すべてのおすすめ
{引用=
雨が降っているの
こころの奥深くで
あの夜のような朝からずっと
それでも空は晴れているから
傘もさせずにびしょ濡れのまま
けれどあなには見えない


魔法のような
私を支 ....
{引用=
それぞれに交差する
よっつのひとみ

そのやわらかな表面は
甘いのだろうか
それとも潮の

見詰めれば
卵黄を飲み込むように
喉を滑らかに落ちてゆく

嗚呼

同 ....
空き部屋になって久しい一階奥の角部屋
いっこうに入居の気配感じられなくて
郵便受けはチラシとかで溢れている

ポスティングするのが仕事なんだろうけど
声をかけたとしても臆すること無く
ほん ....
食材のヤギ
表面をキャラメリゼしていただく
贖罪のヤギ
全焼の供物としてささげる

アナザーと誰かが言ったので
人一人いない廊下でブラザーと返事する
愉しいことも一瞬だが
そも生きてい ....
たまゆらのいのちだもの
あなたの紫煙につつまれてゆきましょう
君は風船だ
空高く昇って行くのだ
目一杯膨らんで昇って行くのだ
しかし、
パチンと割れたらもうおしまい
だが
君は空の高さを思うのだ
内なる圧力を思うのだ。

僕はポンプだ
君を目 ....
森の中に横たわる

女がなぜ裸体なのかと思いつつ

絵画の前で円弧を描く

切り離された肉体と虐げられた精神は

発光した光の中から産卵し

やがてマンタの核にしきつめられる

 ....
マイケル ジャクソンが
大きなトレーラーで
家の前に現れた

えっ?

トレーラーいっぱいの
彼の衣装や雑貨類を
売って欲しいという

全部 チャリティーに
するそうだ
世界の ....
夕焼けの教室を
赤く染めて

冷たい海水を
青く染める

最後の瞬間まで荷物を集める私は
美しさを奪っているのだろう

Eu sou amavel uma pessoa distan ....
  第一幕 (森の妖精たち)

   矢継早に、四方より登場

わたしは、碧――
贅沢に華を散らして
眩しい朝の陽を浴びた葉桜のように
濃淡の影も爽やかなみどり

わたしは、黄色―― ....
堆積した都市の底で
雨が流れる音だけが
きこえていた

錆び鉄の壁に
ケーブルで接続されたコンソールの
身体が明滅している

エピローグ
いつか見つけるきみの姿に
想像力がとど ....
六畳半の部屋は水に溺れてて
家具は全部濡れてしまった
ああもうきっとテレビとかは、映んないね

大好きな猫のぬいぐるみには鱗が見えてる
彼に貰った指輪にはヒレが生えてる
毎月買ってる雑誌は ....
その意図あなたへ
丹精こめて織りました
今のわたしの全力です
受け取ってください

春がめぐる
Tシャツ一枚で飛び出した
始まりを予感させる陽気のただなかに
死んだ季節の影法師

 ....
例えばオレの女はAneCanモデルでピアニスト
プロダンサーでハリウッド女優、リリック・ソプラノ、ド変態
女神で奴隷、天使で悪魔、妖精で人魚でお人形
まっさら処女のドドメ色淫乱、水色聖母
銀色 ....
紙切れを全部
宝石にかえてしまって
世界から落とすと

もうひとつの世界では
踊るヒトデが
それを重しに
深海に沈んでいく
朝、空を見て
なったばかりの蛙は思う!
高くて広い。
ジャンプしても届かない。

何が空の上澄みなのか?
知りもしないでジャンプすることをあきらめた,

空の高みをあきらめて
下ば ....
絵画とはなんだろう。いつも考えている。ただ、そうではないものがあるにしても、絵画に自分自身だけは存在しないように思う。だから、どんな作品においても殺風景な感覚があるのかもしれない。自画像は、自分を投影 .... ちから
ちから

あかくながれる
ちから
ちから

みわたすかぎりの
ちから
ちから

まぐまがもえる
ちかから
ちから

わたしのははと
ちちから
ちから

ぜ ....
胸が痛むような思いをしてない
ふいに窓が開いても外を見ないことがある
カリフォルニアの陽射しと乾燥に
肌がもつれた

その重さは
私のために作られたものではなかった
眠っているうちに誰か ....
雨が強くなり
森が海に呑まれる
木々の繊維が悲鳴をあげ
窓枠がかすかに共振する

死に向かう命の塊を
やはらかに包んで緑は
夜闇の中で黒と見分けがつかぬ
音がなくなれば沈黙は意味を失く ....
 
