すべてのおすすめ
 この星系のどこか
 色でけずったメタンガスにちかいどこか
 バスの墓場がある
 何億台もかさなりあって絶命している
 すすけた錫がキーンと光っている
 純粋だと主張する天頂方向に

 ....
窓ガラスで漂白 されていない
光を鼻の頭 受け止めながら

コインランドリーの角 右に曲る
山田さんちの昼御飯 きつねうどん

網戸で裏ごし されていない
風を耳の後ろ 感じながら
 ....
毎日が楽しい
貴方がいるから
毎日が楽しい
仕事があるから

4分6がいい?
それとも
3、7がいい?

家事はたぶん半分ずつだね
毎日サプライズの食事
お買い得品買って
君の ....
いくたびも 舞いおりる雪を手のひらに
受けてとけてゆく
いのち
広がる空の
仄暗い 灰白の冷たさ
肺に響く
視野は遠く
山脈のそびえる ふもとの森も
しずまりかえっている 小鳥もおやす ....
家を出る時に
鍵を掛ける

ガチャリ

この音と共に
忘れよう

片付かない
部屋

整理できない
気持ちを
捩じった螺旋の肉体
白々と夜薔薇を広げ

遠方より 船が近づいてくる

颯爽とベッドから抜け出して、
夜中の台所に立つ
喉を鳴らして水を飲む
女(金属的な恥毛 踝の中の胡桃)

あ ....
―朝

ビルの階段を降りて行くと
何かの軋む音がする

たくさんの
時間の積み木が
押し合い
こすれ合って
順番を決めている

―歩道を歩く

山桃の並木が
慌てて生え ....
ゆっくりとかつしっかりと
時間は流れ
あわてない
ゆったりと歩む

オーラを感じ
時間がゆるりと流れ
しかし多くの事を成し
頭はフル回転

もし背中に羽が生えたら
未来にはばたき ....
                  090326


80点の出来だけど
盛り上がったから
良かったね
皮肉な笑みを浮かべて
蝶々は海を渡る
風が吹くから
大丈夫かなと思ったが
そ ....
暗い薄墨色の空を
綿ぼこりのような
存在感のない雲が満たしている
空がすごく低い

薄い夜空から落ちる雨が
僕の身体に滲みこんでいく

街灯に透ける僕の指
二重にブレてぼやける
街 ....
 
 
トランプ遊びしてる
息子とカルタで

きっと何か間違えてる
けれどもそれは
それで楽しい

ためしに
どっちが勝ってるの?
と息子に尋ねると
嬉しい
とだけ答える
 ....
夜を歩いている

恋人と携帯で話しながら

別れ話をあそびながら

出張さきの地方都市

ふるくてほそい商店街

その奥の細道を

恋人と携帯で話しながら

別れ話をあそび ....
 三日月がいっそう薄目がちにほろほろ涙を零しておりましたので、私まで悲しくなってしまい、ほろほろと泣いてしまっていたのです。

 私が泣いたからといって、月がゆっくり安寧のなかに眠れるわけでもなく ....
次々に組み立てられるビルは

まるですくすく育つ木のようだった

永久の命などないのは知っている

人格などいくらでもつくられる

都合のいいことばかり吐くこの世界

少 ....
Starfor divers 1(Etude of techno)

電子と羊水と青と紺の海に僕は潜った

すぐ細い指が両手で200本ぐらいオペレーターに

僕の肉体は分解された

そ ....
 

目の見えない猫に
少年が絵本を
読み聞かせている

まだ字はわからないけれど
絵から想像した言葉で
ただたどしく
読み聞かせている
 
猫は黙って
耳を傾けている
少年 ....
春の先触れの強い風のなか
身を庇う{ルビ術=すべ}も無く凛と咲く
あなたの姿に目を奪われる

雲を払った青い空に
くっきりと白く
手のひらの様な輪郭が美しい

潔く
真っ直ぐに
届 ....
体の重さ
温もり
重さ
動かないこと
動けないこと

心の渇き
耳の奥で砂が
コロコロ鳴っている
鳴り続けている

祈りに似た気持ちで
軽やかに砂を蹴る足
君の輪郭を
眺め ....
{引用=菜の花は
きいろとみどりで
構成されているけれど

ぼくたちは、
どうなんだ



いつか、
しろい壁で
あかい屋根の
一軒家を建てよう

色が剥げたら ....
ちょいちょい〜、何してんのー?
俺も混ぜてくんね?
一緒に飲もうぜ!
四人で飲もうぜ!
ヤベーよ、三人共超可愛いよ
芸能人で言うと、右から順にえびちゃん、もえちゃん、ハリセンボン春菜
早速 ....
春の列車が
終着駅についたので
降ります

