じゅうじか?
ううん
かざぐるま?
ううん
なにかのかざり?
ううん
なに?
しゅりけん


チラシを細く丸めた棒を二つ
十字形に組み合わせて
セロテープでぐるぐる巻いてあ ....
「気圧に狂わされた卵紳士」

ガラス瓶の口は、水あめマジック
尽きない夢(幻)を見続ける。

「復元に隠される、捻じ曲げられた卵の記憶」

意思疎通が造り上げる理想郷の中で
作法の術を ....
父が撮ってきた家族の写真は
いつも後ろから
母がいつも文句を言っていた
どうして正面から
皆の笑顔を撮らないのかと
でもそんな文句を言う母の顔が
妙にうれしそうなのが
いつも不思議だった ....
あのひとは
気まぐれで意地悪

あたしの気持ちを
試すかのような言葉で

揺さぶりをかけてくる

かと思うと

子供のような
愛らしさ

彼は
いつも 大気のような優しさで ....
青い空を白い雲が流れて行く
さらさらと水の流れる音がする

地上から隔絶された空の楽園
ここには僕以外誰もいない
静寂と孤独だけが僕の友達

ささやかに続く平穏な日々に満足していた
あ ....
               白いハンカチを
               一枚買いました
               うすいうすいハンカチで
             ....
振り返る時は 慣れた椅子に座りたい
真夜中の冬のような 音のない音の中で

Lalalalala Lalalalala
今はメトロノームも止めて
目を瞑り座ったまま 時の旅を始める

五 ....
吹き荒ぶ二月の夕刻
山裾の疎らな住宅を
訪問営業でまわるのは
 実に 切ない
長靴ギリギリの雪をこぎ
通りから玄関までの細道を通りぬけ
もはや顔面がかじかみ
鼻水が垂れている感覚すらない ....
とがらせろ
とがらせろ
ながれのすべてを
とがらせろ

握りしめた力が
入水した紙粘土のように  ....
飼っていた黒猫が突然行方不明
家の玄関の鍵は掛けていた
どこか窓が開いていたのか
窓から見える風景は
空っ風舞う冬景色
街路樹の葉はあらかた落ちてしまい
魚の骨の並木道

ふと見る ....
強く高みを掴んだ
脚に力を射して
秒速の息づかいを届けた
筋肉の震え
ハチドリの余韻
ふたごの虹

高音域を続けたのち
からだをつらぬく絹糸
歌はすべて感情から生まれ
歌はすべてあ ....
なんのために
歩くのか
それが死への行進であっても
もはや
退くこともできず
ただ祖國の土を踏むことだけを
夢見て
凍土を踏みしめて行く
泣く力はとうになく
乳さえ吸う力もない
赤 ....
街は凍りついていた
遠くで元血統書付きの野犬が唸り声を上げている
路上に放置された氷点下の水槽では
オレンジと赤と黒の模様の金魚が固まり
夏向きのお洒落なスイーツに見える

この冬の寒さは ....
そこに 現われたるは たいらの釜塩なるぞ
そんなに しおしおしてるけど
だけど 手に塩 つけてみなよ

体の軸に じくじくと
大好きなこと わいてくるぞHEY

平家一門の話を言って訊か ....
――薄氷の空
  貴女を攫う雪の華が綺麗で
  ただ見つめることしかできない
  世界を彩った、鮮やかな白



凍える大気
震える太陽
足下の街並みは雪に沈む


何一つ変わ ....
今年の漢字は“ 絆 ” ってことで
世間ではスーパーのタイムサービスみたいに
絆 絆 絆 と 声高に叫ばれている

“ 絆 ” ラーメン “ 絆 ” メイクアップ
斎場では メモリアルセット ....
僕らには永遠がある

あの眩しい午後に逃げ水のなかで君に会う

たがいの輪郭を確かめながら愛し合うのだね


じゃんけんで運命が決まるなら良いのだが

あいにく物事は因果律が支配して ....
夜の底
白いテラスで
まるで一粒の水滴になったような気持ちで
佇む
この心は何かから
別れてゆこうとしているのだ
何からなのかはわからないが
さびしく はるかに
遠ざかってゆこうとして ....
愛は静かに燃えている

いつも静かに

夢は激しく脈打っている

いつも激しく

笑顔は正しく輝いている

いつも正しく


では、それは何の為?


