水たまりをこえて
スキップ/ステップ
ちいさな虹が
雨あがりの足のした
まあるく架かる

地球を蹴って
スキップ/ステップ
みずいろのドロップ
ほおばって
たかくたかく
大気圏を ....
身体の中で潮騒を飼っている
辞書はそれを焦燥や憂鬱や歓喜などというが
潮騒はそんなにもシュハリ、と
姿を変えるものだろうか。

生まれて初めての始発に乗った。
どうしてだろうかとは考え ....
月は満ち夜が来て
花の傍に居たはずの何かは
綺麗に溶けて夜に闇をたしました

いくら伸ばしても届かない何かに
綺麗に溶けてしまった闇に
それでも腕を揺らしながら考えます

闇の中に自分 ....
掴む

あなたをしることは
太陽をつかむよう

刻んだ空の破片を
脇に抱えて
あなたを見つめると
丘の上の鐘の音が七色に飛び散っている

あなたはいつもそこで
わたしはいつもここ ....
沿線に建つ安普請のアパート
かたかた揺れて
かき消されたラジオからの古い曲に
毛布にくるまりながらそっとツッコミをいれた

いいえ、わたしは東京に住んでいました

やっぱりまぶしい時期
 ....
泣いていいのよ
とお歌が言うから
泣きました

母はお止しとお尻を
パチン
とぶちました
泣きたかったけど
母の手が痛かったので
私は
自分の部屋へ駆け込む間もなく
口元を
 ....
 
知らないなんて言わないで
ちゃんと あたしを見ていてね
一人になんてしないで
壊しちゃいそうだから。


あなたは いつだって
煙草の煙越しに微笑う
あたしは いつだって
霞ん ....
  呼吸を
  水に沈めて
  言葉を
  あきらめた



  君は
  知らなかった
  僕は
  見ないふり



  苔むした
  二つの記憶
  なら ....
人間について考えてみる
根源的なものとして


人間は生き物である

竹内浩三は言った
人間は生き物であるので
生き続けなければならない
それが神から与えられた
使命である
彼は ....
花火が消えた後の静けさは
言いたい言葉を隠してしまうから
何も言わずに手を繋いだんだ
右手に残る確かなぬくもり

君が指差す星座の名前を
答えることができなかったから
図鑑を ....
心地よい大気に
二酸化炭素の灰は
静かに降り積もり

街路樹がしめやかに光合成を始めて

朝の街は足早に行き交う ひと ひと
流れる河の勢いが増す

何も語らずに
そこに建つ ビル ....
{画像=080701003655.jpg}
今日はまた曇天の気持ちが
重たくぼくを暗くする
通りを走り過ぎる自転車の少女も
手を繋いで歩いている老夫婦も
みんな静かな見えない時を歩いている
 ....
そういえば僕は
綺麗な半円を描く虹を見たことが

ない

娘の絵本に描かれた
空に架かる橋なんて
どこにあるのだろう

あるいは
幼かった頃に
(例えば両親の故郷で)
見たこと ....
握り締めたのは 
あの日の青
解いたのは
いつかの夕焼け

ねぇ 
時さえ許せば
気の遠くなるあの日まで
歩いてだって行ける

朝が来て 
夜が来る
不変の真実ばかりを
抱き ....
チリチリ、
チリチリ、
私ヲ通ッテイッタモノ、


出掛ケニ魔除ケノ鈴ヲツケ、
帰レバオ清メノ塩ヲ撒キ、
ソンナ日々ガしばらくハ
続イテ


チリチリ、
チリチリ、
遠ザカル ....
晴れ間を見ることもない季節の真ん中で、
僕は、一人、
梅雨の空の底に沈んで
ゆらゆらと漂い、
腐って行く。


空に浮かんだ溺死体、つつく魚もいない。


途切れない雲は
灰色の、鈍色で、
痛みや ....
二年ぶりの胸は

耳たぶのようだった

巨大化した耳たぶ

快楽の跳ね返りのない


むかし助手席から

蹴りだされたおんなは

蕎麦屋で落ち合ったあと

部屋に誘ってき ....
「武甲書店」に立ち寄った旅人と 
キャベツの皮を剥くマスターが交わす 
カウンター越しのささやかな会話 


「 たった一言で、世界は 
  天国にも地獄にもなるよ 」 


「 あ ....
蓮の葉ベットの上 雨水が風に合わせコロコロ遊んでる

水玉が転がる やわらかさで 落ちる闇の雫 揺れる花

心情も背景もモノクロで 
理屈ばかり浮かんでる

疲労の蓄積に心も肩も背中も凝 ....
あのひとは
もう
忘れたのかしら

私の心が
届かない
あの人は
気が付いていないのかしら
私の思いは
伝わらない

何も
感じてはいない
振り向いても
くれない
あの人 ....
世界って、かなしいね
無理して笑った女は言った
彼女は最近、死を知ったらしい
雨が止まないね
呟いた言葉は雫に溶けていった

