高く留まっている小鳥は
降りて来ない

輝く羽を守りに入る
汚れた手で失うなら鳴く事は無い

誰が為に地球は回っていると感じる


私かも 僕かも あなたかも


そんな高くに ....
君は
僕の知らない目をして
その光景を
眺めている
 
髪の毛の焼ける
独特な臭いのあとで
君はただ
真っ赤に見える空を
抱く
 
*
 
今はもう
塩分と水分に分かれ
 ....
風船が
割れなくなって

空が
割れて

閃光星の隣まで
来てしまった
息の代わりに
靄を吸う

風船の中は
温かい未来で
階段も天井も
白く

湿ったものは
どこに ....
僕の生れつき茶色い髪に
指を絡ませるあなた
だけど僕は空回り

僕はいつでも空回り
昔はよく髪のことで男の子にからかわれた
いじわる言われて下を向き
またからかわれて空回り

今 ....
小窓から夕映えの空眺めれば心だけでも鳥になりたい



夢一夜 時空を超えて遥かなる無限の宇宙を旅してみたい
あたしは起きると夜になっていて、
サメザイはいつも、
「おはよう。」
とは言わず、
「こんばんは。」
と言う。
それは皮肉ではないのだけれど、
あたしには ....
必死で追いかけてくる夏に
ついに追いつかれてしまった
逃げ切れると思ったのに
逃げ切れなかった

見上げると空に大きな鳥が飛んでいた
まるでスタッカートのような声で
何かに叫び続けている ....
しゃぼん玉飛んだ

マンションの二階くらいまで飛んだ

マンションの二階くらいまで飛んで

壊れて消えた


も一度しゃぼん玉飛ばしてみた

今度はすぐに消えた

今度は ....
君はいつも白いシャツ
風の中を泳いでる
魚みたいに
僕の心を泳いでる

そこに触れてはいけないよ
そういうところに触れていき
そこに触れてはいけないよ
そういうところに触れていっては
 ....
梅雨明けに急いで飛び乗る夏行き電車今年は手元に切符が二枚


右ばかり覗いた出店のお目当てはあんず飴食む君の横顔


息はずみ灯台目指して漕ぐペダル二人乗ってる重さが嬉し


幾重に ....
 人は生きてる限り
 悩みのシャワーを浴びることになる
 明日さえわからない不安のなかで
 微かな希望を胸に秘めて 
 新しい一日を乗り越える
 
 何が正しくて何が間違っているのか
  ....
闇に川音の迷う{ルビ硲=はざま}の村
トンネルに切り取られた高架橋
しじまを蹴散らしていく道しるべ
{ルビ硲=はざま}に閉じこめられていた記憶が目を覚まし
一瞬顔をしかめるも
手招きに不安を ....
気づいたら
自分の後ろに
千の詩がこぼれていた
足跡とともに
時には運命に悲しみ
時には人に喜び
生きてきたことを
生きていることを
感謝する
まだ前に道は続いている
そう
まだ ....
わずかに伸縮する細い糸を
二人で引き合って
惹かれたその日々は
梅雨とともに
もう遠く過ぎ去った

夕刻の空を飛行機がゆく
赤い雲を残して南へ向かう
やがて飛行機が小さくなり
雲も空 ....
澄んだ滴が軒から落ちる
木々のざわめき
静寂なる空間
生命の呼吸

やんちゃな少年
廊下を走り回る
走馬灯がくるり
猫がゴロリンコ

植物は優しい
落ち着かせてくれる
楽しくさ ....
夕焼けに向かう
流れ星のように

私の知らない
遠くの空
ガラス窓が
ごつん、と鳴った
振り向いたら
何かがぶつかって
怪訝そうな顔をした
ガラス窓がいた

蝉が死んだのだ
わたしはそっと拾い上げて
犬にやった



窓の外には
 ....
一瞬より長い。
でも永遠より短い。
何年経っても
きっとずっと忘れない、
そんな夏の思い出がある。
巡り来る また 夏
六十年の時

英霊と戦争で亡くなった 
全ての人々へ

鎮魂の思いにとらわれ
この 暑い日々に
あなた方を 偲ぶ

神風が吹くと信じて
現人神の帰依に
恋人 ....
雨とよばれる
雨とはちがうそれを
よける隙間も
したう境界線も
本能のなす
川かも知れない



浴びていることを
浴びせてしまうような
無知なる無知の
さらなる先 ....
じっとりと雨に濡れた夜の草の匂いが外からする
窓は閉め切っているのに 雨も降っていないし 夜でもないのに 外に草むらがないのにだ


裸足で大都会を歩いて抜けて郊外に出ると風に新幹線に乗って ....
開けられた夜空
閉められた朝焼け

自由の窓ごし

時間のカーテン
人を縦に横にし
動かして
あいさつを枕元の置く

goodから始まる
時計


      (日本文学館 ....
生まれては消えてゆきます片恋は炭酸水の泡の数ほど

もくもくと瞼の裏に夏の雲夕立のあと虹ふたつ

遠雷におびえる硝子風鈴の母を呼んでるかぼそき声

はてしなく走る草原夏の日の思い出は今ポッ ....
風になった
 あなた 
  が さする 

星の瞬きは
 永遠という
  はかなさを

 楽譜に残し

美しいなんて
 残酷な想い出

 聞くことのない
  あなたの調べは ....
重たいスカートのひだも
ほっとして忘れていく夕方
会社前のバス停で くみちゃんと会う
寮に帰るため一緒に並んだ

秋田へ帰るんだ
熊本出身のくみちゃんに言った
そうだってね これ ....
 西へ向けて 私は海を渡った
 揺れる気持ちを波のせいにして 逃げていた

 生まれつきの どうしようもないこと
 恨んだところで変わることもないし
 なら 愛そうと 愛そうと思って
 そ ....
思いがけず強い力で押され
はっとする
そして君は自分にとまどっている
そんなふうに
わたしがよろめくとは
思ってもみなかったのだ

どこからわいてくるのか
その力は
どこへいったのか ....
気の抜けた

サイダーみたいな夏

梅雨は

まだあけない
海のように
大きくて命の源たる水は
わたしには重すぎて大きすぎる

湖のように
優しくてたくさんの命を抱えた水は
わたしには重すぎて大きすぎる

河のように
涼やかで柔 ....
自分自身を
紹介する
コラージュを
作れと言われて
こんなもんを
作ってしもうた

好きなものも
欲しいものも
行きたいところも
貼ってない

なんか
みんなとは
違ってるけど

まあ ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17884)
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夏空- むくげ携帯写真+ ...507-7-27
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はじまり- 千波 一 ...自由詩13*07-7-27
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気をつけて- 砂木自由詩7*07-7-26
吐息- 北大路京 ...自由詩20*07-7-26
思春期- 美砂自由詩3*07-7-26
*雲隠れ*- かおる自由詩6*07-7-26
水のはなし- あずみの自由詩607-7-26
自己紹介- weed & s ...携帯写真+ ...5*07-7-26

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