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例えばこの手の中に拳銃があるとする
リボルバーの中には1発の弾丸が込められているとする
そうしたらその拳銃を
一体何に突きつけたいのだろう

前から一撃が欲しかった
総ての苛々と ....
浅い眠りの飛び石づたいに
今日の岸辺にたどり着いた

非武装地帯の朝焼けは紫色
ただれた雲が東から順番に裏返る

もう少し痛みが和らいだら
着古した戦闘服を洗濯しよう

レンズ豆 ....
潮風は冷たく
大工は今日も砂浜で
近くて遠い
憧れの離島を
眺めてる


島へと続く海は
荒れ狂うばかり
岩場のセイウチは
「おまえには無理だ」
「海を{ルビ汚=けが}したことを ....
だれかがいる
みんなここにいる
くすぶっている
うなずいている

僕は呼び声を聞く
ふいにあの声を聞く
悲鳴または笑声
唸りあるいは叫喚

中空
樹上
地中
頭上

いる ....
いつも世界はあたらしい

今は今、過ぎ去っている

今には今、未来が流れこんでいる


だから時間ぜんぶが

今、だと思えれば、今、なんだと思う


いつも世界はあたらしい
 ....
初老の母ちゃんを乗せた 
旅客機は 
赤ちゃんを産んで間もない 
姉がいる富山を目指し 
羽田空港の滑走路から 
大空へ 
飛んでいった 

定年をとうに過ぎた親父は 
警備の泊まり ....
私は酒が飲めない
飲めないから酒に酔ったことが無い
酔ってくだを巻いたことが無い
だから酔わずに文句を言う他ない
だがほとんどが
酔わずには言えない文句ばかりだ
私はあきらめる
それでも ....
桃色の甘い海に溺れながら
貴方だけを見ていた



あたしの愛しい人には
守るべきもの というものがあって
運命という 絆が強すぎるみたいで
あたしは遠巻きに
とぼとぼと  ....
くるくる回る
ありがとう
また来年
夢は現実に

靴を履き
手袋はめて
マフラして
踊ろう

Smile for me!
One for me.
One for you.
C ....
{引用=※}
いままで
だれもみたことがない
世界地図をえがきながら
いつまでも未着の手紙
のことをかんがえる
そして
伝送されつづけるテレパシーのことをかんがえる
どちらも
回帰線 ....
銀が銀を囲む道
鍵が鍵をひらく道
迷子の文字
目の奥に目を描く銀


誰もすぎず
誰もすぎない
銀の鎧の内の道
やわらかな光の刺さる道


長く長く猫が鳴く
 ....
 
 
蛇口をひねると
水の流れる音がして
母の声が聞こえる
何を言ってるのかわからないのに
それは声であることがわかる

蛇口をしめると
母の声は止む
雫が数滴零れると
泣いて ....
誰もいない部屋で一人
セルフポートレイトを撮る
ガシャリとシャッターが切り取る空間に
閉じこめられていく

拳銃が欲しいんだ
花 微笑んだら 鳥
鳥 さざめいて 風
風 透き通って 月
月 打ち明けず 花

花 移ろったら 鳥
鳥 ざわめいて 風
風 追い縋って 月
月 恨み切れず 花

花 散り乱れ ....
また春の風が
額を過ぎた
ふっと
潮の匂いがした
ような気がする


{引用=なつかしい声}

振り向くと
海がそこまで迫る
海は光る
反射して鏡のように


指を浸すと ....
海面がてらてらと光る
冷たい色をたたえ
満月のすがたをうつす

車輪が砂を食べていく
一回転で七百十粒
車輪が砂をしいていく
後ろでもまた一回転
千四百二十粒

誰もいない
誰も ....
冬鳥の啼く声も掠れ
野火煙る薄闇に
遠い鐘の音とともに
虚ろに舞う、
まばゆい欠片たち

山颪(おろし)の風に攫われる
か細い梢の一瞬の落花、
土に眠る豊かな彩りと
ひややかな水の命 ....
心がザワついて言葉にならない
ノイズ
情動はまだカタチにならなくて

いやカタチにすると
自分が惨めになりそうだから
カタチにしないのかもしれない無意識に

思わぬ出会い
僕は少し離 ....
消防学校の倉庫に
翼を外したタイガー・モス機が
あったね
あれで飛ぼうよ
元どおりに組み立てて
ジプシー・エンジン廻して
最高のお天気の朝に


