作 ゆうすけ


ぼくはぜんあくにしばられずに、
いきていきたいです。

ぼくのおとうさんはせいぎのヒーローでした。
マントのかわりにはいいろのせびろをきて、
ぼくをたたこうとするおか ....


 朝目覚む
 早き時刻
 妻に声をかく
 名を呼べど答えず
 名をもう一度呼ぶ
 目を開けず
 もしやとよく顔を見る
 もしやと閉じた
 目を開いてみる
 妻にっこり笑みて ....
履き違えた破壊衝動にプラスアルファで誰かの肩書きが消えていなくなる
その言葉に騙されたのならば油断していた彼らが悪いのだ
編纂する余裕もない灰色の脳みそたち


暗号化された社会に押し込めら ....
生ぬるいカフェオレを飲んでいた
あめが
ぽつりぽつりと
窓を叩いて
私に何かを伝えていく
内容などわからない
感触のない
あいのようなものだろうと考えていた

君が
冷たい氷の ....
 

あたいは線香花火

絶頂をすぎてもチリチリ感じていたい

火球 果てるまで




 
病院待合室に警報音が2度鳴り響く
何処で鳴っているのだろうと音源を探す

と、待合室の片隅に置かれた冷水機から
誰も触っていないのに水が出始める

誰も居ないのに放物線を描いて噴出する水
 ....
右のマスの滲み。
まさかと思っていたら
左マスにも滲みがあった。

利き腕に嘘をつくようなことは
右と左の両方が許さない。

主体と主題が、慰め合いながら
互いに肩を並べてしまった時か ....
汗だくのからだを冷やしながら

なんだか陶然となっていた

想いの振り子がぐわんぐわんいっている


いつでも泣けそうだ

いくらでも泣けそうだ

目をつむり

咳込むように名を呼べば

いつでも泣け ....
いずもふるねの かなしさは
まことは きびのえいゆうに
まけたじじつを かくされて
かなしきいりねの だましうち
そのうち いずものへいていと
おうと をうと たまのやまわけ
きびと やま ....
さっきふき取った
除光液の
ツンとした匂いが

まだ部屋に
漂っている

シャワーを浴びて

真っ赤な
ペディキュアを
塗りなおす

チュニックも
サンダルも
決まった
 ....
学生のころかなりの額を投資して

UFOキャッチャーの鬼と呼ばれていたことがある

きのう健康ランドに前泊した

ゲーセンにUFOキャッチャーがあった

スヌーピーが気持ちよさそうに寝ていた

ぼくは ....
稲の花
誰にも観られることなく
知られることなく
散ってゆくよ

闇に浮かぶ
百合でさえほらこんなに
観られたがり屋
なのに

散ってゆく
ひとひら
淡雪に似たその

手の ....
汗が光ったのを察知して
君は一生懸命 左手で扇いでくれる

クエン酸の入ったドリンクを一気に流しこむ
その立ち姿を横目に

また夏が来たネ!と
笑いながらハンカチを渡す 麦わら帽の君
かげに入ると消えるよ
あまい香りなびくよ
そして、山をのぼろう

低い木立続くよ
かくれんぼは負けだよ
蜂は蜜をみつける

 肩に落雷
 肩に落雷
 ころされそうな扉をひらけ
  ....
昔むかし あるところに
とても優しい おじいさんと おばあさんが住んでいました。
 
おじいさんは山へ芝刈りに行きました。
 
おじいさんは山で不思議体験をしました。
そして、たくさんの小 ....
日曜日の11時
生き延びた僕らは
模型機関車の運転会に出かけた
会場のツインメッセは
石炭や油の排気ガスの臭いが立ち込めてきつかったが
子供達を乗せたC56型やロケット号が快走し
 ....
日々草が咲いててね
とっても綺麗だったから
花言葉ってあるよねって
とつぜん思ったりして

調べてみたら
なるほどって思った

街中の大きな花屋さんにひまわりがあってね
ビックリする ....
山すそに嫁いで間もない頃は
会社から帰って玄関を開ける前に
そっと結婚指輪をみつめた
関所を越える前の通行手形
新姓と共に 自分で選んだ道
でも まったくなじみのない夫の家族達
ただいま  ....
朝焼けに
一羽のかもめ
雨上がりの黒い砂
足跡がひとつ
ざらつく視界

限りなく打ち寄せる
あったことと
なかったことの
波打ち際

灰色の雲間から
淡い光が染み込んでくる
 ....
怖いだろ?
怖いだろ?
制御できない感情は怖いだろ?
言いようのない激情は怖いだろ?

じゃぁ、じゃぁさ
理不尽に振り上げられる手は?
無秩序に飛んでくる足は?


そして2時間ド ....
また空の底が抜けたから
3日間もバケツでぶちまけられるほどの
雨が続いて
大地に龍の輪郭を浮だたせてしまった

輪郭はうねり
橋や田や実りのはずだったところを
凝らされた丹精を
精力剤 ....
ジグソーパズルの
欠けた1ピースが
見つからない

左目をなくした
モナリザが恨めしそうに
見上げている

完全であることに
恋焦がれる病が
再発したらしい

散らかった机 ....
雨乞いをする鈴虫の鳴き声は鉛筆の芯を削るようだ
次第〃に薄らいでゆく窓
ちいさな発動機の音が近づいて来る
予定はまったくないのに、朝刊のもぐり込む音にまたドキリとしてしまう
時計の針 ....
地震
崩壊
揺れ
一度は死んだという思い
希美子、幸司、靖司
混乱
信頼
マンボちゃん、知沙
揺らぎ
ターハイ
イッチャン、ニチャン、サンチャン
巻き込みあいながら
ひとつとし ....
暗闇にいのちを

おもいっきり

ぶつけて

しまい

たく

なっ







それを静かに

ざわざわ見つめている


ぼくはあの誘惑にとりつかれている

こころが溢れだして

収拾がつかなく ....
真夏の図書館では
人の歩く音や
本のペエジを開く音
キイをならす音などが
美しく
混ざり合っている

サリ サリ サリと
新しい音を作っている

サリ サリ サリ サリ
キリ キ ....
あたしがみる夢は
いつも
途中で真っ黒になる
それは空から突然
真っ黒な布をはらりとかぶせられたように

やっと 電話が通じた途端
やっと あの人が現れた途端
やっと 抱きしめられた途 ....
望んでない炎
炎に{ルビ塗=まみ}れた稲わらが強引に{ルビ傾=かし}げる 
カーテン越しから囁く者たちは
そこから離れなさいと
ただ 唇を動かす

ありえない色
塗り替えられた あの土地 ....
跛(びっこ)をひいた男が独り
本屋の軒先を横切る
そこが本屋の軒先であることなど
全く意にも介さず

杖をついた老人が本屋の中から出てくる。
一冊の本を購入するでもなく
じっくりと日課の ....
き、き、

夏空にもくもくと湧き出した巨大な雲たちの間に間を、眩しい白の半袖シャツを着た大勢の子供たちがまるで天使のように飛び交い、

き、き、

炎を混ぜた白い煙をさかんに吹き出す二階建 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17884)
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頑固堂書店購買部- ……とあ ...自由詩13+*11-7-27
き、き、☆- atsuchan69自由詩12*11-7-27

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