君のめざめと
私の眠りのあいだに
淡く時が舞う
どこからどこへ やわらかな伏流水
生まれる前の場所と
死んだ後の場所が
美しいかどうかは知らないけれど
光が光のかたちにな ....
欲しいものは必ず手に入れるとか
僕は得られなかった人のほうに
感情移入してしまうのです
神は与えたもう、奪いたもう
若いころから獲得し続け
あとは失うばかりの
人生下り坂、日の沈む
....
生まれ出ずる何処よりか
とてもとほくから響く声により
多なるもの一となり
一なるもの多にして
たまさか重なり合い
響き合い驚き合い
にもかかわらず
それ起こるべくして起き
自ずと ....
○「生者死者」
死んで
終わり
じゃない!
生者は
死者の声に
支えられながら
生きていく
○「金メダル」
「金メダルでなければいらない」
と過去に言った選手がいた
なんと感 ....
さみしさだけが
声をはなって
胸のおくで
こっそりと泣くから
メロディーがながれる
街角のちいさなベンチで
道ゆくひとたちをみている
やさしさを空っぽにされた
いっぴ ....
からの貝殻がはなしながら
閉じこもってつきつづけた嘘が
喫茶店でコーヒーをたのもうとしてる
朝から頭の中が少々騒がしい。
騒がしいが、音はしない。
音がしないのに騒がしいのは妙だと思う。
だが、妙だと思えるうちは、まだ大丈夫である。
もっとも、「まだ大丈夫」と声が急く。
急 ....
詩は音楽に
で始まるヘッセ
でみあんよんだんんんんお
いつだっけ
うたはいいものだね
歌でも
唄でも
詩でも
まだまだ寒いのに
君は咲いたんだね
小枝のように細くても
桃色の顔が映えて可愛らしい
小さな苗の君が
年とともに成長し
若々しい目をして
ひとつひとつ笑顔を開く
そのさまが愛おしい ....
美味いの話
何が一番うまいってカップラーメンだよ。
大前提にこんなうまいもんがあるわけで、
そっから高いものを食べても、しばらくしたらまたカップラーメンに戻る。
150円の2人前の ....
しーっ!静かに!
真っ暗な夜がささやき
世をふっとばと
もう震えがこころを温める
大きな夢を見よと
果てしない夢を
「大人になんかならない」
そう言って君は
子どもらしい純粋さと
残酷さを持って
世界と戦っている
長生きはできそうにない
「天使になんかなれない」
そう言って君は
人間らしい限 ....
僕には翼がない。
皆当たり前のように空を飛んだし、生まれた時から翼が生えている。最初は皆、僕のことも大して気にしなかった。その内生えてくるんだろう、そう思って。でも、僕の14回目の誕生日の時、誰 ....
今度の目的地はmoonだと夫が言う
大昔は地球に最も近い星だったけれど
だんだんと地球から離れていって
今はもう地球からは到底見えない
とても遠いところに在る星らしい
気の遠くなるような ....
いつか順番が回ってくる
来い
来るな
どちらも正直な気持ち
もう
まだか
どちらも本当の感覚
時空を超えるくらい
濃密な現在を生きる
その覚悟がなくて
宙ぶらりんだ
....
石の礫を投げ合うも
SNSという岩屋戸に隠れし正義
オンラインのなかのごく限られた湾曲空間で
嘲りや偏見に満ちたせせら嗤いが満ち満ちてゆく
誰もが表明し得る自由を泳ぎ回りながら
嘘か誠か ....
この空の下
同じ桜みて
笑っているといいな
昨日泣いたあと
散らずに残った花びらみたいに
どこまでも手を伸ばして
花を咲かせたいな
雲がね流れたんだ
ふわっと包むこむみたいに
....
燈籠の
石畳挟みて
二列に奥まり並び立つ最中
幼き愛娘の
宙に軽やか浮かび泳ぎながら
妙なる光流の尾を白く細長く伸ばし
ゆるやかたゆたい
ゆっくりゆったり遠去かる
その逃れいく意味 ....
夜の森は蠢いて
夜行の獣を撫でている
森の奥には小屋があり
あたたかい火が灯るころ
森の道にはそこここに
悲しい小石が落ちている
ツンと澄ました宝石みたいに
孤りが好きと嘘を ....
娘の卒展へ行くため
阪急電車に乗る
神戸方面へ
降りたのは
懐かしい駅
娘が幼い頃
二人で訪れた動物園
記憶にあるのは
平日で空いていたのと
曇った空
彼女のつむじ ....
私なんてどこにもいなかったので
何にでもなれるような気がしていた
それがどれほど孤独で絶望的な自由か
誰に聞かれる機会もなかった
白線を踏んだら死刑 ....
2033年 かの大国と呼ばれた国が
4つに分離、独立した
白の国
伝統的思想を思想を実践する
日々修練と学びと実践の国として
緑の国
自然の豊かさをそのまま残し ....
調子はどうだ
怖くはないか
何処まで行くの
何時に帰るの
心配しないで
永遠なんて
髪型を変えても
歯並びを変えても
心の形は変わらないんだよ
いや、そういうの
も ....
スケジュール表には予定があふれている
重要な予定には他の予定を入れないよう書いてある
その重要な予定に別の自称重要な予定をぶつけてくる
元々の重要な予定をスケジュール表から弾き出された
困るか ....
春の息吹に乗る微粒子
乾いた朝でも曇る息
微細な空の揺らぎに
晴れも霞んでいるので
日が翳る
1ッ目のおばあさんが
足を引き引きもっさり歩き
折角の春の兆しが
煙にむせる
マ ....
春が来て
夏が来て
秋が来て
冬が来て
私達は、生きていく
それがなんとあたたかくて
切ないのだろう
生きて行くことは
大変で
なんてうれしいのだろう
無垢なる被害者・民衆
ではないということなんですぅ~
魚拓取っとけ
今あるすべてに
しかしこうして見ると
事前にぶっ飛ばしといてよかったな
事前にぶっ飛ばしちゃダメだろう
そ ....
○「ありがとう三昧」
僕は
いつ
ジ▪エンドが来るかわからないから
今のうちに
まわりの人たちに
「ありがとう!」をたくさん言うようにしよう
僕の最期の言葉は
「ありがとう!」にしよう ....
{引用=海の見える町に住んでいる少女
概念と図形によって構成された空間
外気は暖かく、音響は風に乗る放物線に乗って
漂う粒子が拡散する市街地まで
通過するバス停前の時刻表に
飛来する戦闘機の ....
さみしい日
僕のこころは
高い青空の透明のなかを泳ぐ
煌めきの陽光を ....
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