恋時雨
闇夜に浮きし
碧き月かな

不義理なお人ね
言うだけ言って
後はお忘れになるんですもの

本当は全て覚えているくせに
なんて
けったいな方でしょう

 ....
本を読むのが好きなら
スエードの手袋がいいよって
3回目のデートの時に教えてくれた君

手袋はあたたかいのが一番だと思っていた僕

そりゃあ雪だるまを作る時には
撥水のがいい
スキー用 ....
私にはあなたを焼き尽くすような強さはない
筆圧が愛の重さを表すというのなら
私の愛は軽薄にして
紙面に刻み付けるほどの価値もないのかもしれない
あなたの書く文字が美しくて
それがあなたの愛の ....
ノロウイルスの流行で 
デイサービスの部屋はすっからかん 
いつもにぎわう30人のお婆ちゃん達も 
いつのまにやら5〜6人 

職員は皆マスクをして 
消毒液にひたしたぼろきれで 
あち ....
あの日
君と出会ったことは
偶然じゃなくて
必然だった
出会えたことは
きっと
私と君との間に
なにかが生まれようとしたから
だから
明日を信じてみても
いいよね
一面に広がる{ルビ金色=こんじき}の 
麦畑の上に浮かぶ 
一本の道 

飛び込み台のように 
道の途切れた向こうに浮かぶ 
{ルビ一艘=いっそう}の船 

途切れた道先に 
組んだ ....
ひとは

おもいを

すべて

ナミダタンクに

うつす



ひとによっては

ナミダタンクの

おおきさがちがう


あたしのんは

めっちゃちっちゃい
 ....
くちびるは濡れるから
ことばもいつか
濡れてしまう

めぐみと呼ぶには
砂ぼこりが多すぎる



古びてゆく壁に耳を寄せたら
わからない音だけが
あふれて

古びていたの ....
外に出ると鈍い光がまとわりついてきた
いつもの道を導かれるように歩くと
そこには自然に古い家が佇む
黄色と紅色に染まった蔦が揺れ、
冬に備えた小太りな雀が
私の身長よりも低い電線に
落ちそ ....
煙草はポリシーだよ。
38歳になった先輩はそういう。
黄色い歯もポリシーなんすね。
僕は答える。

疲れが取れねーよ。
38歳になった先輩はそういう。
老いですね。
僕は答える。

 ....
どうして夢の中でも走れないんだろう

いつも足がもつれてしまう

あれってほんとに歯痒いよね

せめて夢の中でくらい颯爽と走りたいものだ、、、
君はいつも
自分が歩いてゆく道を
見つめ続けている

道の先には
新しい君と
新しい僕がいることを
きっと願って

君はいつも
自分のいる場所を
迷い続けている

道の上には ....
病気で欠席

心配は心配だけど

仕事はこんなにたまってます

がんばってはいるけれど

やっぱりあなたの代わりは無理

この紙の山がその証拠

一日ならもちこたえてみせる ....
つまさきが冷えるので
靴下を買おうと思って
鳥の格好をして表へ出た
別に態とではない
暖かそうな上着を着て
マフラーをきちきちに巻いたら
鳥の格好になってしまったのである
ためしに玄関マ ....
窓辺から流れるやさしいアヴェ・マリア
おねえさまの奏でる白い指先
つい見とれてしまうほどとても綺麗で
おねえさまと呼べる喜び
今深く心に感じています

親愛なるおねえさま
あなたはもうす ....
白いセーターに、薄茶色のボーダーライン。

冗談で時速三十キロで、ランバック。

ススキの中のススキの中のススキ。

バス停でやけにデカイ奴が立っているなと思ったら、家出中の猫でした。
 ....
幸せだろうな
友達がいっぱい居たら

幸せだろうな
家族が愛してくれたら

幸せだろうな
彼氏が居たら

自分の欲望の為に
他人を求める私

世界中の誰よりも
醜いと思う
自由に羽ばたける翼が欲しい

何処までも飛んでいける力が欲しい

自分の想いを貫く強さが欲しい



私は地上に縛られ

高い高い美しい空に焦がれる



でも私は縛りつけ ....
人差し指を天に
ナンバーワンは指差して
「1」と書かれた旗の下
笑顔で 列を作っている

みんな なりたくて
ナンバーワンになりたくて
血眼に走って 転んで
膝をすりむいたら オンリー ....
 一人分のスペースに
 あとからあとから
 人が流れ込んできます


 気の弱い私は
【もうこれ以上は入れません】
 と言えないので
 次から次へと
 押し合いへしあい入ってきます
 ....
キミは自分が生まれてこなければよかったと
口癖のように虚空を睨み付けながら呟くけれどね
みんな案外同じ事を思っているんだよ

僕だってそうさ
生まれてこなければよかったと
ふと独りきりの部 ....
 冷たい北風吹く中で
 凍えながら
 ブランコに乗って
 赤焼け空を見上げてた
 お味噌汁のいい香りが漂ってきて
 母が僕を迎えにくる
 兄弟がいて、父がいて
 けんかしながら
 それ ....
洋光台から各駅停車の二両目に乗って
寝不足な頭は
昨夜の反省をする朝、七時十六分
このまま終着まで眠りたい

飲みなれない酒を勧めたせいか
君はとっても不機嫌で
なのに君のほんとうを見た ....
 草の葉を噛みながら進んだ
 狡猾な蟐蛾の三日月の下
 浸潤する夜の裳裾とたわむれ
 潮風に臭気をさらして干乾びる
 蛇行する隘路の果てには
 屠られた白き幽愁
  
 高波に洗われるト ....
横たわるアスファルトにトマトジュースと云う名の
血を吐く私は死体。

学校から盗んできた白いチョークで人をかたどる
友達はさしずめ第一発見者。
それもとびきり胡散臭い。

アスファルトは ....
わが家では、
大人はみんな無防備です。
すっかり気がゆるんで
世間体が無くなります。

わが家では、
子供はみんなカメラマン。
親のすること漏らさずに
小さな事も覚えます。

わが ....
黄色から赤信号に 変わった
コンビニエンスストアの 前の交差点

朝 うっすらと雪で凍っていた路上も
お昼を過ぎる頃 スリップする心配もわずかに緩み

直進の列に いつものように 並び
 ....
耳元で熱い吐息が聞こえる
午前3時
眠りの時間

隣でしんどそうに眠る
お眠り王子 私の恋人
おでこに氷を当ててみた

じゅわり。。。

あっというまに溶けてしまう

眠りの時 ....
ナベダ。と、いえば白菜
椎茸と人参、牡蠣も好いし
牡丹肉も好い、
豚でも鶏でも好いけど
鴨が好い。素晴らしく鴨は美味い

しかし皮ハゲも好い
肝をすり潰したやつとポン酢でいただく
そし ....
朝夕、ゲロゲロ唱える祈りの声が隣近所から
いや、TVをつけてもあちこちの局で
流される多種多様なゲロゲロ。
誰ひとり信じてなどいないが
とりあえず、まあ平和のために
皆は仕方なくゲロゲロと唱 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17884)
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