すべてのおすすめ
自決を行うのであれば

息を止め続ければいい

その先に呼吸を許せば

それがあなたが抱く答
テレビはそこで強制終了
白髪の増えたニュースキャスターの言いたいことは何だったのか気になったけれど
もう一度スイッチを入れたところでその答えを聴くことなど出来ないと知っているので
ノートパソコン ....
夕暮れ、

窓から

やよいがシャボン玉を吹くと



リーマンや客引きやパチ屋が足をとめて

時々この辺をうろついているドラ猫みたいな顔した「上海ラバー」のママと

自分 ....
{ルビ顰=ひそ}めた枝に想いを隠せば
揺らぐ月あかりを帯にまとう
記憶をぬぐいおとす 黒いみずうみは、
深奥の靜かな湖畔から 寂々行きつくこのさきに 
こわされてしまう わたしの予感のする
 ....
見上げて
流れる雲が
ステップふんでる
鳥が風と踊ってる

ダイヤモンド
主水(もんど)
聖水を求めて

朝もやは森の妖精のあくび
はりつめた空気は
ピンと背筋をのばした
彼女 ....
僕は青い空が好きです
雲一つ無い澄んだ空が
それは小さい頃から好きで
よく晴れた日は
いつもウキウキしていました

本当の僕は
ネクラなので
青い空を吸い込んで
真っ暗な心に
パス ....

職場で必ず着用するエプロンには
大きなポッケットが付いています
わたしはその中に
いろいろなものを放り込むのが癖です
ポッケットが膨らんでいないと
落ち着かないのです
膨らんでいて少 ....
ここに一脚の椅子があって

それは懐かしいにおいのする木製の小さな椅子
小学校の教室にあるような椅子
揺らすとかたかた音がした

そんな椅子にあなたは腰かけている
手には一冊の詩集
マ ....
捨てきれぬ
いくじなし
しがらみが 恋瀬の奔流をくじく
あんなにも
四時に 臥所の三方の上 斯界を離れ 
乱れた午後は
広い肩をまるめて
背を向けた

灰蒼色に、空の落ちた緞帳  ....
まいにち 階段の数をかぞえる
それが 母の日課だった
増えたり減ったりするので とても疲れる
と母はぼやく
階段のある家には 住みたくないと言った
階段がなくなったら ぼくの駅がなくなってし ....
季節外れの神社に
十歳の僕と親父が歩いてゆく
親父は何もしゃべらない
僕も黙ってついて行く
参道の階段には銀杏の葉
黄色い黄色い石の道
段々を上って一息入れる
親父の肺は一つしかない。
 ....
夏の終わりを惜しむ人がいる
勝手にエアコンをつけて
夏を拒絶していたくせに
夏の終わりの
さみしさは感じているようだ

夏は夏らしくしていたかっただろうに
異常気象とやらの
まわりの勝 ....
無知な人たち、と
父の生家に唾を吐き
母が消えた
時の区分は夏、そして
秋にも依然、消えていた

秋の再来
消えている母
九月は母の誕生月
父はきちんと知っていた
本日、九月の二十 ....
光来の海に
想うまま 焼けた砂を飛ばせば
来歴は誘われ
まばゆい白波が綾なす 潮騒の天覧模様
小さな島の
漁師の若者と海女の娘の
恋物語

しのつく雨がたたく嵐の午后は、導きの 
 ....
レベル26の魔導師は
いけてない呪文を唱え
空を飛んでばかりいる


レベル26の戦士は
でかい剣を振り回し
最後には自分が一番傷ついている



レベル26の僧侶は
とにかく ....
指が触れると
草の実がはじける
ふるえる心の動きを
あなたは知ってか知らずか


見つめるあなたの瞳に
青い空が映り
その青に溶けてしまいたいと思う
その青はいつか見た風
その青は ....
ひるがえす スカートのすそ
小さな手にふれる空の 麦藁帽子の屋上に
木馬の 陽に照らされた背をさらし
 
 夏が焼かれ 逝く、

都心に生まれ育つ/育った
故郷という 基点を持つこと ....

