口 ....
声を忘れた
公園の片隅
見えない 子供たちの
その顔を見ていた


僕にもきっと
そんな時代があった
この目の奥に
死を感じながら


目を閉じればいつも
浮かんでくる
僕 ....
今日は寄生虫館で
目的もなく死んだ思いで
落ちていく夕日も見ずに過ぎた 音楽を
肝臓として機能させずに 見つめていた
昔 聴いたことのある
自転車を見ていた時の音楽 オーパーツの雑誌の中 ....
ペンを取る鉛筆立ての中は空っぽ
ノートの上でぼんやりと何かを考えている 
鉛筆のないテーブル 蝶の舞う緑色の庭のすみっこで
一人でいたら 生きる者はすぐに死ぬのかも知れない
一人で詩の言葉を書 ....
番田 (2121)
タイトル カテゴリ Point 日付
関西の縁にある街自由詩114/2/21 1:32
おじさんの心で自由詩114/2/20 1:30
近所のネコに贈った詩自由詩014/2/19 0:55
日曜日からの月曜日自由詩414/2/18 1:19
詩のノートの言葉自由詩014/2/15 2:30
詩の終わりについて自由詩314/2/14 0:38
埼京線の中で書いた詩自由詩014/2/13 0:56
ハチ公前に見えたもの自由詩114/2/12 0:50
消えた詩自由詩214/2/7 0:58
寒い夜自由詩314/2/6 0:48
ある日の茶自由詩214/2/5 0:36
いつかまた自由詩114/2/4 2:04
街と商売自由詩114/2/3 0:13
今日ナイキのスニーカー自由詩014/1/31 1:07
世界の終わりと夕暮れと自由詩214/1/30 0:30
セール品はいらない自由詩314/1/29 0:56
白い日自由詩214/1/28 1:13
H&Mのシャツ一枚自由詩214/1/26 0:40
日のでなかった日自由詩014/1/23 2:01
ありふれた日の日常自由詩014/1/22 1:11
きゃりーへの詩自由詩114/1/20 1:54
コンピューター館の次のテナント散文(批評 ...014/1/18 20:50
どうしようもない日自由詩214/1/17 0:07
風のない日自由詩114/1/16 0:50
財布をずっと放さずに自由詩014/1/15 0:35
南仏のバスから自由詩214/1/14 0:54
心の中の灯自由詩014/1/11 21:28
セントラルパークのどこかで自由詩014/1/10 1:27
僕は街の寄生虫自由詩214/1/6 1:51
凧の無い空自由詩314/1/3 2:18

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