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これはロシアのお話です

ワーニャという女の子が

冬の森を家へといそいでいました

こんなところに?

凍えそうな恰好をしたおばあさんが

娘さん、寒くてつらいんだよ、

ワ ....
  どこにいますか、とうめいないま
  なにいろですか、ちらばるかぜ

編まれた雲のひとすじと砕いた虹の一音まで
まきとる古ぼけた糸車
つみあげる小さなてのひら
秘めたつぼみの膜を ....
箱の中の彼女を見つけてしまい


(彼女は彼女の理性の為に生きるだろう)


僕は少し間違えた気がした


(いつも足りない何か)





君が左手ひっぱった日から ....
あ・うん の呼吸を探していたら
思わぬところに落ちていた
なんと
小学一年生で 宝の地図は
手にしていたのだ

あいうえお の 35文字を超えた時
や行が やってくる
いえ を重ねて
 ....
{画像=100104083022.jpg}


その時は
あなたのその手で いっそ
あたしを殺してくれますか

それができぬのならば
最初から好きにならずにいてください
恋心とい ....
切り倒したばかりの白木 刳り貫いて

船をつくろう 船をつくろう

亡くなった人の骸を入れるため

船の棺に入れて 愛しい亡骸を入れて

白浜へ挽いていこう 海まで挽いていこう ....
かえる 跳ぶ 柳の下
かえる 届く 柳の枝
かえる 折った 柳の枝

おとな かえる どなる
こども かえる どつく
かえる とんだだけなのに

かえる なく
かえる あるく
かえ ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語 ....
僕も私も自分も俺って
心配するフリして不幸自慢

弱い自分が大好きで
わざと鬱った君がいた

依存した生活のその先に
赤色で埋め尽くされちまえ
彼ら探偵は真実について何一つ知らない
ただ方便を使うのだ
これらはまやかしであり、例え話である
だがこれでほとんどの問題は解決してしまう
なぜなら人々が持ち込むほとんどの問題も
またま ....
一二の時まで、わたしは発光していました。

ちいさなわたしは
空き地のハルジオンの隙間に落ちていた
たくさんの欠片(かけら)を
拾い集めては、
序序にじょじょに発光していきました。
 ....
{引用=


  ? 白い虹の風景


{画像=10071 ....
ゆるやかに
どこまでも登ってゆく
木の間道
 (日は暮れかかり)

一足は 
永遠みたいにながい一瞬の
連続する軌跡を のこして

ひびく
ひびく

ぱたん ぱとん とたん ぐ ....
騒めいた光に沈んだ私

綿菓子の甘い匂いも

水風船の弾ける音も

静かな商店街に溶けてった

狭い世界の金魚が裏返る

冷たい、冷たい風鈴の音がした
活けられた
あしも茎も
垂線のむこう
まなざしに分かたれ
きめ細かで
しべも口もまだ
ざらついていた
肌に
注がれ
開かれてゆくところ
注がれては
省みることを忘れた
めも鼻も ....
花弁が
閉じられていくように 
終わってゆく 
それは、けして植物をたのしむ
観賞的な終焉などでなく

冬空のきびしさに
指先をこごえさすように
手をのばそうと、
やってくる ....
星は知らないという
星にひとが名づけた名前があること

ではひとは知っているのだろうか
星にひとが名づけた名前があること
星に名前がついているわけ

幾通りもの答えがあっていい
たとえ ....
 凍える戒厳令下の冬。

圧倒的な武力によって民を統治する狂信者が叫ぶ、
人民に必要なのは日常的な流血と惨事である
もはやパンの配給や馬鹿げた奇跡の捏造などではない
果てしなくつづく粛清によ ....
誰にでも越すに越せない川がある

その川を越えようと試みるもよし
はなから越すことなど考えもせずに使い古しの釣竿一本
かの太公望になった気分で日がな一日

立ち枯れの葦原を渡る北風は冷たく ....
{引用=

風花が舞っています
ほんの少し顔をあげて
少女が 見上げる
( 幼さをふりおとした横顔は、りんとして )
おぼろげで 消え入りそうな
白い半月が、南の空たかく
午後のクリス ....
このように銀河は白く
星が密集して見えるわけですが
隣り合う星どうしでも
何光年という隔たりがあって
異なる時間と空間から出発した光が
一斉に辿り着いた
奇跡的な現象なのです

例えば ....
クロマニヨン人は別人だった
ネアンデルタール人も別人だった
別人というよりは別人類だった
つまり彼らは私たちではないのです

クロマニヨン人のクロちゃんが
まぁ直近ではありますが
ネアン ....
風が
静かになりました
背骨が曲がったまま
切り取られそうな
刃物を持った風が
止みました


世界では
他愛ないことですが
いまのうちに
背筋を伸ばして、
伸ばして
僕のこ ....
目覚まし時計のコチコチ音が急に大きくなったような気がして、そうじゃない、周りが静かになったんだと何秒後かに気付く。真夜中。時計には重要な役目が二つある。一つは時を告げること。もう一つは、時を刻むこと。 ....  夢だった
 ロマンスぶりの抒情詩人が

 砂漠を渡り
 海を越え
 港々で娼婦を堕とし
 都会のサロンに死を持ち込んで
 その芳香でマダムたちも

 この青年は悩みもせずに
 即 ....
ニョロニョロなんかが一体、二体
時々ぽてりと落ちてきて
街中にこそ舞い降りませんが
ムーミン屋敷は空を飛ぶ

ムーミン谷があるのは実は
一箇所だけではないのです
誰かが築いたおさびし山の ....
かつて少女であったものの断片
ある切れ端
突端から眺める切れ端
破片
かつて少女であったそれ
その部分
少女の一部分
白い影を波間に
少女らしいたおやかな
少女らしい生臭い
少女ら ....
+


花が散るころにわたしは女でした。女になってしまい、
鉄鉢の中の百枚の花びらが
蝶のように羽ばたき、遠ざかるのを眺めた


+


花びらのひとひらを虫ピンで留め ....
眩暈がする
粒のそろった
音の洪水
言葉の洪水
音像/位相/破綻/逸脱
シームレスで繋がる
流れ/溢れつづけるメロディ
美しい旋律
降りしきるノイズ
全てを呑み込もうとするコーラス
 ....
はるかにはるかにむかし
誰かがひとみを伏せることをやめた
それから今までずっと
空は空
何百億のあこがれを吸い込んでなお
変わらないのか

ぼくらが自由になれないのは
ぢめんに足のうら ....
瑠王さんの自由詩おすすめリスト(1289)
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