列車はまた
新たな終着駅へと
折り返していきます

ありがとう
ここから先は
歩いていきますから

レールの上
とやらが嫌になった ....
身を粉にして働く
マメねー!
と言われる。
そうですマメですよ。

愛をばら撒く
皆が可愛い
皆の{ルビ僕=しもべ}
皆の足を洗う

命を大切に
命を平等に
命に責任を
命に ....
しあわせを数えて
ありがとうを発信する


予報よりも少し早めに
桜のつぼみが開き始め
相変わらず月も綺麗で
喉の奥がきゅっ、と鳴る


ひとりでもふたりでも
ひゃくにんでもせん ....
風の中で震えていた瞳
あの日突然奪ったくちびるを
二度と忘れはしない

美しい少女よ
一生分の愛を君に捧げよう

自分勝手な愛で
君を愛し続けることを許して欲しい

例え永遠にこの ....
むしろ、さくらではなく
今朝の濁った空色が
薄灰色の風となって
じんわり染みこんでくるのを
わたしは待っているようだ

三寒四温の春は寡黙に地を這って
あたらしい芽吹きを迫る
枯れ枝に ....
{引用=たとえば、
透明な風が吹いて
きみがぼくだよと言ったら
信じてしまいそうになる、





なまぬるい強風が吹く
こんな夜には
きみんちのカーテンを
ひら ....
宅配便の到着を知らせる呼び鈴に立ち上がると
私の下半身を跨ぐように放屁ひとつ
あけすけな音と不摂生な臭さにパタパタと手にした雑誌で扇ぎながらも
これが夫婦ってことなのかと改めて考え直すまでも無く ....
上手ね
ほらできた
よしよし
いい子だ

君ならできる
こっちは忙しいから
あっちで遊びましょう
これはねーこうやるんだよ

ありがとう
すばらしい
バツはクスグリ
愛情たっ ....
  空を食べた

  仲睦まじいかえるとかえるが飛び跳ねてハイタッチした

  オギャ―と雨は生まれ

  君に「雨がえるクン」という名をプレゼントする
 ....
霧につつまれた煉瓦通りを突当たり、
古いビルの地下にその店はあった
暗い夜の匂いが滲みついた長尺のカウンターには、
いつしか様々な顔と顔が並んでいた
俺は雑音の混じるオスカー・ピーターソンのピ ....
夏嶋 真子さんの自由詩おすすめリスト(1826)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バスの墓場- コーリャ自由詩19*09-3-28
ノラ- nonya自由詩11*09-3-27
It's_only_You.- ペポパン ...自由詩5*09-3-27
雪国をゆく- こしごえ自由詩3*09-3-27
- 未完自由詩7*09-3-27
月花のためのチェロ独奏曲- 瀬崎 虎 ...自由詩2*09-3-26
- 壮佑自由詩14*09-3-26
超人- ペポパン ...自由詩4*09-3-26
空の真ん中- あおば自由詩5*09-3-26
リレーション- kauz ...自由詩14*09-3-26
- 小川 葉自由詩809-3-25
イチローに嫉妬する- 吉岡ペペ ...自由詩509-3-25
宵の挨拶- 北街かな自由詩10*09-3-25
空中の制止音響の破壊感情の爆発光の独奏そして己の発生- こめ自由詩409-3-25
for_divers_1(Etude_of_techno)- satyri自由詩209-3-25
絵本- たもつ自由詩3009-3-25
白木蓮- 花の静寂自由詩4*09-3-25
三月の砂浜で- 瀬崎 虎 ...自由詩309-3-25
フルカラー- ゆうと自由詩4*09-3-25
蝶のように、刺す- 光井 新自由詩3*09-3-25
ホーム- ことこ自由詩7*09-3-24
豆まき- ペポパン ...自由詩8*09-3-24
余らないほどの感謝を- あ。自由詩5*09-3-24
アネモネ- 未有花自由詩17*09-3-24
あまのじゃく- 銀猫自由詩12*09-3-24
キャラメリゼ- ゆうと自由詩3*09-3-24
ふだんのひと- 恋月 ぴ ...自由詩21*09-3-23
子育て- ペポパン ...自由詩7*09-3-23
こころ_単独_音感_キス- ヨルノテ ...自由詩409-3-23
夜霧のパピヨン_★- atsuchan69自由詩10*09-3-23

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