シンメトリーなクレイジーがある
私とは閉じられた一冊の書物である
誰にも隅の隅まで読まれてしまい
そうして、飽きられて部屋の隅に放り出された
そんな書物である
私は・・・私の中の物語が人々にとって
一体 ....
こんなところで
ベビーカーを押すお母さんが
コーヒーショップに入ってきた
乗っている赤ん坊は周囲への目配りが鋭い
スマホで大声で話している人がいたが
赤ん坊はまるでカメレオンみたい ....
灼熱の晩夏
なぜ私は
欲望に身を焼かねばならないのか
人としての宿命なのか
苦しみは
私を苛んで
一時も離してくれない
あなたが好きだ
あなたが好きだ
もし赦されるなら
祈 ....
メスザリガニが
身籠った
腹に何百もの卵を抱え
絶えずゆらゆらと揺らして
新鮮な酸素を送っている
まるで
大切なものをあやしているように
ハハザリガニが
出産した
小さな赤ちゃん ....
存在しない言葉
誰からも何とも思われない言葉
そんな言葉達を
物語ろうではないか?
胸を張って、正々堂々と
誰も読まない物語
誰も感心せず、涙も ....
言葉に出来ないの
音にも絵にもならない思想を持つその人は
そう言って涙を浮かべ
英雄になった
言葉に出来ないの
音も絵も色もない
からっぽの心の持ち主は
英雄を真 ....
陰口は聞き逃さない地獄耳優しい声に飢えている耳
小遣いを貯めておかんの大好きなお花を買ってお手紙を書く
タイトルでネタバレしている
玄関からちょっと全裸で出ただけ
別れを告げる
わたがしのような
かろやかな甘い想いでが
私の胸のあたりで
くるくる不規則にまわりながら
バランスを崩しながら
ふわふわ浮いて
大きくなりながら ....
深い緑の上に蒼穹が見える時
大きく息を吸い瞼を閉じると
樹の香りの変化がそこにある
深い緑の上に浮ぶ雲を見た時
眩しさに手を翳しその流れを
眺め細やかな秋の訪れを知る
....
枕元に かばんに 机のひきだしに
いつもゆびさきでふれていた表紙
折りぐせのついたページ
だいすきな文のかたまり
好きなので ひゃっかい読みました
ひゃっかい読んで 覚えました
かんぺ ....
葬儀はしめやかに行われた
なんだかいいのかどうかよく分からなかったけれど
晩に酒を飲んだ
こめかみの辺りで、血液が
じゅんじゅんと流れる音を聞いた
こめかみに手をあてて
....
ダ・イ・キ・ラ・イ曇りガラスに鏡文字キミのとなりで眠る前日
原発の謎を知らずにバッタ跳ぶ
じいちゃんが死んだ病院で娘が生まれる
悩んだ手をつないでやる
上目づかいに目薬さしてやる
僕は世界に愛されているのだろうか ずっと不安だった
母の瞳の中に 僕はいたのだろうか そしてあなたの瞳のなかに
それらは僕の生を映す鏡 だからずっとみつめていたかったのだ
おなじものをお ....
テラス越しの涼しい風が私に知らせる初秋の朝。
こんな朝の友はモーツァルトにかぎる。
まろやかなホルンの音も、鋭角でありながら優しげな存在感を示すフルートの音も
煌びやかで明るいピアノの音も、 ....
名残の夕立に
消えていく
あなたが消え去っていく
理念や法則や未来のために戦っている
戦争をしている
誰も救うことのできない戦争をしている
優しさは
勝利なき戦いに挑む者たちだけが
身につけられる
そのことを
....
日曜は寝ぐせのまんま猫じゃらし
絵を描いたゆでたまごをレンジにいれた
胸の大きさをアピールしてきた君の知らない歌を唄う
蝶は夏の光を泳ぐ
ふわり ふわり
目には楽しげで
花を愛し
仲間と戯れて
ときに人にも寄り
いのちの季節を謳歌する
さて黒い揚羽がまるで
....
波の音は
異国のことば
こどもたちが海に入ってゆく
カメラが海に潜り込む
水のなかは
ことばのない異国
それがえんえん繰り返されて
ぼくたちは眠るのだ
....
ミルクティー曇った空を飛ぶ蜻蛉
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5107)
タイトル
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シンメトリーなクレイジーがある
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北大路京 ...
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3
13-8-29
書物の告白
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yamadahifumi
自由詩
6
13-8-29
こんなところで/大相撲珈琲場所
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壮佑
自由詩
13+*
13-8-28
灼熱の祈り
-
渡辺亘
自由詩
1
13-8-28
水槽という宇宙の中で
-
そらの珊 ...
自由詩
24*
13-8-28
存在しない私達の為の音楽
-
yamadahifumi
自由詩
2
13-8-28
くだらない発見
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自転車に ...
自由詩
4
13-8-28
陰口は聞き逃さない地獄耳優しい声に飢えている耳
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北大路京 ...
短歌
2
13-8-28
小遣いを貯めておかんの大好きなお花を買ってお手紙を書く
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北大路京 ...
短歌
2
13-8-28
タイトルでネタバレしている
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北大路京 ...
自由詩
5
13-8-28
玄関からちょっと全裸で出ただけ
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北大路京 ...
自由詩
7
13-8-28
わたがしのような別れ
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灰泥軽茶
自由詩
6
13-8-27
秋の香り・・・
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tamami
自由詩
3
13-8-27
おもいもかけない
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凍湖(と ...
自由詩
3
13-8-27
隔たる距離
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塩崎みあ ...
自由詩
3*
13-8-27
ダ・イ・キ・ラ・イ曇りガラスに鏡文字キミのとなりで眠る前日
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北大路京 ...
短歌
1
13-8-27
原発の謎を知らずにバッタ跳ぶ
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北大路京 ...
俳句
4
13-8-27
じいちゃんが死んだ病院で娘が生まれる
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北大路京 ...
自由詩
4
13-8-27
悩んだ手をつないでやる
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北大路京 ...
自由詩
1
13-8-27
上目づかいに目薬さしてやる
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北大路京 ...
自由詩
5
13-8-27
鏡
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梅昆布茶
自由詩
12
13-8-26
モーツァルトの朝
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ヒヤシン ...
自由詩
9*
13-8-26
夕立
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殿上 童
自由詩
17*
13-8-26
勝利なき戦い
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5
13-8-26
日曜は寝ぐせのまんま猫じゃらし
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北大路京 ...
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13-8-26
絵を描いたゆでたまごをレンジにいれた
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3
13-8-26
胸の大きさをアピールしてきた君の知らない歌を唄う
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3
13-8-26
仕舞蝶
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13-8-25
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11
13-8-25
ミルクティー曇った空を飛ぶ蜻蛉
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