 
先生はもう液状になって
黒板の海を
白墨で汚している

本当は海の生き物たちが
みんな住んでいたはずなのに
僕の皮膚には朝から
いろいろなものが刺さって
痛くはないけど
 ....
{引用=「果てのない孤独を感じるのは、まだ私が弱いからでしょうか。
私が未だ、言いようのない既視に打ち拉がれては瞼に幕を引こうとし、
触感を拒むのは、もう世に何がしかの光明をも信じていないからでし ....
おじさんが走っていったほうに家がある
昭和44年発行カラー図鑑百科6天文と気象に写る暗い林
◇機関士:

パリ発、コンスタンティノープル行き6両編成。
ほぼ定刻でウィーン発。
乗客の体調不良等、異常の報告は無し。
これより政情不安定な地域を通過。
よって盗賊団の襲撃に警戒セヨ。
 ....
        5

成り成りして成り会わないところと
成り成りして成り余っているところを
刺しふさぐ

ため

類人猿は歩きながら
歩きながら
空腹を覚え
傍らの虫を食 ....
人工のひかりを掻き消して

頬を青暗く染めるのは

ぼくのピアノの音だけだろう

難易度F別れの曲など弾きながら

きみ訪ねてくるのを待っている


東名高速を走りながら

 ....
青ざめた薔薇の横貌
月を相手にパントマイムするアルルカン
時計塔の溜息
幾重にも自己複製する記憶
仄昏いカルテ
見えない翼の天使
森の浮遊
虚空を音もなく走る硝子の列車
白い小鳥が描か ....
{引用=
籠の中の小鳥たちが寄り添って
ささやいている姿を眺めながら
アルコールを呷り言葉と戯れる

自己意識を突放し抹殺し
消失にのみエクスタシーを求める者は
虚無が広がる世界に
制 ....
さみしがるのをやめにする
悲しんでばかりで雨がやまないから
しとしとしとしと空が暗いから

泣いてしまうのをやめにする
このままいくと目がとけて
海に流れてしまうから

あちらのほうか ....
カチリッ
音がする
盲目の鹿
嗚咽する
捻りあげた餅
ちぎれる
不様な太陽
怒れる

単純明快な答えなんて無いんだよ
窒息しろ
問答無用のオリジナリティ
謝罪しろ
不愉快
 ....
瑠王さんの自由詩おすすめリスト(1289)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花のうつろい- 高梁サト ...自由詩10*10-5-11
半身- 高梁サト ...自由詩14*10-5-10
届かないひと- 恋月 ぴ ...自由詩34+*10-5-10
エディション- 瀬崎 虎 ...自由詩3+10-5-10
_- ゆず自由詩1*10-5-9
風船2__ーポンプからー- ……とあ ...自由詩14*10-5-9
メルカトル図形的散布- yoyo自由詩310-5-9
ガレージセール- 森の猫自由詩4*10-5-9
true_colors_of_flower- mizunomadoka自由詩410-5-9
春めく色たち_★- atsuchan69自由詩13*10-5-8
mercury- mizunomadoka自由詩510-5-8
水族館部屋- 梨玖自由詩310-5-8
その意図あなたへ- メチター ...自由詩4*10-5-8
滴下のトランス- salco自由詩5*10-5-7
fade_away- mizunomadoka自由詩310-5-7
蛙の復習- ……とあ ...自由詩14*10-5-7
夜のボート- 番田 自由詩110-5-7
ちから- 紀ノ川つ ...自由詩3*10-5-6
first_direction- mizunomadoka自由詩410-5-6
- 瀬崎 虎 ...自由詩410-5-6
水を買う- たもつ自由詩1210-5-6
手紙- 高梁サト ...自由詩7+*10-5-6
暗い林- えりくさ ...自由詩710-5-6
オリエント・エクスプレス、1914- 都志雄自由詩11+*10-5-5
月の嗤うさき5〜6- ……とあ ...自由詩6*10-5-5
人工のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩410-5-5
優雅なる憂鬱- 塔野夏子自由詩7*10-5-5
絶対零度- 高梁サト ...自由詩14*10-5-5
幸せの小鳥- 朧月自由詩410-5-4
鉄の感触- Oz自由詩210-5-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43