最大視程のはじまりに立って
グラン ....
黒は一才
生温かい
混沌
の中で
暗闇
の綻びを
手繰り寄せる

青は二才
ヒモつきの
自由
の底で
意識
は成層圏を
突き破る

黄は三才
幸せな
惰性
の ....
この野郎、ピンポンダッシュしたろかな

マンションだと言われればそんな気もするアパートの角部屋
レースのカーテン越しに人の気配が行ったり来たり
どうやら生きてることは間違い無さそうだけど

 ....
呼吸は細く、長く
ゆっくりと繰り返す

名前もないような草がざくざくとしげり
時折ぽつぽつと色が見える
それは例えば蓮華草であったり
ぽこぽことしたシロツメクサであったり
小さく眩しい菜 ....
 三日月型の星に腰掛け
 釣り糸を垂らす少女の
 シルエットは明るい

 リールもないのに糸は地球の深海まで届き
 砂にまぎれた平目の目の前で針を泳がす

 夜は ....
サピア氏とウォーフ氏の眼前で
サピア氏とウォーフ氏が見ている世界と
私の見ている世界は異なる。

サピア氏とウォーフ氏の眼前で
例えば「ザラメ雪」を
常夏の異国の言葉へと訳そうとしているか ....
転びそうで
転ばない
中心があるから
回ってすり抜ける

人生は綱渡り
人生はバクチ
証拠なんてない
証明なんてない

ただ信じるだけ
やるかやらないか
下手でもいい。
完璧 ....
円満がいい

さいきんやっとそう思えてきた

円は点のあつまりだ

円に接線をいっぽんひく

接点の

両となりの点は

その接点より引っ込んでいる

しかし

この三 ....
ひとつ花が咲いた
またひとつ咲いた
ほらまた二つ咲いた
僕の隣には君がいる

酒が飲める
酒が飲めるぞ
君の吸引力は
すごいと言われた

呼吸の仕方
教えてあげる。
胸の高鳴り ....
しめやかな午前 /

温まらないエンジン
背負い込んで
缶コーヒー中毒者の
重い足取り

煮え切らないナビ
ぶら下げて
揮発しそうな生活者の
白い排気ガス

走れ
せめて ....
ダイ、ダイラ、
風吹きわたり
陽あたりのいい場所で
投げ捨てた果実の種が
ことごとく芽吹いて巨樹となり
大地を引き裂いて
ダイ、ダイラ、
風吹きわたり
陽あたりのいい場所で
はらわた ....
星の瞬き
ウインクしてる
全ての人の幸せを祈り
見上げればステンドグラス

美しいものは
純粋な気持ちに
してくれる。
他人の為に

人生に失敗なんてない
今が一番正しい
今を ....
夏嶋 真子さんの自由詩おすすめリスト(1826)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
例えばこの手の中に拳銃が- 虹村 凌自由詩3*09-4-4
yosomono- nonya自由詩7*09-4-4
遠景の美- 三之森寛 ...自由詩1*09-4-4
幽霊- 凪目自由詩209-4-3
いつも世界はあたらしい- 吉岡ペペ ...自由詩409-4-3
幸福の食卓_- 服部 剛自由詩1809-4-3
下戸- 茶釜自由詩209-4-3
春夜風味- サバオ*自由詩5*09-4-3
雪が舞い降る夜- ペポパン ...自由詩5*09-4-3
そらのかえるばしょ- コーリャ自由詩19*09-4-3
ひとつ_しずむ- 木立 悟自由詩409-4-3
母の涙- 小川 葉自由詩609-4-3
拳銃- 虹村 凌自由詩4*09-4-3
花鳥風月- nonya自由詩13*09-4-2
海へ- 石瀬琳々自由詩19*09-4-2
胎動- 凪目自由詩609-4-1
雲肌の襖_★- atsuchan69自由詩15*09-3-31
情動/ノイズ/嫌悪- kauz ...自由詩6*09-3-31
創書日和【透】_スカイ・キッド- 大村 浩 ...自由詩8*09-3-31
青二才- nonya自由詩10*09-3-31
ピンポンダッシュは二度ベルを鳴らす- 恋月 ぴ ...自由詩22*09-3-31
春を呼吸する- あ。自由詩4*09-3-31
星から釣り糸を垂れる少女- ヨルノテ ...自由詩6*09-3-31
サピア氏とウォーフ氏との(間で)立ちすくむ- N.K.自由詩2*09-3-31
ヤジロベイ- ペポパン ...自由詩7*09-3-30
円満がいい- 吉岡ペペ ...自由詩409-3-30
サクラ咲く- ペポパン ...自由詩6*09-3-29
AM_/_PM- nonya自由詩17*09-3-28
星型の住宅- 片野晃司自由詩26*09-3-28
澄んで輝く星の為に- ペポパン ...自由詩5*09-3-28

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