空が
ひとつの滴に落ちてきて
片目の上から動かないまま
やがて 消え去った
何か
わかってもらいたくないことが
あるようだった
....
面食いの部屋に首のない地蔵
人の住めない土地に季節流れている
くすねた金で刷った詩集に寝床圧迫されている
果てしない思考に明け暮れる
無為徒食の存在ではないと
間違いなく
世界に貢献しているのだともいう
だがそれは私の意志ではない
決定でもない
私の居るところに
豊かな命の繁栄があると
言 ....
明るい窓辺に咲く花は
それを誇りに思うのでしょうか
小さな日陰に咲く花は
それを恥だと思うのでしょうか
ふたつの花に問うたなら
まったく同じく答えるでしょう
肯定ではな ....
晴れだ
汚れた車を洗おうと
バケツに水を汲み運ぶ
曲がり角で
バケツが少し回転する
バケツの小さな遠心力が手に伝わる
あっ
懐かしい感覚
身体に染み込んでいる楽しい感覚
....
夜毎訪れるセピア色の光景にふと吐息を漏らす。
奪われてゆく時間の中では全ての音色が透明だ。
物語は夢と現の境を行き来して
真夜中の扉をけたたましくノックする。
頭の中から幾つ ....
職業欄に忍者と書いて消したあとがある
ダンボールに鋏を入れたあの日から生きている
寿退社する君へと
パッションフルーツを
プレゼントする昨日
月末に送別会があるようで
退社するときに演説する
練習をまたしている
揺りかごから
墓場までと云う言葉を
知っている?と ....
余韻とやらを味わいたくて
夜のいちばん明るいところばかりを
かぎ回っていた
浅薄な憧れはいつしか
秘めるべきものへ変わっていったのに
なぜだかそれは継承すべきものでもあるらしい
....
涙をくみあげる ゆびさきの淡い痛みが枯れるときは来ない
かぎりない往復は いくつもの色で潤滑されて
かなしみの精度をふやし
五官のうつせみにくりかえされる干満
光のない静寂には 距離をはかるの ....
非自力発光天体を集めて翼の折れたペガサス
これだけ情報が溢れる世の中
私は無意識のうちに検索し
人の噂や点数を気にして
なるべく良いところを選ぼうと苦心する
しかしそれが
私の物事に対する眼差しや
何か危険 ....
凪ぐ頃に
思い起こせる名前はすべて
水をはらんで柔らかく呼べるから
私そのものが優しいのかと
間違えてしまう
凪ぐ頃に
思い起こせる約束ごとは
そのときが期限
解き放たれる
....
ぶわっと窓から風は吹き
カーテンははらり、膨らみ
空気の塊りに
部屋のドアが、開いた
人生のドアを開く
風も
思いがけずに、訪れる
風が流れる
静かに
静かに
時をのせて
積み重ねてきた歴史
生きてきた証が
そこにあるから
ひとは
ひとに
やさしくなれるのだと
包み込む自然が
微 ....
達者でありましょうね、きっと
必ずや笑んでおいででしょうね
喜びようの一つ一つを隔てなく
過ちようの一つ一つさえ隔てなく
見届けてくださった、あなたですもの
わたしがなにを望 ....
刺青のキティちゃんが泣いている
おでこに半額シール貼った女が四畳半の部屋にぎっしり
自分がどこまでやれるのかなんて
そんな小さな事は忘れましょう
例えば空より高い所にある宇宙は毎日誰にも
気づかれずに大きく広がっていく
だから自分も知らない間に
大きくなってゆくのだから
....
【水だ】
空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ
骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き
水族館の いっかいから
二階にかけて
....
生卵ぐちゃぐちゃにして生きろ生きろカレーライス
体温計がなく温度計を脇にはさんでいる闇
詩 舌足らず
詩 知ったかぶり
詩 失敗ばかり
詩 四苦八苦
詩 死んでたまるか
詩 しらけちゃダメね
詩 しっかりしろよ
詩 叱咤激励
詩 獅子奮迅
詩 試行錯誤の
詩 支離滅裂 ....
無作為に捨てましょう
身近な物を
涙こぼさず
すっきり出来たなら
あなたは十分に渇いています
物足りて
こころ貧しき暮らしです
{画像=140706133117.jpg}
フリーという言葉に何を思い浮かべますか?
海月(くらげ)?
海面に写る月の影のように
ゆらゆら揺れて
掴もうとする ....
色の薄いピンクした煙が空を漂っている
この場所は、世界の屋根の下にある火葬場だ
おどろくべきことに、神さまは面倒を見ないという
薄汚れたビル群が、異邦の地を区分けしている
言い訳と嘘がごちゃま ....
竹馬で川を渡りて登校す
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5107)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
ノート(空が)
-
木立 悟
自由詩
6
14-7-13
面食いの部屋に首のない地蔵
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-7-13
人の住めない土地に季節流れている
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-7-13
くすねた金で刷った詩集に寝床圧迫されている
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-7-13
題名を当ててください
-
Lucy
自由詩
18*
14-7-12
等号
-
千波 一 ...
自由詩
3
14-7-12
遠心力と太陽と
-
ichirou
自由詩
11*
14-7-12
ソリテュード
-
ヒヤシン ...
自由詩
16*
14-7-12
職業欄に忍者と書いて消したあとがある
-
北大路京 ...
自由詩
7
14-7-11
ダンボールに鋏を入れたあの日から生きている
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-7-11
ラストメッセージ症候群
-
りゅうの ...
自由詩
14*
14-7-11
短夜
-
千波 一 ...
自由詩
6
14-7-11
夢、一夜
-
あまね
自由詩
12
14-7-11
非自力発光天体を集めて翼の折れたペガサス
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-7-10
オススメの罠
-
灰泥軽茶
自由詩
13
14-7-10
凪ぐ頃に
-
千波 一 ...
自由詩
2
14-7-10
風
-
服部 剛
自由詩
2
14-7-10
「_ひととして_」
-
椎名
自由詩
2*
14-7-9
さらわれて、ゆく
-
千波 一 ...
自由詩
4
14-7-9
刺青のキティちゃんが泣いている
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-7-9
おでこに半額シール貼った女が四畳半の部屋にぎっしり
-
北大路京 ...
自由詩
9
14-7-9
ゆっくり
-
リィ
自由詩
1*
14-7-9
【水】引き潮
-
るるりら
自由詩
22*
14-7-9
生卵ぐちゃぐちゃにして生きろ生きろカレーライス
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-7-8
体温計がなく温度計を脇にはさんでいる闇
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-7-8
おれの……
-
ただのみ ...
自由詩
16+*
14-7-6
渇きを知るすべ
-
千波 一 ...
自由詩
2
14-7-6
フリーでありたい_/_手段こそが望ましい
-
beebee
自由詩
28*
14-7-6
わたしはどこで生きればいいの
-
黒髪
自由詩
6+*
14-7-5
竹馬で川を渡りて登校す
-
北大路京 ...
俳句
7
14-7-4
1
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6
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