私の本当の名前はスマコというらしいです
だけど父も母も兄弟もみんなスマと呼ぶので
いつの間にか私はスマになってしまいました
ときどき本当の名前について考えます
コというのはどういう漢字な ....
球があった
それは今まで全く転がらなかったが
最近やっと少しだけ動いた
続きを期待したがそれ以上はなかった


しばらくはいつもと変わりなかったが
私が意思表明を始めたあたりから
球は ....
母の葬儀が終わった

母の 母の人生はかわいそうなものでした

思春期を過ぎた頃より病気がちになり

激しい運動は禁止されていた

しかし激しい学生運動の中父と結婚

二人の子供を ....
       星
     が   落ち
            てくる
    星が
         落
   ちてくる


僕らの街へ
僕らの凍てついた平野へ
僕らの絡まりあ ....
フェル先生
僕は貴方が
大好きです。
どう言う訳だか
大好きです。

フェル先生
僕は貴方が
側にいて
欲しいです。
大好きです。

フェル先生
僕は貴方に
Will yo ....
砂は運ばれてゆく
どの風にも乗って
夢のように目の前で全てが崩れてく
もう動けないよ
秘密も半分売っちゃって
つまんないの
足の踏み場がなくて
みんなに置いていかれて
走り出すための目的地も無い
でも気持ちが止まらない
 ....
大空に向かって
だが曇天で
少しだけの希望を
轟音と煙と
ブースターの炎とともに
一瞬 見せて
消えていった

そのあとも
地上での歓声
喜びの涙
肩を抱き合う成功者たち
 ....
泡粒の数だけ思い出があり
からからからと音がする


競走はいつでもいちばん最後
ひとあし遅れて着いた小さな菓子屋で
真っ先に選ぶのは瓶入りのラムネ


にじみだす汗を乱暴にぬぐい
 ....
きみの言葉
岸辺の水草
抱き合った夜のまるい小石
わたしの言葉
艶やかな泥
探り合った分だけ{ルビ嵩=かさ}んだ枯れ草

ひとつずつ拾い集めて
一年間を歩いていく
ほら、
晴れだと ....
海沿いに並ぶ発電風車をくぐり抜けて
海風が膝を抱えている

吹かれて揺れる磯の花が
太陽の傾きを数えている

ぼろ布のように絡みつく
影の正体をゴム底に貼り付けたまま

そらを見上げ ....
急に生えてきた
混乱した
3日くらい寝てない
急すぎた
何の前触れもなく
取れない
街へ出かけた
そこのびっくりしてる奴
その気持ち
よくわかるぜ
心にあふれる かなしみには
おもさが あるらしい

だって 涙はきまって 
したに したへと 
おちていくもの

それに、 
どこかでだれかの涙を 
受ける器は 小さくって
た ....
瑠王さんの自由詩おすすめリスト(1289)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
浅はかの自覚- 邦秋自由詩1*09-9-11
日本航空は再生に向けて- 照留 セ ...自由詩2*09-9-11
夕暮れ、窓からやよいがシャボン玉を吹くと- tiki自由詩4*09-9-11
靴のみずおと- 月乃助自由詩5*09-9-11
主水- リタ。自由詩209-9-10
空が好き- ミツバチ自由詩8*09-9-10
アルバイターと海- 吉田ぐん ...自由詩3009-9-10
ラヴなひと- 恋月 ぴ ...自由詩34*09-9-8
「柵」(しがらみ)- 月乃助自由詩5*09-9-6
階段- yo-yo自由詩10*09-9-4
代々木八幡- ……とあ ...自由詩17*09-9-4
- ルナ自由詩909-9-4
初秋の対峙- 伊月りさ自由詩19+*09-9-4
「潮騒」- 月乃助自由詩6*09-9-3
Lv.26- udegeuneru自由詩3+*09-9-3
草の実はじけて- 石瀬琳々自由詩9*09-9-3
三越の木馬- 月乃助自由詩4*09-9-3
或る少女の生涯について- 吉田ぐん ...自由詩2609-9-3
零細と歩く- 中原 那 ...自由詩2*09-9-2
【美しい母】- つむじま ...自由詩6*09-9-1
落下星- 熊野とろ ...自由詩3*09-9-1
好きなのに2- ペポパン ...自由詩9*09-8-31
肉体の最後- 吉岡孝次自由詩409-8-31
月の光- ゆりあ自由詩409-8-31
GOMI- ……とあ ...自由詩7*09-8-31
ラムネ- あ。自由詩13*09-8-31
- 伊月りさ自由詩7*09-8-31
断章(海を見つめている)- たりぽん ...自由詩509-8-30
ちょんまげ- 人 さわ ...自由詩409-8-30
「星のふり」- 月乃助自由詩7*09-8-30

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