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ちぎれた雲の雨脚にまで届くように 斜めの光線に従って
指先をぴぃっと伸ばしてゆくんだ

触れた蒸気のもくもくのすきまには
あたらしい宇宙が隠されていたとか、いないとか。
既に誕生していたのか ....
逃げ出した黒猫を追うな
桃色肉球の柔らかな足跡、その跡を辿って捜しあてるのはやめてくれ
悲鳴だ助けだなんだと、指さして決めつけて
鉄筋のガレキのすきまに手を器具を首を突っ込んで
あたりかまわず ....
 三日月がいっそう薄目がちにほろほろ涙を零しておりましたので、私まで悲しくなってしまい、ほろほろと泣いてしまっていたのです。

 私が泣いたからといって、月がゆっくり安寧のなかに眠れるわけでもなく ....
夏嶋 真子さんの北街かなさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不確定性過呼吸の昼下がりに_、すこし飛ぶ- 北街かな自由詩609-9-8
黒猫- 北街かな自由詩509-6-22
宵の挨拶- 北街かな自由詩10*09-3-25

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