優しさに紛れて
 ....
今朝も
様々な具材を乗せて
すし詰め電車が
発車していきます

季節は冬ゆえ
暗い彩りになることは
ご容赦いただきます

味は
休日明けゆえ保証します
たらふくご馳走を腹に溜め込 ....
わたしは愚者を代表して 今日
自由と愚者と風についての箴言をここに記す

自由とは
どんな法則よりも 尊く
厳粛な 掟である

死を予感させる風が吹き
枯木たちは一斉にガサガサと喋りだ ....
感覚は、何かがあることを教えてくれる。
それはその物が何であるのかは伝えないし、
その物にまつわる他のことを伝えてもくれない。
ただ何かがあることのみを知らせるのである。

(C.G.ユング ....
最初に
魚影がよぎる

同時に
背骨が見つかることもあるが
大抵は時間がかかる

次に
尻尾が見つかるが
順番が逆の時もある

頭はどうでも良い
後で取って付ければ良いのだ ....
食べる 食べる 私は食べる
鬼か 悪魔か
私は今日もヒト狩りに向かい
心を いくつもの心を
捕らえてくる

汚れたテーブルの皿に
煮込まれた心が
盛られている
様々な心は
東から上 ....
事を荒立てることが良くないことは
疾うの昔に知っていた。

(波風が立つと居づらくなる)
(昔から知ってはいるが、考えもしなかった)

自分が子供じゃないことも
俺も含めて知っていた。
 ....
ある寒い朝雑木林を歩いていると
桃色の温もりがありそうな耳が一つ落ちていた
自分の耳じゃなかろうかと
両手でそれぞれ触ると
ぽろりぽろりと落ちてしまった

あれれこれはいかんぞとすばやく手 ....
テレビであじさいの描き方をやってた

ぼくもそれをやってみることにした

灰色のクレヨンで花びらをテキトーに描いた

それからスポンジに染ませた紫で花びらをたたいた

可憐な色合いの絵が目の前に出来上 ....
あなたの子宮に土足で踏み入り
神の名をみだりに唱え
過ちの傷心を石もて追い打ち
胎児の青写真に勝手な名を付け
不動産の看板を立てようとする者達に

産婦人科クリニックの営業を妨害し
手術 ....
二十歳の誕生日も近づき
お祝いに赤飯を炊いたというから
おすそ分けを貰いに寄った
買物のついでにお菓子類など買って
ちょっとお祝い気分
日曜日で車庫に車がない
ああ 遊びに行ったのね

 ....
寒鴉ココロの隙に嘴を

笑えないギャグを飛ばして滝凍る

大寒に愛を深めて寒からず

冬深し電車が走る日の出前

狩人が狩人を狩る月曜日

たい焼きをナイフフォークで食うマナー
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しゅりけん- 壮佑自由詩23*12-2-3
淡白質の口先- yuugao自由詩212-2-3
父の撮る写真- 相差 遠 ...自由詩10*12-2-3
太陽と風- 森の猫自由詩13*12-2-3
空中庭園- 未有花自由詩17*12-2-3
白きハンカチ- 石田とわ自由詩7*12-2-3
静寂の中で弾く過去は- 邦秋自由詩2*12-2-3
かまぼこ型_どんぶり型- ただのみ ...自由詩19*12-2-2
『とがらせろ』- あおい満 ...自由詩8*12-2-2
鏡の中の猫- ……とあ ...自由詩24*12-2-2
ひかりと歌とふたごの虹- たちばな ...自由詩23*12-2-2
チチハルからの渡り鳥- そらの珊 ...自由詩10*12-2-2
あんまり寒いから今夜は熱燗にします- 花形新次自由詩4+*12-2-1
平_釜塩- るるりら携帯写真+ ...10*12-2-1
薄氷の空- 涼深自由詩412-2-1
【_私にとって_“_絆_”_とは?_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-2-1
ふぇにっくす- 梅昆布茶自由詩612-2-1
青の別離- 塔野夏子自由詩7*12-1-31
恋の囁く音がする。- 永乃ゆち自由詩2*12-1-31
人間巻き- そらの珊 ...自由詩13*12-1-31
自由と愚者と風と- ただのみ ...自由詩7*12-1-30
夢のつづき_(夢喰植物)- 乾 加津 ...自由詩19*12-1-30
詩のおさかな- nonya自由詩26*12-1-30
Image(冬)連- within自由詩7*12-1-30
パワハラ- ……とあ ...自由詩8*12-1-30
みぎみみ- 灰泥軽茶自由詩5*12-1-30
あじさいの描き方- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-1-29
マグダラのマリア達- salco自由詩3*12-1-29
誕生する- 砂木自由詩17*12-1-29
俳句2012_冬2_たい焼き- 北大路京 ...俳句16*12-1-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597