すべてのおすすめ
 
 
僕の中で爆発する
バクとハツ
バクは奇蹄目バク科バク属に含まれる哺乳類の総称である
ハツは架空の人物、性別は女、推定年齢七十歳前後
幼少の頃、本家から分家に養女に出される
分家の ....
その日、誰かの足の裏を見つけた
それは画家の自画像のように剥き出しで
裸足であることがこんなにも美しいという衝動
初めて僕の中に生まれたのかもしれない
それは、離れない

空気が重なった力 ....
                 100305

食卓から
塩が消えて
船縁が遠くなり
気勢が上がらない
塩分が否定されたのだ

全自動デジタル炊飯器の
お世話になってから
竈の火 ....
ウワの空はキケンだ。
何かと見落としがちだし話も聞かずに出来ない約束してしまうし、
気がつくと目の前の人が怒っていたりしてさ。

冬の空もキケンだ。
何かとうつろいがちだし風の音で勝手な夢を ....
明け方
白い目で
青空の夢を見ている

夕日が沈む頃は
終わりの見えない草むらに
黄色いブロックを置いて
隙間なく並べていく
毎日ひとつずつ
繰り返しては
あっちの砂漠で焼かれない ....
見た目ほどに不安定ではありません

夜には隠れてしまいます

黒い髪が短くなります

切り紙をして遊びます、手紙、文面、浮かびません


外、ここ、心

人を遠くに感じます

 ....
 
 
ささやきが切符になる
私は列車に乗ることを許される
植物の蔓などでできた
自動の改札を抜ける
切符に自分が記録される
ホームへと続く階段を上る
一度も下ったことなどないのに
 ....
間もなく熱情は冬の下に眠る
鈍る空気の衣に袖を通し
理由のない予感に胸骨は青々と
眼の奥の恥ずかしがりやは瑪瑙、震える

背中の闇に呼ばれてる
(または夢、幾層もの熱が見る)
ひとつ節の ....
さようなら

ずるり と 剥けた

わたくしの肌で

少女の血は

かじられた林檎

果汁のやうに

べとべとと

しみわたるまで垂れて

失ったものの大きさに

 ....
よろこびと
よろこびとが合わされば
より大きなよろこびが
生まれます

そして
よろこびと
よろこびとが合わされば
深く大きなかなしみも
生まれます

いちたすいちの
 ....
ジェーンを愛でて

ルーシーと溶け入る

ヘンリーは相変わらず固まったきり

コクランはいつまでも走り回っている

古き良き時代は幻影の中に

個々の災いの中に

 ....
あんたの指だったらいつでもオッケーなの、とねえちゃんは言う
だってアタシは処女なんだから、あんたの事しか考えてないよ
他の男なんか全然良くないんだけど、借金は返さないとね
だからアタシを慰めて、 ....
柔らかな日射しに包まれて
梅のほんのりと香る今日の良き日に
鳥となる準備は整った
目まぐるしい日常の中に
留まることを許してもらえない代わりに
整理整頓を行うための箱を貰ってきた
捨てるべ ....
朽ち果てた誰も訪れる者もいない廃園
寂れた石畳の道をひとり歩く
色褪せた花壇には花一輪すら咲いてはおらず
春を謳歌していた面影はどこにもなかった

かつてこの花園で一輪の花を摘んだことがあっ ....
今日の夕食は、牛のステーキだった
レアにしろ、ミディアムにしろ
それはもう食べ物にしか見えなかった
それはほんの少し、葡萄畑の匂いがした
僕達は一瞬だけ、目一杯の緑
風を感じてしまったのだ
 ....
喧噪の夢がわたしを包む
喧噪は連鎖になりわたしをぐるぐる取り囲む
もはや出口はない
頭に白い注射器を射し込み連鎖を中和させる
軈て霧が訪れ眠りへと誘う

太陽が瞼を撫で
眠りから醒めても ....
{引用=

ひとつき
ほど前に買ったまま
カバンのポケット
いれっぱなしだった
甘ったるいイチゴの味は
ストロベリィ、と
呟けば
いっそう上顎にまとわりつく

今日、きみの町に帰 ....
 
