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デージー (無邪気)


他愛ない君の言葉がそよいで

僕の唇の端に小さな花を咲かせた

飾り気のない君の笑顔がとろけて

僕の胸の奥の陽だまりになった





 ....
しあわせのなかにいた

そのなかにいて

しあわせをかんじていた

ひとに迷惑をかけたくなかった

すくなくとも

きのうより前向きでいたかった

しあわせのなかにいたくて
 ....
 ヨルノテガムが階段を上がっている
(ここでリンゴジュースを飲む)
 もうひとりのヨルノテガムは鉛筆をすべらせ
 魂のようなものを受け取って離さないでいる
(ここでヨル ....
月に着いて4日目に信じられないものを見た

そらを覆う、巨大な 黄色いクジラ

音もなく 空を泳ぐ

僕と目が合い

一粒の涙を流し

また泳いで 月の地平線に消えていった、
あの現場の写真を見た
瓦礫はすべて撤去され
金網や柵に囲まれたそこは
グラウンド・ゼロと呼ばれていた

そして現在 私が住む街の駅前に
デパートを取り壊した後
再開発計画が頓挫して
 ....
別れの時を惜しみ
後に尾を引く
甘い愛の味
君は私を振った

私しゃ未練も何もないけれど
秘密を打ち明ける。
君は太った。
俺は痩せた。

今年初めて花粉症に
なったそうだ。
 ....
なのはな (快活)


山裾に噴き出したいくつもの黄色い掌が

緩やかな風にくすぐられて歓声をあげた

思わず駆け出しそうになる鼓動の先で

君の後ろ姿が弾みながら春になった ....
形に出来ない物事を
言葉に込めると、いつからか

言葉が事実を乗っ取って
表せぬ物を振り落とす

いつしか独り歩き始めるは
足場得た後の葉の方で

例えば素直という言葉
総てを受け ....
 
まだ顔を知らない
姉からの手紙が届く
意識だけの

わたしはまだ
返事が書けない
体を持たないから

真夜中
母に触れたがる
父を感じる
わたしの命のはじまり

いくつ ....
昨夜、遺伝子と数回にわたって交合したけれど
最後まで、ぼくが触れたのは
ぼく自身の器官だけであったので、
結局のところ どんな言葉でも形容できない



感性や知性を、すべて破壊したい
 ....
いってしまいましたね

電車で3時間くらいだからとかいっても

たぶんもう二度と会えない気がするよ

君とは一年しかクラスが一緒ではなかったけど

いつも笑って笑顔で元気で
 ....
アネモネ (はかない恋)


あなたの気弱な指先でわたしを摘んで欲しい

わたしの一番可憐な時間を花瓶に挿して欲しい

あなたの意識の端をひとときでも彩れたら

ノートパソコンの ....
今日もどこかで
不協和音が鳴り響く
ときに耳のすぐそばまで来ていたりもする

白い鳥と黒い猫が共存し
赤い車の排気ガスが妙に息苦しい

石油がなくなるとき
文明はなくなるという

 ....
愛にあふれた人
愛にうえた人
愛にみちた生活
愛にかこまれた生活

仕事の山
自制の毎日
ランデブー
デジャブー

日の光に照らされて
そよ風に流され
一人ぼっちで散歩する。
 ....
春になったばかりの頃
白い帽子を追いかけて
春風の中を駆けて行った

草原の若い草からは
真新しい緑の匂い
南の方からは
温かい日差しがさして来る
空が青くて
眩しくて見れない

 ....
水色の匂いがした

午前の光に撹拌されて

僕と彼女の鼻に入り込んだ


どこかで蛙の卵が匂う

別れの空虚が

新たな予感が

季節を越えた

二人の匂いがしている
 ....
腹をすかせている子に
乳とパンを与える
喜んで飛びつく
重圧を感じる。

長女に久しぶりね!
と言われる。
痩せたね。と気が付く
人の話に耳を傾ける。

あーいい加減楽になりたい
 ....
美しさは
人見知りするのだろうか
いつもつつましい
声をかけられるまで
犬小屋でかくれんぼしている

驚きは
宇宙人なのだろうか
いつも未知との遭遇で
出会ったと思えば
突然消えて ....
 