冷たいね、冷たいね
雨って、冷たいね
冷たいね、冷たいね
 ....
静けさを測る術を探している。冷たさには限界があるのだけど、

静けさを測る術を探している。住宅街の、小さな公園の、真夜中、ブランコをこいで、こいで、鉄の鎖を軋ませて、泣いてしまいそうだ、どこかの家 ....
さかなになって
星を見つめる夢を見る
波打つ界面のもっと上に
潜る深海を見る

手をのばすと
満たされない世界を掴む
息苦しい自由と屈折率
さかなのうちゅうに
虹はない

夜 ....
何の前触れもなく 
私の 
頭の中で、
光が 
生まれる瞬間がある。

あなたのまなざしの
中心から
少しずれた
小さな部屋の中で 
聞きなれない羽音が
響い ....
その喫茶店には
時計の音がいつも聞こえていた
チクタクという音とは逆に
時代から取り残された様な
ぼやけたオレンジの明かりの店だった

その喫茶店のテーブルには
温泉の記事の切り抜きが
 ....
伏臥の悦楽がやってきて

無音の法悦に浸りながら

大気の肌に触れたなら


読みかけの「ジャンクリストフ」
どんな偉大さでも、偉大なものはすべてりっぱである。
苦悩もその頂点に達す ....
ねぇ、キミは生きてるのって楽しい?
巷に溢れかえった笑い声は心地良いかい?
その中に悪意が紛れていると
知っていながらにしてさ
どうしてキミも笑うのかな

次はキミが標的かも知れない
集 ....
キャラメルが食べたい 苺のシロップがけも
それから、たまにはコーヒージェリーもいいな

こう毎日毎日マクロビばかりではたまらないよ
お菓子の中に埋もれて眠りたい

タイトでひらひらのL'E ....
いまにして思えば、いつも扉があった。

あの夜、鍵が開かない扉を見つめ、
電灯が射す、コンクリートの壁を覚えてる。

誰にも触れられたくなくて、
扉の前に、本棚を移動させた夜。

 ....
兎の模様にみんな病んだ
蝶に倒れた
病院は花園
看護婦さん三階で井戸堀る
注射を打つ廊下
点滴ぶら下げる香水
百日も紅が治らない
いいにおいのする
いいにおいだけのする
包帯は無地
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
フリスビーを追って- こゆり自由詩9*08-7-3
潮騒が撃つ- Rin.自由詩36*08-7-3
月夜と闇夜- プル式自由詩5*08-7-2
掴む- 乱太郎自由詩26*08-7-2
- FUBAR自由詩7*08-7-2
お歌と母と赤い痕- そらの  ...自由詩13*08-7-2
混在- Izm自由詩408-7-2
水槽- 草野春心自由詩3*08-7-1
人間ってなんだろう- 青い風自由詩2*08-7-1
- 1486 106自由詩4*08-7-1
おやすみ!・・・ビルディング・・・- アハウ自由詩408-7-1
曇天の午後_/_いつものイタリアンレストランで- beebee自由詩808-7-1
- kauz ...自由詩4*08-6-30
飴色のすたるじゐ- 三上あず自由詩9*08-6-30
創書日和【扉】sound- 大村 浩 ...自由詩15*08-6-30
空に浮かんだ溺死体- 遊佐自由詩5*08-6-29
耳たぶ- 吉岡ペペ ...自由詩308-6-29
ぽえかふぇにて_- 服部 剛自由詩208-6-29
rAindrop- 北大路京 ...自由詩19*08-6-29
あのひとの心- 妖刀紅桜自由詩4*08-6-29
雨ときどき涙- 緋月 衣 ...自由詩7*08-6-29
静けさを測る- rabbitfighte ...自由詩37*08-6-29
波打ちぎわで眠れない夜に- たりぽん ...自由詩708-6-29
- むらさき自由詩5*08-6-28
喫茶店- プル式自由詩4*08-6-28
読書の姿勢- アハウ自由詩6*08-6-28
蜜を吸う蜂は花を探す- AKiHiCo自由詩108-6-28
DIET- 西日 茜自由詩8*08-6-28
創書日和「扉」__open/close- 逢坂桜自由詩4*08-6-28
カルテ- ふるる自由詩9*08-6-27

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