からみついて
はなれ ない

わたし の

あし を
て を

はな して

そら を みつめる
あ な た

きえない ゆめ

す てられ ない

きら ....
ずみの花が咲いた
夜にかくれて ひとつ、またひとつと 
ふくらんでは夢のようにひらく優しい花よ

ずみの花が光る
風を香らせ たわわに揺れる
蜜蜂達が 遊ぶ梢に
私も腕を拡げて 飛びたい ....
遠ざかる青いカンパスの咆哮が、
夜の鋭い視線に切り裂かれて、
街は、暗闇の静脈を流れるひかりのなかで、
厳かに再生されてゆく。
落下し続ける星座の森が、映し出されている、
高層ビルの滑らかな ....
いつものスタジオでいつものメンバーで

いつもの歌を歌ってる

みんな暇なとき集まって練習

このひとときが面白い

カラオケでもいい

バンドでもいいとにかく歌が歌いたい

 ....
喋らなくなったキミは
瞼を閉じたきりで
いけない夢を見ているの
悪い子には私がお仕置きを

白い腕をだらしなく垂らして
なんて情けないの
抵抗しない身体は意外と重いのね
早く連れ出して ....
千代紙こうてくれへん?
匂い付きのやつやで。
嗅ぐと、鼻の奥んとこが、ジーンとなんねん。
何や懐かしいこと、思い出せそうで、思いだせへん
あわーい陶酔があんねん。
千代紙には。
何でやろ、 ....
あたしの心の奥底に
善と悪のふたごがちんまり住んでいる

哀しい事があるたびに
鏡の中の世界だと言い聞かせ
嬉しい事があると
これが当たり前だと言う現金な奴ら

言い訳上手なあたし ....
また誰かがどこかで
あの人の悪口を言っている
馬鹿だと罵っている
出来損ないだと嘲笑している

皆が集まってきて
あの人に痛い眼差しを向けている
沢山の人に囲まれて動けないあの人
苦い ....
お前にそっくりな
ひよこ豆をゆでる

おまえにそっくりな
ちいちゃな鉤鼻と
これまたおまえにそっくりな
ちいちゃなおしりがついている

圧力釜なら早いが
ああ、
それはぜんぶお ....
右足の甲に落ちた水滴が
全身のわずかな震えを止めて
律儀な夜は昼となり
見知らぬ今日が明るみにでる

私の琥珀色の影は
夢遊病のような顔つきで
あなたの記憶のどこかに
住 ....
東京は深くなっていく
今こうしている間にも
底なしに流れ込んでいく風に乗せて
僕らは深呼吸が出来るようになっている
そんなふうに、少しずつ思い出しながら
東京は深く、なっていく
君は回答を ....
放った言葉は
宇宙葬
想われた言葉は
さようなら

糸の切れた凧のように
僕は自由ですね

されど
日々は変わらず続き
空の色さえ失っていません

その普遍性に
安堵し
途 ....
どういう縁かは知らなかったけど、ひと夏、おばあさんが家にいた。

でしゃばらない、口数の少ない人だった。

私は小学6年生。すきな人がいて、友達がいて、楽しかった。

「主人は、三男坊 ....
やっていたゲームの電池が切れ

やる気無くした僕は

ペーパーナイフのような気持ちが

突き刺さり痛み出した

つまり感情をバクハツさせる

教室でやっているテストなんか意味がない ....
ぐらぐらと、
煮え立っていた。

ぐらぐらと、
煮え立っていた。

ぐらぐらと、
煮え立っていた。


やかんは、
気が付くと、
空になっておっ ....
手をつないで歩けば
その瞳にも
この瞳にも
きらきらひかる
ちいさなちいさな
野の花でさえ



注:庭石菖(ニワセキショウ)という1センチくらいの小さな花です
雨を待つ君

明日を待つ私

並んで
風に揺れる午後
 ひらべったい毎日が続く
 回る寿司みたいに幸せが回ってきたらいいのに
 
 身体がだるいのは精神のたるみ
 張り合いのない日常
 金網の中で過ごすような日常

 有難さも忘れて
 ....
瞼を閉じその暗闇の中に輝かしい自分が其処にいる
気持ちを大切に生きていた
そんな気が今となってはするだけ

焦る気持ちは初心を更に削り落とす
自分で自分を傷付けている
その傷跡を舐めて慰め ....
雨の部屋に静かに崩れる砂の声に
それでも傘を差せずにいる
いつも狭い夕暮れだった
零れていくものといえば、僕らの影ばかり

