わずかに赤を含んだ
初秋のねこじゃらしが
風にそよぐ
そよがれて
よみがえってくる
植物ではなくて
あいつらのしっぽだった記憶が
猫が
ねこじゃらしの横を
素通りできないわけは
....
鯖雲や名も無き花に撒きし水
秋分や濃いコーヒーに濃いミルク
履歴書にはポジティブシンキングと書いた
社長で資産家で妻がいて、年老いていながら若い愛人を囲う人物がこの小説の主人公です。その人物が、初めて恋した女の人を思い出しながら自分史を小説に書きます。その自分史の文章と、妻のことや愛人のことなど今 ....
闇に揺らめく蝋燭の火をじっとみつめて
僕は問う
――どうすれば夢は叶う?
ふいに背後を行き過ぎる謎の影は
声無き声で囁いた
――その階段を一つずつ上るのみさ
....
言葉なんて要らない
あんなにも人を動かす言葉なんて要らない
街のさびれた一角の
小さな自転車屋の店内で
カンカン音を立てながら工具で自転車を直す
あのおじさんの鋭い技術が欲しい
....
純金のモビルスーツや鱗雲
合わされない眼がある
オレもはずから、おまえもブラはずせよ
言葉って、抱きしめられない
口づけたり、切りつけたりできない
だけど、君に会いたい
針先ほどの穴に
空が吸い込まれていく
風も太陽も巻き込んで
言葉って、食べられない
....
肖像画の視線にパリの焦燥と倦怠を感じる。
日々の疲れが重くのしかかるように絵画の中の瞼がその眼光を弱めてゆく。
彼女の視線の先に映っているであろう私の顔はいつしか歪み、
誰に語る訳でもなしに ....
ふと箸を落としてしまい
屈みこむと、床に米粒が続いていて
点々と拾いながら進んでいく
客間へ、座敷へ、縁側へ
いつしか古い蔵の脇を通り
門から出て、人通りの少ない裏道のほうへ
白く輝く米粒 ....
わたしの母は詩をかいていた。
いつもテーブルの上に無造作に置いて
あったのでたまによんでは見たけれど
それはよくわからないものであったよ
うに記憶している。そもそも小学生の
わたしにはよ ....
東京へゆくな
ふるさとの悪霊どもの歯ぐきから
おれはみつけた 水仙いろした泥の都
波のようにやさしく奇怪な発音で
馬車を売ろう 杉を買おう 革命はこわい
なきはらすきこりの娘は
....
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている
紙の鎖の端をにぎって
妹も姉もいないところで
父と母が編んだ赤い塔をゆく
らせん階段はきらいだ
古い日々を思いださせ
とにかく青い
ノ・ヴァ、きみが秋晴れだったころ
ぼくが立派な牡鹿 ....
本日は
絶好の洗濯日和
見上げる雲は
穏やかな光に浸されて
へたくそな君のハミングが
靴下とシャツの森で揺れる
色とりどりの洗濯バサミが
タオルと枕カバーの ....
心臓が動いている
シャツの上からも
鼓動が伝わる
血が動いている
身体中に回っている
エネルギーを吸収する
毒を吸収する
肘の裏も
指の間までも
皮膚が呼吸している
毛が逆立つ ....
彼女が突然
夜食にゆで卵を食べたいと云って
卵をふたつゆでた。
寝そべって
二人でひとつずつ食べながら、
話をする。
彼女には卵の黄身になってくれたら
僕は白身になって君を包みたいと ....
最前列に磔刑宛ら固定され
急な坂をゆっくりと上って行く
頂上に何が待ち受けているかは分っている
(何故こんな日に雨が降るのか) から
(何故雨の日にこんなことをするのか)
思いを行き来する疑 ....
漢方を煎じる土鍋秋の雷
ボケにツッコめない関西人でいる
黒ヤギさんが食券を食べてしもたんや
(ボクめせん)
ギラギラあつい太陽さんは
ひとりぼっちでも
へっちゃら
いつもついてくるお月さんは
ひとりぼっちでも
へっちゃら
ものほしにぶら下がってるミノムシさん ....
粉々に木っ端みじんこ想い出を火薬の量で誤魔化している
虹色のグランドピアノジミヘン忌
あなたに見つけ出して欲しい 探しだして欲しい
真夜中の背中に映る夢の設計図
Turn to the right.
Turn to the left
The black angel of a ....
Wonder Woman
Sexy Girl
君のかわりを和洋中韓あさってみても
It cannot be satisfied
It is not filled
Love is insu ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5109)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ねこをじゃらす
-
そらの珊 ...
自由詩
19*
13-9-23
鯖雲や名も無き花に撒きし水
-
北大路京 ...
俳句
5
13-9-23
秋分や濃いコーヒーに濃いミルク
-
北大路京 ...
俳句
2
13-9-23
履歴書にはポジティブシンキングと書いた
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-9-23
非力さと几帳面さと_勝目梓『恋情』
-
深水遊脚
散文(批評 ...
4*
13-9-22
夢の階段__
-
服部 剛
自由詩
10
13-9-22
雑踏の中で
-
葉leaf
自由詩
10+
13-9-22
純金のモビルスーツや鱗雲
-
北大路京 ...
俳句
5
13-9-22
合わされない眼がある
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-9-22
オレもはずから、おまえもブラはずせよ
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-9-22
言葉の人形たち
-
まーつん
自由詩
8*
13-9-22
狂騒
-
ヒヤシン ...
自由詩
9*
13-9-21
道しるべ
-
春日線香
自由詩
3
13-9-21
家族の散文
-
左屋百色
自由詩
21+*
13-9-21
谷川雁詩集_現代詩文庫を読む
-
葉leaf
散文(批評 ...
3*
13-9-21
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
-
北大路京 ...
短歌
9
13-9-21
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-9-21
むこう
-
平井容子
自由詩
14
13-9-21
柔らかな影
-
nonya
自由詩
23*
13-9-21
若さゆえ
-
hiroto22
自由詩
2*
13-9-21
月を食む夢をみる鳥
-
りゅうの ...
自由詩
11*
13-9-21
家族旅行
-
ただのみ ...
自由詩
26*
13-9-20
漢方を煎じる土鍋秋の雷
-
北大路京 ...
俳句
4
13-9-20
ボケにツッコめない関西人でいる
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-9-20
黒ヤギさんが食券を食べてしもたんや
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-9-20
ひとりぼっち
-
hiroto22
自由詩
1*
13-9-19
粉々に木っ端みじんこ想い出を火薬の量で誤魔化している
-
北大路京 ...
短歌
7*
13-9-19
虹色のグランドピアノジミヘン忌
-
北大路京 ...
俳句
3
13-9-19
夢の設計図
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-9-19
Wonder_Woman_/_Sexy_Girl
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北大路京 ...
自由詩
2*
13-9-19
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