一枚の雨
窓しかない列車が
なくした足を探していた
わたしがいたら
遊園地がある
その先端の細っこいところ
かわいそうな叔父さんの観覧車は
とても鮫だらけなので
わたしはひとつひ ....
魚よりも自由に水の中を泳ぎまわりたくて
馬よりも自由に草原を駆け回りたくて
狂ったように吹き荒れる窓の外を眺めながら
ずっと煙草を吸っているよ

鳥が自由じゃないのは知ってるし
死ぬまで泳 ....
繋がって
また
諦めた
歯がゆさで
ワンマン電車が走っていく

わたしの
肯定を知りたい

たくさんの競争心を
おぼえたふりをしていたらしい
甘やかされている時間にはふと
だれ ....
ひとの気配に気付き上体を起こしてみると
逆光に髪の長いおんなの姿を認めた
それがあのひとの妻美佐子さんとの最初の出逢いだった

彼女について何かとあのひとから聞かされていたのと
私に用事があ ....
娘をうしない

生きているか

死んでいるかもわからない

そこにつけいった輩に

七千万円だましとられ

それでもきょうも娘を探している


不時着した日本兵をかくまった日 ....
はね橋が分かれ
呼吸が分かれる
緑は
重くなる


雨 行方 雨
行方 雨
窓のかたちの光が吹いて
窓のかたちの空に重なる


着いたはずのしずくは離れ
 ....
ある人が言った

置かれたところで、咲きなさい

日当たりが悪いから、
天気が悪いから、
土の栄養分が少ないから、
だから、咲けない

そうじゃなくて、

日当たりは悪いけれ ....
                  090308



今回の目標は
一次予選を突破して
決勝に出ることです。
もちろん優勝をしたいのですが、
それは時の運
優勝できるなんて
口が ....
暁に乗っていったよ

あれはね



遠い昔に知ってたのに



とても綺麗な息してたよ


あれはね





人と神様はね

重な ....
きみはいつも
つめたくて
とおくて
とおくて
ちかくなったら
みえなくなって
ふれてしまったら
きえちゃうひと


それでも
やさしさは
あたたかく
いつも
ぼくを ....
白っぽい視野の中に
草の生えた道があり
知らない樹木が立っていた

母は和服を着て
道にひとり佇んでいた
すると向こうから
何年も前に死んだ父が歩いて来た

ぱりっとした背広を着 ....
紅い錆の匂いの工場でお昼から夕方にかけて

カビた野球帽子の骸骨がやさしい手つきで万華鏡をのぞいて

開いた目の骨に虹彩がきらめく

小さなきらきらしたセイギのプラスチックとか好きだった僕 ....
夏嶋 真子さんの自由詩おすすめリスト(1826)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花言葉四行詩_<12>- nonya自由詩9*09-3-15
しあわせのなかにいた- 吉岡ペペ ...自由詩409-3-15
音楽の中のヨルノ- ヨルノテ ...自由詩209-3-15
黄色いクジラ- satyri自由詩409-3-15
グラウンド・ゼロ- 壮佑自由詩14*09-3-14
ケロケロ- ペポパン ...自由詩5*09-3-14
花言葉四行詩_<11>- nonya自由詩7*09-3-14
ひとがゆえ- 邦秋自由詩2*09-3-14
意識の手紙- 小川 葉自由詩509-3-14
未完の、ソネット_「残響」- 望月 ゆ ...自由詩20*09-3-14
東京に行った君へ送る- こめ自由詩5*09-3-13
花言葉四行詩_<10>- nonya自由詩7*09-3-13
世界を踊る- さとう  ...自由詩409-3-12
愛ちゃん- ペポパン ...自由詩6*09-3-11
- 未有花自由詩16*09-3-11
卒業式- 吉岡ペペ ...自由詩509-3-10
所帯染みた臭い話- ペポパン ...自由詩5*09-3-10
祈り- 乱太郎自由詩22*09-3-10
虹織- たもつ自由詩709-3-10
鳥よりも自由の空を飛びまわりたくて- 虹村 凌自由詩8*09-3-9
黒潮鉄道- 伊月りさ自由詩35*09-3-9
修羅のひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*09-3-8
近くて近くて遠いこと- 吉岡ペペ ...自由詩709-3-8
花離手- 木立 悟自由詩309-3-8
- mmm自由詩209-3-8
デジタルスイッチ- あおば自由詩5*09-3-8
童子の夢- 北星三天自由詩2*09-3-8
白銀- ゆうと自由詩3*09-3-8
- 壮佑自由詩19*09-3-7
終わり_/_ハクイ40- satyri自由詩109-3-7

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