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海面を泳ぐ光の青を捕まえようとして手を伸ばしてみる
伸ばしても
伸ばしても
届かない両手をばたつかせて
それでも懸命にもがく君の
溺れそうな
沈みそうな平泳ぎが僕は好きなのさ

夏はもう、
すぐ ....
 *
暮れ急ぐ空の半分は明日の為のもので
残りの半分が今日と昨日に残した物を映しているのだと、
お互いに主張して譲らない青と赤が、譲り合い一つに溶け合ったなら紫色を生むのだと、天の切れ間には黄昏 ....
きょうぼくのからだは

悲しみにつまっている

表面張力いっぱいで

すこしでも揺れたらこぼれそうだ


きっと何十年まえ、何百年まえにか

おなじ日に

悲しみにあふれた日 ....
見知らぬ地方で
街路樹の道を歩いていた
誰かが私を見ているような気がして
後ろを振り向いたが
誰もいない

南国特有の強い日差しが
こんもりと茂った
緑の街路樹たちを照りつけていた
 ....
話しかけるとよく育つのは
ヒトの呼気によってその植物の周りの二酸化炭素濃度が上がり光合成が活発になるから
らしいけれど

日本史の暗記に付きあわされて
一晩 戦国武将の名前を聞かされ続けた仙 ....
例によって煩う空間

屋上から堕ちる君の手を掴む

この糞熱い時に

体と体を密着させるなんて

キチガチだろうと答えを出した

喉が痛い苦しく悲鳴をあげるよ

叫び声は神にも ....
かたく凍った夢を砕いて
画用紙に宇宙を描いて暴れだす
果てのない星々の海は瞬き、
チビけた鉛筆が一本
煌く銀河を縦横無断に奔る


つめたく凍った言葉を融かして
原稿用紙に文字を紡いで ....
灼熱のアスファルト
君の魂は燃えているか?
気持ちを奮い立たせ
突き進む

ランナーズハイは
最高だぜー!
極限への挑戦
エンドルフィンどくどく

歯食い縛って耐えろ
腹に力を入 ....
キラキラしない雫が
後頭部の歪な曲線を
未練がましく伝い落ちて
塩辛い影を作っている

無頼な陽射しと
馴れ馴れしい湿気に
言い返す言葉もなく
帰り道の上をボトボト歩く

いく ....
              090626






緊張感を抱いて眠る
ラジオの音が
頭の中のねじを
右に左に
好きなように回すのか
目が覚めると
頭が疲れていて
 ....
 
 
01
図書館にパンが落ちていたので男は拾って食べたのだが、それはパンではなくムカデの足だった。

02
図書館の大砂漠で遭難した司書は一週間後に救助され、その翌年には大統領になった ....
鉢植えは
水をやり過ぎて
いつもだめにしてしまう
気持ちが強すぎるのだろう
あなたのようにはいかない

虹のような光沢を紡いだ糸車が
カラカラと終わりを告げても
流れる水のなかで
目 ....
名まえを聞かれると
your moon
そう、答える
乃(なんじ)の月
男たちはその名に感心し
私は好い気になって、
mは胸の柔らかな二つのふくらみ
ooは下の二つの穴、そして、
 ....
トラブルのため仲間と徹夜した

そしてみんな元気に帰っていった

勝負はあしただ

トラブルは俺達に

なにを伝えに来たのだろう

いや、俺になにを伝えに来たのか

午前3時5 ....
高一のときいまで言うパニック障害になった
実力よりうえの学校に入ってすこし疎外感を感じていたから
そのことが原因かな、と思った
電車を自転車に変え
剣道部をバスケに変えた
エレベーターには半 ....
古き良き時代
いじめのない
僕は平気
モンブランのように甘い

ミナシゴハッチ
お兄ちゃんは
証券マン
妻子持ち

愛に餓えている
人に好かれる
人と話すのは疲れる
気を使っ ....
 *
昼に停まった季節の便りは
いつぞやの名残を含んだセピア色の背景に、日向に生まれ落ちたパステルの淡い配色と、幼子の視線のラフなスケッチとなって
単色に描かれていた風景画を小さな額縁の中から取 ....
摩訶不思議な自然にぐるりと包囲されて
板ばさみ
三分の一
いや、二分の三

なんだか無性にガリガリ君が食べたくなってきた、と言って
わたしはわためかな、と返して
あの雲はきっと竜の巣だと ....
 *
抽象をなぞる指先が、無色透明な肌に存在だけを記して
昨日の空に溶けて行く、輪廻を正しく辿って行けば
全ての人の記憶は一つになると
ついさっき、知りました。
だから、君の香りはどこか懐かしいのだ ....
それぞれの速さで歩む人の群れ