 
明日晴れたらさ
勝浦に行こうかな
仕事なんて休んじゃってさ
海が見えるよ
朝市だってあるよ
そんな時間には
着かないかもしれないけれど

外房線に乗るんだ
上総一ノ宮行き ....
この妄想第二頸椎66Bは
インジェクションブロー成形の
ポリプロピレン製で
UV&抗菌コートが施されています

くたびれた乳白色の外観はもとより
重量感や質感まで
平均的な成人男性の第二 ....
彼氏を家に呼んだ


彼氏を見たおばあちゃんが


「幸せね」と言った


私と彼氏は


「ありがとう」と言った




数日後おばあちゃんが死んだ


遺品 ....
小学校の修学旅行で
男子は三つの班に分かれる
クラスのほとんどがいずれかに手を挙げたが
ぼくはどの班に入っていいかわからない

先生が人数を確認していく
「男子がひとり足りないわ」
それ ....
{引用=




午前の森の中に
七つの池を巡った
エメラルド色を湛えた 太古の静寂は
やさしい風をふくむたび
燦めく微笑みを見せた

僕たちの前の 永遠の現場

蒼空の中に ....
ミスったっていいじゃん
アイラブマクドナルド
君のゆめには
カロリーが足りない


点滅信号のループ
タイトルの長い歌を
ひくい音量で流してた
どのガードレールに
ぶつかればよ ....
たとえば鉄の味のする夜に
街がプラタナスの樹木にかわってしまうと
ひしゃげたかみひこうきが
ポストに突っ込まれる
それを開いてみると
不在票と書いてあり
ぼくに郵便物があって
差 ....
坂の途中で電車を眺めたあの頃の独り
緩やかなカーブで、芳ばしい匂いのするwindsを過ぎて
ブランコのあるLEMONが見えてくる
手前の鞄屋のおばさんに声の要らない挨拶をして
少し早い時期に紅 ....
お日様の下
お庭で一人
日向ぼっこ
風がそよぐ

鳥達が鳴き
郵便配達の
お兄さん
雲ひとつない

ケヤキの大木
はだかん坊
洗濯物は
案山子の行進
ぼくらは海岸沿いのバーで飲んでいる

昼間から飲めるような身分なのは

ぼくらが考えることを仕事にしているからだ

海岸のひかりのなかに

いつもの女の子があらわれる

彼女は母親 ....
母がいない生活に
ほんの少し微かな疲れが渦巻いている
週末に少しだけわがままを
聞いてくれる人がいてくれたらと

国道をぼんやりと立ったまま
飛んでいく紙飛行機にじっと立つ日
体は旋回し ....
おとこが
あかんぼうの
はなしを
している
おとこのこえは
ひどく
かわいている
夏が
二度とは
来ないことに
なったのを
知っている?
だから
とろけたあと
とがりついた ....
日本映画特有のこげた画面の中に君がいるよ
私は突然キスしたくなって
君の視力の話をするの
「眼鏡を取ったらどれくらい見える?」
度のきついレンズをやさしく外して
ぼやけた視界をいいことにして ....
夏嶋 真子さんの自由詩おすすめリスト(1826)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
爆発- たもつ自由詩810-3-5
重なった力の上を連続してゆく- 瑠王自由詩6*10-3-5
5%のダイエット- あおば自由詩3*10-3-5
ハカレナイ- BOOKEND自由詩5*10-3-5
うっとりする- 佐藤真夏自由詩6*10-3-5
ここの日- 猫のひた ...自由詩410-3-5
ほころび- たもつ自由詩610-3-4
間もなく熱情は冬の下に眠る- 瑠王自由詩4*10-3-4
少女だった日- ゆめみー ...自由詩410-3-4
たし算- 千波 一 ...自由詩2*10-3-4
七夕- 蒲生万寿自由詩1*10-3-4
箏曲:ダニの半透明のボディーを通して見た家賃7万2千円_西日 ...- salco自由詩110-3-3
卒業讃歌- 中原 那 ...自由詩9*10-3-3
廃園- 未有花自由詩11*10-3-3
食卓で泣いた日- 瑠王自由詩12*10-3-2
『喧噪の連鎖』- あおい満 ...自由詩5*10-3-2
ガム- あぐり自由詩3*10-3-2
勝浦- たもつ自由詩1110-3-1
66B- nonya自由詩9*10-2-28
「叶わぬ恋と知りながら、それでも貴方をお慕いしている私がいま ...- くろきた自由詩510-2-28
お化けになりたい- 殿岡秀秋自由詩910-2-28
君のいる風景(2)- まどろむ ...自由詩6*10-2-27
アイ・ラブ・マクドナルド- ねことら自由詩610-2-27
かみのひこうき- コーリャ自由詩1110-2-27
マロニエ通りを歩いた頃- 瑠王自由詩7*10-2-25
日向ぼっこ- ペポパン ...自由詩6*10-2-24
海岸のひかり(イパネマの娘)- 吉岡ペペ ...自由詩710-2-24
あの人のこと- 番田 自由詩410-2-24
周期- イシダユ ...自由詩210-2-23
本当よりも少し歪んで- なき自由詩3*10-2-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61