当たり前なほどに
当たり前はなくて
二十年後の空の色よりは
 ....
悲惨なニュース
雨が止まぬ
今夜もきっと
分かりあえない

夜雨の中で
殺された手の
ぬくもりだけが
街にヤサシイ

欲しくない靴、どれも汚い
笑えてるけど、なぜ不満足
十字路 ....
祈りとは
神に語りかけること
畏怖と親愛と
そう相容れない想いが
ひとところにあるもの

空が砕かれて鳩が羽ばたくように
割れんばかりの祝福をください
もし私にその価値があるなら
そ ....
絹のような 抗いがたい量感に
涙さえも濡れてゆく


霧とよぶには 重たく
雨とよぶには 軽く
そこはかとなく
命名を拒むような
その 結界に包まれて
記憶の軸も同様に
遠退い ....
やっと、
波が来た。
ヤセイに満ちた、
笑う波。砕けてさらに、
あざ笑う波。

細胞
細胞が闘えという
波と
海と

アフロのカマレラもニカッ

親指立てる
走って帰って ....
ぐるぐる太陽の下、
ぼくたちは生まれて、
食べて寝て起きて、
また食べて、
生きて、
いる。

まいにちまいにち、
いつもまいにち。
食べて寝て起きて ....
  窓の網目の向こう側


  揺れる緑

  ブランコの白

  減りゆく隙間から

  時間を走る

  自転車の銀


  今日の内側は

  青い空のおかげ ....
「えくぼ」


六月の風にゆれる
さくらの葉っぱ。
よく見たら
ぽつぽつ 穴があいている。
虫に食べられてしまったのだろうか?

穴は どこかの虫の命を みたして
穴は みずみずし ....
いつも眠ることばかりを考えていました
枕の硬さが場所についてを語っているので
少しばかり、指先を開くようにして
眠る場所のことばかりを想っていました

安息は帰りましたか
こちらでは同じこ ....
空は虹色に溶け
得体の知れない甘さが
いちめんに薫り立つ夏のゆうぐれだ
長い夏のゆうぐれだ
君の記憶が
水のように透明に
けれど水よりも濃い密度で滴ってきて
それは容易く
私の現在を侵 ....
満月ぽっかり
いや
ぽっかりじゃないな なんだか
もっと

おろーん
満月おろーん
いや
しかし

おっきいなあ今夜のは
なんだかおまえに食べさせたい
イグアナに
イグアナの ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つた(03_05_28作)- 砂木自由詩8*06-6-16
ずみ- 紫翠自由詩3*06-6-16
いのちのいる場所- 前田ふむ ...自由詩16+*06-6-16
歌のことで頭がイッパイ- こめ自由詩1006-6-16
execution- AKiHiCo自由詩206-6-16
ぶるー・びぃず- 佐野権太自由詩22*06-6-16
*ふたごパラドックス*- かおる自由詩8*06-6-16
歪んだ感情が潤む所- AKiHiCo自由詩3*06-6-16
ひよこ豆- 水在らあ ...自由詩20*06-6-16
幻雨- むらさき自由詩5*06-6-16
アンダーグラウンド- 霜天自由詩306-6-16
ネロリのこいふみ- 藤原有絵自由詩16*06-6-15
幸薄き人の声を- 逢坂桜自由詩5*06-6-15
レッドマーチ- こめ自由詩806-6-15
「_やかん。_」- PULL.自由詩10*06-6-15
野の道- LEO携帯写真+ ...11*06-6-15
待ち合わせ- LEO携帯写真+ ...18*06-6-15
見つけ出せ- 山崎 風 ...自由詩4*06-6-15
初夏はすぐ傍まで来ているというのに・・・- 海月自由詩2*06-6-15
蒸留水- 霜天自由詩706-6-15
「ふたり、夜、雨、青の雫」- 木賊ゾク自由詩5*06-6-14
祈り- けんご自由詩506-6-14
霧雨- 千波 一 ...自由詩12*06-6-14
ヤセイ- 水在らあ ...自由詩9*06-6-14
「_ナパパホパパ・ヘパ・ウパパヤ。_」- PULL.自由詩12*06-6-14
『日差し色』- シュガー ...自由詩6*06-6-14
なにもないうた。- まほし自由詩48*06-6-14
祖国- 霜天自由詩1206-6-14
夏の場所- 塔野夏子自由詩21*06-6-13
イグアナで待ってるぜ- 水在らあ ...自由詩8*06-6-13

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