少年時代
今とは違う奇妙な生き物だった
そのころ家の近くには古い寺があり
髪の毛が伸びると噂される少女の人形が納められていた
人形を実際に見たことはなかったが
子どもたちが人形の存 ....
秋が盛りの喫茶店で、私は深い瞑想に入る。
祈りをやめたわけではなかった。
カップの中の液体が限りなく黒に近い赤色をしていることに気がつくと
私の中の怒りはどこか闇へと沈んでいった。
窓 ....
ハロウインの仮装して残業つづけている
誰にも言えずに
どうせ声なんか届かないから
こころとたたかう
脳とたたかう
因縁とたたかう
ひととのあいだには
無数のひととのあいだには
かわがながれ ....
群青色の空高く 浮かんだ月は艶かしくて
女体の中心を穿つ臍のようだ。
月に向かって両手を重ね
ゆっくり優しく愛撫する。
時間をかけて湿った月の柔肌を
私はもう愛さない。
....
そらが ぬけて
やまが 切り取られたかのように くっきり
やまぎわの空はしろく 天頂は限りがない
あきいろの あかねは
だ円のつぶらな目で ぬけたそらをみている
なんて ....
子供のころ
父の話を聴く時は正座をさせられた
兄弟で並んで正座した
肩こりの父親の肩をもむ時も正座していた
母方の親戚の葬儀の時
肩が凝ったと言い出した父を
正座をして身体を揉んだ ....
ハンモックゆらゆら真昼の月
三途の川で溺れている
双頭のガラガラヘビが真夜中の妻をメスへと退化させてく
閉めきった窓が死んでいた
くちいっぱいにヒマワリの種頬張ってハムスターになる
燃え上がり産毛をこがすオイルのにおい風のZippo
物質の夜を満たすネオンサインの転がる路上で
ルーティーンなぞった指がタールにそまる
いつも通りのカーゴパンツでひそかに運ぶ日々の転 ....
学校帰りの女の子がふたり
ひとりはピンクのパール系ランドセル
ひとりは水色でステッチが入っている
驚くほど洒落たかわいい服を着て
(これは昭和の感覚 たぶん)
さえずりは巣の中の雲雀の卵のあ ....
ぼくは生きてゆく
ひとの向こうにあるもののために
それがいちばん永続的に
賢明なのだと思う
ぼくが地球なら
浴びる光を待っている
ぼくの個性は
跳ね返す光 ....
生きるということは
リスクをとるということ
だから
自分の生き方にあった
リスクをとるしかない
だから
正しさに懸けるということは
リスクをとるということ
だから
私には ....
絶滅危惧種のような気分のときは
おもわず星を探している
頭の中が明瞭に区分けされないまま
時計の針は行ったり来たり
姿の見えない人々は
あちこちでちいさな吐息をもらす
拡散する ....
ゆらり、ゆらりゆられてと
classicなんて柄じゃないわと
流れるBLUEの一曲目
MY NAME IS JONAS
舌を出しては世界と遊ぶのよ、寝起きのまま
最低なslangを並べ立 ....
二十八センチの赤いパンプスがあるから長いスカートを履く
ヘタヘタ笑う前に
ありがとうを言おうよ
ヘタヘタ愛を積み重ね
ヘタヘタ歌を唄おうよ
いつまでもいつまでも
ヘタヘタ歩こうよ
濡れて帰った鞄から折り畳み傘
秋の空に
Fly highー
高く高く
Fly highー
時を超えて
Fly highー
どこまでもどこまでも
翔んでいけ
Fly high
夢よ願いよ祈りよ誓いよ
翔んでいけ
....
ヒール脱げない恋と寝ている
となりに越してきた人のひとりごとが大きい
ブーケトスをマイケルジョーダンばりに獲って捻挫
昇天したくなるような
空一枚 鉤裂きにして
「おまえもおんなじ
襤褸だねえ
握りしめた石ころ落とす
脆弱な意思の皮袋
かけはぎなんかいらない
ミシ ....
救われぬ魂に向け歌唄う少女の声がときどきズレる
親戚を名乗るヤクザが本当の父だと告げて義父は旅立つ
美味しいと喜ぶ顔があったから料理に燃えることもできたの
赤い糸たぐり寄せて見なかったことにした
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5107)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
精通
-
ただのみ ...
自由詩
18*
14-10-21
マゾヒスト
-
ヒヤシン ...
自由詩
5*
14-10-21
ハロウインの仮装して残業つづけている
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-10-21
たたかう
-
吉岡ペペ ...
自由詩
4
14-10-20
月の夜
-
ヒヤシン ...
自由詩
8*
14-10-20
あかね
-
るるりら
携帯写真+ ...
22*
14-10-20
正座__/__想い出した情景
-
beebee
自由詩
24
14-10-20
ハンモックゆらゆら真昼の月
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-10-19
三途の川で溺れている
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-10-19
双頭のガラガラヘビが真夜中の妻をメスへと退化させてく
-
北大路京 ...
短歌
2
14-10-18
閉めきった窓が死んでいた
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-10-18
くちいっぱいにヒマワリの種頬張ってハムスターになる
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-10-18
Zippo
-
梅昆布茶
俳句
6
14-10-18
並木に沿って小さくなる背中
-
ただのみ ...
自由詩
17*
14-10-18
ぼくの個性
-
吉岡ペペ ...
自由詩
6
14-10-18
リスク
-
渡辺亘
自由詩
9
14-10-18
小景
-
梅昆布茶
自由詩
14
14-10-18
there.
-
楽歌
自由詩
4*
14-10-18
二十八センチの赤いパンプスがあるから長いスカートを履く
-
北大路京 ...
短歌
1
14-10-17
柿のヘタ比べ_#pw柿組
-
北大路京 ...
自由詩
3*
14-10-17
濡れて帰った鞄から折り畳み傘
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-10-17
紙飛行機
-
渡辺亘
自由詩
3
14-10-17
ヒール脱げない恋と寝ている
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-10-16
となりに越してきた人のひとりごとが大きい
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-10-16
ブーケトスをマイケルジョーダンばりに獲って捻挫
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-10-16
顏もないのに笑ってやがる
-
ただのみ ...
自由詩
20+*
14-10-15
救われぬ魂に向け歌唄う少女の声がときどきズレる
-
北大路京 ...
短歌
2
14-10-15
親戚を名乗るヤクザが本当の父だと告げて義父は旅立つ
-
北大路京 ...
短歌
3
14-10-15
美味しいと喜ぶ顔があったから料理に燃えることもできたの
-
北大路京 ...
短歌
2
14-10-15
赤い糸たぐり寄せて見なかったことにした
-
北大路京 ...
自由詩
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14-10-15
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