その何割が自分の速さでであるいていて

その何割が他人の速さに合わせているのだろうか

僕が生きている内にすれちがった人は

世界のの人口の大体何%かな ....
君が手を握り返してくる

ほどけかかった髪を
気にもとめずに
夢中で遊んだ帰り道

陽が傾きかけた
商店街で
君は目をキラキラさせて

さっきまで握っていた手を離して

駄菓子 ....
きっと

この世のすべては

過程なのよ

肩の力も必要さ


誤解は和解のために

平衡は無限遠点で交わる

ユークリッドなんて大嫌い


幾何学に愛を

未 ....
月に酔う

目眩く色彩など

有るはずも無く

耀く孤高は闇に聳える


見えるものは虚飾しかなく

光の実存その存在を知らず

色彩のみが色なのか

概念を破壊せよ ....
最も欲しいもの

最もいらないもの


毎日へとへとに
疲れて
寝る
苦しい

腰をやられ
膝をやられ
心を痛め
多くの人の愛を感じる。
5歳の僕は風の中にいた。
底の町から吹く風は暖かかったが、
上の町から吹く風は冷たかった。

底の町から吹く風を顔面に受け止めて
膨らんでゆくと
僕は虫になって舞い上がった。

谷の反 ....
久しぶりの天気に気がいってて

あたし首筋に塗るのを忘れた

プラタナスの木陰をえらんで歩いた

もうあきらめながら一日を過ごした

一日にできることなんか知れている

十年かけて ....
オレの胸の奥底に深海魚が眠っている
時折目を覚まし尾ひれを影のように揺らす
鬼灯を口に含んだように頬をふくらませて

きゅっきゅっ 
と小さく鳴く

月を見る猫の目のような
 ....
私たちから見たら

虫はなにも考えていない

なにも、というのは

私たちの考えていることはなにも、ということだ

地球から見たら

私たちはなにも考えていない

なにも、とい ....
傘はどうしたの?
由紀さんに言われはじめて気づいた

昨日買ったばかりの雨傘
ガーリーとは思いつつも華やかなレースに一目惚れしたんだよね

教室に置き忘れたのじゃ無いだけは確かなんだけど
 ....
この胸で休みなさい
疲れた体を横たえ
毛づくろいをして
次の旅に出よう

泣いて笑って
怒って悲しんで
皆必死に
生きている

すべては正しい
良心からしているから
心配はいら ....
夏嶋 真子さんの自由詩おすすめリスト(1826)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クロール- 遊佐自由詩9*09-6-28
迷宮組曲/第3楽章/黄昏- 遊佐自由詩6*09-6-28
悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩309-6-28
見知らぬ地方にて- ばんざわ ...自由詩7*09-6-28
花と話した- 照留 セ ...自由詩309-6-28
掃除ロッカーはいつも狭くそして深かった- こめ自由詩709-6-28
チビけた鉛筆の唄_★- atsuchan69自由詩29*09-6-27
あちちあち- ペポパン ...自由詩4*09-6-27
真夏日- nonya自由詩10*09-6-27
長官- あおば自由詩4*09-6-26
図書館物語- たもつ自由詩3109-6-26
雨の匂いをこらえている- 佐野権太自由詩10*09-6-26
「乃月」(なんじのつき)- 月乃助自由詩4*09-6-26
誰もひとりで- 吉岡ペペ ...自由詩309-6-26
高一のとき- 吉岡ペペ ...自由詩309-6-25
私を見て- ペポパン ...自由詩8*09-6-25
迷宮組曲/第2楽章/昼下がり- 遊佐自由詩10*09-6-25
耳もとの代弁者- FUBAR自由詩7*09-6-25
迷宮組曲/第1楽章/夜明け- 遊佐自由詩11*09-6-25
人類は繁殖し続ける- こめ自由詩1009-6-25
括った髪の分だけ、返して掌- kauz ...自由詩10*09-6-24
非ユークリッド- 柊 恵自由詩9*09-6-24
- 柊 恵自由詩4*09-6-24
欲しいもの、愛- ペポパン ...自由詩7*09-6-24
そこの町- ……とあ ...自由詩13*09-6-24
プラタナスの木陰- 吉岡ペペ ...自由詩409-6-24
深海魚- shu自由詩509-6-24
虫の歌- 吉岡ペペ ...自由詩209-6-23
はねるひと- 恋月 ぴ ...自由詩15+*09-6-23
Open_your_heart- ペポパン ...自由詩6*09-6-23

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